湘南文芸TAK

逗子でフツーに暮らし詩を書いています。オリジナルの詩と地域と文学についてほぼ毎日アップ。現代詩を書くメンバー募集中。

思い出へんぺんちぎれ雲

2022-08-31 07:08:16 | 文学

著者前書きにこうあります。
 思い出というと、一般的に、これまで経験した出来事などが、深く心に残っていて、走馬灯のように繰り返し回転する事柄をいいますが、私の思い出はそうしたものではなく、あっちにひとつ、こっちにも、ひとつ、とはっきりしない、ばらけては消えていく、ちぎれ雲なのです。
 そこで、十代の頃から各雑誌などに載せていただいた詩や短文、随筆などの断片的なちぎれ雲のかたまりを寄せ集め、足りないところを書き足したのが本書です。
(中略)八十代になって自分の続けてきたことをまとめておかなければ、という焦りか、それとも単なるあつかましさか分かりませんが、ともかく勝手につくってしまいました。

十代のナイーブさ溢れる詩から、私が読ませていただき今年の「こあじろの森くらぶ通信」に掲載された植物エッセイまでが収められています。
須田さんのお姿を思い出しながら、大切に読んでいます。ご恵贈くださったご遺族に御礼申し上げます。
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