一鉄草魂  鉄道風景と乗車記 

美しい信州の風景を五感で感じながら
日本の鉄道風景を求めて・・・

列車待つ靴に浸み込む五月雨や

2023-06-30 14:45:00 | 篠ノ井線
「列車待つ靴に浸み込む五月雨や」なんて一句詠んでみました。
「れっしゃまつ くつにしみこむ さみだれや」 季語…五月雨
五月雨は旧暦の五月に降る雨のことで現代では梅雨に降る雨のこと。
写真を撮るため?列車に乗るため?待っている間にも靴に雨水が浸み込んでくる。

撮影日 2023.06.11 09:55 坂北~聖高原

単線に迫る青田と屋敷林

2023-06-29 14:45:00 | アルピコ交通上高地線
「単線に迫る青田と屋敷林」なんて一句詠んでみました。
「たんせんに せまるあおたと やしきりん」 季語…青田
安曇野に点々と存在する屋敷を守るための屋敷林が此処にもあった。
青い田と屋敷林が単線のローカル線に迫っているが美しい風景だ。

撮影日 2023.06.03 12:21 北新・松本大学~新村

青増して早苗田の脇ローカル線

2023-06-28 14:45:00 | アルピコ交通上高地線
「青増して早苗田の脇ローカル線」なんて一句詠んでみました。
「あおまして さなえだのわき ローカルせん」 季語…早苗田
日に日に青さが増していく早苗田の脇を申し訳なさそうにローカル線が走る。
しかしそれは毎日の当たり前の幸せの風景なのです。

撮影日 2023.06.03 12:21 北新・松本大学~新村

麦秋至ちくま野いく電車

2023-06-27 14:45:00 | アルピコ交通上高地線
「麦秋至ちくま野いく電車」なんて一句詠んでみました。
「むぎのときいたる ちくまのいくでんしゃ」 季語…麦秋至
麦秋至で「むぎのときいたる」と読みます。七十二候の季節で夏の季語。
筑摩野にも麦の実る秋がやってきた。そんな風景の中を電車が走る。

撮影日 2023.06.03 11:44 新村~三溝

麦の秋東武より来た新顔や

2023-06-26 14:45:00 | アルピコ交通上高地線
「麦の秋東武より来た新顔や」なんて一句詠んでみました。
「むぎのあき とうぶよりきた しんがおや」 季語…麦の秋
東武鉄道の20000型、20050型の中間車に運転台を付けた車両である。
元京王の3000形を置き換える車両として活躍していく。

撮影日 2023.06.03 11:44 新村~三溝

色褪せし電車や金の麦畑

2023-06-25 14:45:00 | アルピコ交通上高地線
「色褪せし電車や金の麦畑」なんて一句詠んでみました。
「いろあせしでんしゃや きんのむぎばたけ」 季語…麦畑
引退が近い電車は色褪せて草臥れている。
反対に実りの麦は金色に輝き波打っていた。

撮影日 2023.06.03 11:41 新村~三溝

終焉のなぎさトレイン麦の秋

2023-06-24 14:45:00 | アルピコ交通上高地線
「終焉のなぎさトレイン麦の秋」なんて一句詠んでみました。
「しゅうえんの なぎさトレイン むぎのあき」 季語…麦の秋
駅名2つからキャラクターの「淵東なぎさ」が生まれたが、
このキャラクターラッピングされた引退が近い車両。

撮影日 2023.06.03 11:41 新村~三溝

電車来てぷはと息継ぐ蝌蚪蝌蚪や

2023-06-23 14:45:00 | アルピコ交通上高地線

「電車来てぷはと息継ぐ蝌蚪蝌蚪や」なんて一句詠んでみました。
「でんしゃきて ぷはといきつぐ かとかとや」 季語…蝌蚪
蝌蚪はオタマジャクシのこと。田んぼには数えきれないほどのオタマジャクシ。
ぷはっと息継ぎをするしぐさが愛くるしいが数の多さに圧倒された。

撮影日 2023.06.03 11:09 北新・松本大学駅

蛙の子ぽこと顔出し電車見る

2023-06-22 14:45:00 | アルピコ交通上高地線
「蛙の子ぽこと顔出し電車見る」なんて一句詠んでみました。
「かえるのこ ぽことかおだし でんしゃみる」 季語…蛙の子
彼方此方でオタマジャクシが息継ぎに水面から顔をぽこぽこ出している。
まるで電車を見るために顔を出しているこのよう…。

撮影日 2023.06.03 11:09 北新・松本大学~新村

さわさわと揺らぐ早苗の車窓かな

2023-06-21 14:45:00 | アルピコ交通上高地線
「さわさわと揺らぐ早苗の車窓かな」なんて一句詠んでみました。
「さわさわと ゆらぐさなえの しゃそうかな」 季語…早苗
田植えが終わったばかりの田に早苗が風でさわさわと揺れている。
整然と植えられ青々とした稲が美しい田の風景でした。

撮影日 2023.06.03 10:56 北新・松本大学~新村