共通テーマ「食べる」でEが書いた詩を投稿します。
バナナ
バナナといえば
一本のバナナ
房なすバナナは
金色に輝き 店の奥に
見るだけのもの
風邪でねこむと
母がリンゴをすりおろす
まれのまれにバナナが現れる
バナナはそんな特注の
せつない一本
ときにスーパーをのぞくので
値段は知っている なのに
高価のイメージは昔のまゝ
罪はあの色あいにあるのだろうか
金の延べ板そのまゝの
バナナを房ごと一箱
宅配で取りよせようかと思うのだが
まだためしたことはない
房ごと独占 私(わたくし)するなど
許される行為ではない
バナナ
バナナといえば
一本のバナナ
房なすバナナは
金色に輝き 店の奥に
見るだけのもの
風邪でねこむと
母がリンゴをすりおろす
まれのまれにバナナが現れる
バナナはそんな特注の
せつない一本
ときにスーパーをのぞくので
値段は知っている なのに
高価のイメージは昔のまゝ
罪はあの色あいにあるのだろうか
金の延べ板そのまゝの
バナナを房ごと一箱
宅配で取りよせようかと思うのだが
まだためしたことはない
房ごと独占 私(わたくし)するなど
許される行為ではない