湘南文芸TAK

逗子でフツーに暮らし詩を書いています。オリジナルの詩と地域と文学についてほぼ毎日アップ。現代詩を書くメンバー募集中。

窓の詩パート5

2021-06-09 09:56:45 | オリジナル
共通テーマ「窓」でZが書いた詩を投稿します。



締めたままの北の窓から 今日も聞こえる
小鳥のさえずり 園児の嬌声
どれ程せいせい するだろう
幼き子のよう 大きな声で
さようならと 言えたのなら

南の窓から 入ってくるものは
なま温かい空気と 身を焦がす太陽
窓から 我が身の行き先覗いて見たが
隣の家に 遮られ 輪郭すらもみえはせず

まあいいさ
どうせ行き当たりばったりの 人生ならば
窓から身を出し 海風身に受け
この胸いっぱい潮風入れて
今日という この日を生きてやる
コメント
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