共通テーマ「耳」でTが書いた詩を投稿します。
闇の中
朔の夜
山の上の原を歩いた
星も見えない
手元の電気を消すと
自身の体もおぼろ
思念がかすかな波になって漂い出す
微弱な音さえもひろう敏感になった耳
染み入った音は
蛍火のように小さく発光する
私の中で
この灯りは何を照らしだすのか
風が渡っていく
過ぎてしまった季節
闇の中
朔の夜
山の上の原を歩いた
星も見えない
手元の電気を消すと
自身の体もおぼろ
思念がかすかな波になって漂い出す
微弱な音さえもひろう敏感になった耳
染み入った音は
蛍火のように小さく発光する
私の中で
この灯りは何を照らしだすのか
風が渡っていく
過ぎてしまった季節
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