湘南文芸TAK

逗子でフツーに暮らし詩を書いています。オリジナルの詩と地域と文学についてほぼ毎日アップ。現代詩を書くメンバー募集中。

不如帰inカツベン

2021-06-18 23:51:19 | 文学
映画「カツベン!」を鑑賞していたら、徳富蘆花最大のベストセラー「不如帰」を活動弁士が説明する場面が出てきました。

逗子海岸での武男と浪子の場面ですね。ロケ場所は違うみたいだけど。
主人公が芝居小屋前で「新派悲劇は不如帰~!」と呼び込みます。映画の時代設定は関東大震災すぐ後。
最初の頃は無声映画だったんですね。調べたらそこまでに6~7本の「不如帰」映画が作られています。
その後トーキーになっても映画化され続け、合計19回も!
「カツベン!」は無声映画時代のドタバタに色と音声を付けたような面白コメディでした。

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湘南文芸7月の予定

2021-06-16 23:23:43 | 文学

今月も、同じフロアでやっている新型コロナ予防接種を横目に定例会。
来月の合評会は7月14日(水)14:00~@逗子市民交流センター1階。
テーマは毒 返す。自由題も可。
作品提出締切は7月11日(日)です。
よろしくお願いします。
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レース俳句

2021-06-15 17:18:45 | 文学
この間の小笠原学園俳句入門で、講師の選に入ったAの作品。季題は「レース」でした。

恐ろしき速度で友はレース編む
梅雨夕焼茶箱の隅のレース生地
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子猫&蝸牛俳句

2021-06-13 23:04:48 | 文学
逗子の小笠原学園に掲示されている俳句コーナー。

5月の投句箱お題「子猫」で、次のAの投句が取り上げられました。
青星(シリウス)の光芒二つ子猫の眼
今月募集しているのは「かたつむり」と自由題の俳句です。
例句 いつの間に近くにをりし蝸牛(かたつむり) 岸田稚魚
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窓の詩パート7

2021-06-11 23:02:21 | オリジナル
共通テーマ「窓」でZが書いた詩を投稿します。


窓に映る 自分の顔に 飽き飽きし
窓の向こうの 緑の世界 小鳥のさえずりに 誘われて
散歩するため 外には出たが
ただ 散歩ということだけが 目的となって
何処に行こうか戸惑うばかり
行き交う人とは マスクごしの小声の挨拶
ママゴト遊びで 野の花選ぶ
子供達だけ 輝いている コロナの世界
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窓の詩パート6

2021-06-10 18:48:01 | オリジナル
共通テーマ「窓」でZが書いた詩を投稿します。

ウインドウズ
ウインドウズとやらで
世の中全て 眺められると信じこんだ
飼い慣らされた 哀れな心
ディスプレイに映るのは
他人の思いと 他人の選択
何ひとつ 私の心が存在しない砂漠の世界
自分の心のウインドウを 覗いてみたら
闇 闇 闇 だけが感じられ
手探りしながら 恐る恐る歩いている
コロナに怯える 高齢者
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窓の詩パート5

2021-06-09 09:56:45 | オリジナル
共通テーマ「窓」でZが書いた詩を投稿します。



締めたままの北の窓から 今日も聞こえる
小鳥のさえずり 園児の嬌声
どれ程せいせい するだろう
幼き子のよう 大きな声で
さようならと 言えたのなら

南の窓から 入ってくるものは
なま温かい空気と 身を焦がす太陽
窓から 我が身の行き先覗いて見たが
隣の家に 遮られ 輪郭すらもみえはせず

まあいいさ
どうせ行き当たりばったりの 人生ならば
窓から身を出し 海風身に受け
この胸いっぱい潮風入れて
今日という この日を生きてやる
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散るの詩パート5

2021-06-07 19:46:13 | オリジナル
Zが書いた詩を投稿します。神武寺裏参道のイワタバコの花の写真もZの撮影です。

散る

桜のように 吹雪となって散る花でなく
音もなく 風にも舞わずに 花の形もそのままに
ストンと 糸ひき落ちる 純白のエゴの花
和歌にも詠まれず 絵にも描かれず
川に流せば 小魚浮かぶ 毒を含んだ エゴの花

その花の様 毒を含んだ我が身故 
きっと逝くとき 音もなくストンと
散ってしまうのだろうか
いやはや そうとも限らない
丁半博打の この世の世界 
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散るの詩パート4

2021-06-05 22:32:58 | オリジナル
共通テーマ「散る」でTが書いた詩を投稿します。

ある循環

太陽フレアーのように
あなたの詩が閃光を放つ
想念は届き
私は発熱する

オーロラのように
キャンバスの上に
色鮮やかに現れる
私のとらえたイメージ

塗り終わると
湧き立った私の
エナジーは飛散して
再びあなたのもとへ
戻っていく
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ハンミョウ俳句

2021-06-04 14:48:13 | 文学
今日6月4日は虫の日。歳時記で夏の季語になっている虫を見ていたら「斑猫(ハンミョウ、傍題 道おしえ)」の名前を見つけました。
山地でよく見られ、人が近づくと1メートルほど先に飛ぶ。再び近づくとまた同じ動作を繰り返し、まるで道を教えているようなので「道おしえ」の名で親しまれる。と、歳時記に解説されています。
道おしえの句が、池子の石切場跡に彫られています。

ふり向けばうしろにも居りみちをしへ 知迪
戦前に彫られたもので、この俳人の詳細については分かりません。この辺にはハンミョウがいっぱいいたのかな?

ドラマ「西遊記」のロケ地にもなったこの石切場跡。夏でもひんやりしてなかなかの異世界感です。
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