共通テーマ「砕く」でAが書いた詩を投稿します。
下り線
誰もが持つ漫画のような願望
痛勤途中に逆方向の電車に乗ること
仮の急用か急病と連絡しておけば
一日くらいは許される
海洋と大学を職場にしていた
祖父をなんとなく思って
三崎口まで行きバスに乗る
城ヶ島の磯 岩礁 洞門
至る所で波が砕けている
私も散り散りに砕けてしまえば
楽になるというのに
中途半端に波に叫び
明日は上りホームで
従順に電車を待つのだ
下り線
誰もが持つ漫画のような願望
痛勤途中に逆方向の電車に乗ること
仮の急用か急病と連絡しておけば
一日くらいは許される
海洋と大学を職場にしていた
祖父をなんとなく思って
三崎口まで行きバスに乗る
城ヶ島の磯 岩礁 洞門
至る所で波が砕けている
私も散り散りに砕けてしまえば
楽になるというのに
中途半端に波に叫び
明日は上りホームで
従順に電車を待つのだ