神鳴り(アメジストネックレス)

難聴ゆえに家居の好きな主婦です。過去、心臓弁膜症、大腸がんの手術を受けました。趣味は短歌です

先月のインターネット歌会に出した歌

2017年10月03日 06時46分33秒 | 短歌
このブログには短歌の記事を目的で読みに来てくださるかたもいらっしゃるので、遅ればせながら先月のインターネット歌会に出した拙歌のご紹介を。

お題は「色を入れた歌」でした。

ここからは歌会後に私が出した歌会御礼の転記になります。

         *

最近は、歌は記録と捉えて、事実に即した歌を詠むことをモットーにしています。

この歌もそうでした。実際にその前日にネットで黄色のカーディガンを買ったのでした。

そういうふうに実際にあったことしか詠えない状態になったことを歌にすれば、

  年取りて飛躍の歌は詠みがたく平たく詠みぬ今月もまた

コメントくださった皆様、ありがとうございました。m(_)m

  ★年取りてどんどん派手になるわれか昨日は黄色のカーディガン買ふ

*黄色は元気な色だからそれを選べる人はうらやましい。

*「どんどん派手になる」いいですね、前向きで楽しい歌。

-「どんどん派手になるわれか」というのが、作者の訴えたい感慨なのだろうが、
はっきりと言いすぎて損しているようだ。

-年齢を重ねてる毎に華やいでいく感じが素敵です。
ちょっと照れておられるような歌いぶりに好感を持ちました。

*黄色は明るく生命力を感じる色。
年齢を重ねるほどに元気が増しているのですね。
ぜひそのままで行ってほしいと思います。

*妙に納得し共感したお歌です。鮮やかな黄色が眼に浮かぶようです。



〇〇さんからいただいたコメント

このお歌は、「われか」の「か」が面白いと思いました。
普通なら「どんどん派手になるわれなり」と断定すると思うのですが、
自分でもよくわからないかのように「どんどん派手になる私かなあ」と
疑問と詠嘆のなかばくらいの感じでつぶやいているような。

黄色のカーディガンも太陽のようで華やかでいいですね。
こんなふうに年を取るなら楽しいかなと思いました。


〇〇さんからいただいたコメント

共感したお歌です。
最近わたしはネットショッピングが多いのですが、
「中高年向き」と最初から銘打っているお店より、
zozotownとか、若者向きのお店にとくに惹かれます。(笑)

上衣はともかくとして、スカート、パンツは3LサイズはZOZOにはなかなかなくて、
パンツ類はミセス向きのドゥクラッセ、オットーで、と使い分けております。

色合いも、もともと中高年になると自然と顔色もくすみ、暗くなりがちなので
逆に赤やピンク、明るいブルー、などなどを欲しくなります。

柄は華やいだ花柄とか、フリルやレースなど。



若い方ならそのまま無造作に白シャツとジーンズで十分美しいのですが
わたしのような年齢になりますと、いろいろと「工夫」がいるのであります。

このお歌、やはり「か」あたりで
なるのだろうかねぇ・・・的な感慨があり、断定していないところも
たゆたうような気持が出ていると思いました。

                          

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2 コメント

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日常を詠う難しさ (ハイジ)
2017-10-03 09:13:48
短歌は「日常の生活を詠う」とわかっているのですが初心者には難しいです。
「われか」の「か」が「われなり」の「なり」との違いでの短歌の意味。
コメントされるメンバーさんも流石と感心しました。
題材探しに四苦八苦のハイジの現状は。

友人とスーパーで偶然会いました。
お茶してお喋り。
友人の次男がお多賀さんに勤めてます。神主。
多賀大社の観月祭に短歌の応募を薦められました。
応募者全員観月祭に招待されるとか。
今年は10月4日が観月祭です。
来年忘れなければ応募してみようかな。
応募者全員招待がいいですね。
でも来年覚えているかどうか疑問あり。
多賀大社をお多賀さんと言います。

図書館のロビーコンサートが9月30日の土曜日にありました。
桐朋学園大学の卒業生達の演奏。
一番前の席でしたので難聴でも聞こえましたよ。
30㎝前での演奏でした。
無料ですが「さすが」の演奏でした。
図書館の各種イベントには時々参加しています。
短歌も今のペースのままのんびりと続けます。
角川短歌を読んでますと短歌は本当はたくさんたくさん詠わなくては上達しないとか。
子規も一本の線香が燃え尽きるまでの多作歌会を何度も実施。
bikoさんはブログで短歌の多作が出来ていますね。
暇と時間はあるのですがボーと何もせぬままに一日が過ぎていきます。
秋晴れの行楽シーズン。考えなくては。




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ハイジさんへ (biko)
2017-10-03 16:12:44
彦根市の図書館の行事は充実していますね。さすが井伊家のおひざ元で文化度が高いのでしょうね。

亡くなった河野裕子さんは、とにかくたくさん作れと言っておられました。裕子さんは一晩に百首作ったこともあると。

現、塔の主宰者の吉川宏志さんも、たくさん作るうちに感覚が麻痺してきて、秀歌が生まれるのかもしれないというようなことを言っておられました。

歌には理が入ってはいけないと言われますが、たくさん作って感覚が麻痺してくると理が抜けていくのかもしれませんね。

ハイジさんは、蒲生野という最高のロケーションに住んでおられて、お仲間にも恵まれて、申し分ない環境ですね。

角川短歌も読まれているということなので、きっと素晴らしい歌人になられると思います。

私は、短歌の雑誌こそ購読していますが、最近は、ほとんど読まずです。

歌は作ることも大事ですが、人の歌を読ませてもらうことがそれ以上に大事でもありますので、ぜひ頑張ってくださいませ。
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