共通テーマ「辿る」でAが書いた詩を投稿します。
喪失不可記憶
一日の最後
未熟な魂を抱きかかえ
ベッドに潜り込めば
すぐに眠りにつけると
楽観するのは大間違い
辿っても苦いだけの
未解決の記憶がいくつか
ランダムに再生される
覚えていたくないことを
忘れない能力は
将来のためになるのだろうか
ためにならないんだったら
このまま死にたいな
などと
幾晩も考えていたね
翌朝は
起床したくないほど
疲れていたね
喪失不可記憶
一日の最後
未熟な魂を抱きかかえ
ベッドに潜り込めば
すぐに眠りにつけると
楽観するのは大間違い
辿っても苦いだけの
未解決の記憶がいくつか
ランダムに再生される
覚えていたくないことを
忘れない能力は
将来のためになるのだろうか
ためにならないんだったら
このまま死にたいな
などと
幾晩も考えていたね
翌朝は
起床したくないほど
疲れていたね