神鳴り(アメジストネックレス)

難聴ゆえに家居の好きな主婦です。過去、心臓弁膜症、大腸がんの手術を受けました。趣味は短歌です

同窓会誌

2014年10月06日 17時06分04秒 | 日記
出身短大の同窓会誌が届いた。

なんでも、11月1日に母校で同窓会があるらしい。

卒業後、1年後に仲の良かった友人4人で友人の下宿に集まったことがある。これは、卒業式の日に4人で約束してあった。

私は短大を出て田舎に帰って銀行に就職をしていたが、大学のほうに進学した友人はまだ学部の3回生だったから、そこに皆で泊めてもらった。

「また会おうね」と言って別れてから、その後それぞれ結婚をしたりして、なんとはなしに疎遠になった。

鹿児島の歯科医に嫁いだ友人とは、私達がまだ大阪のマンションに居たころ、何回か一家で泊まってもらったりして、しばらく交流があったが、ここ20年ほど会っていない。

東京在住の友人とは、10年ほど前、娘が東京にいた頃に一度会った。当時の娘達の住いの最寄り駅が友人と同じ小田急線の沿線であることに気づいて、思い切って連絡して訪問したのだった。友人は、いわゆる山の手の、池のある庭付きの立派な住宅に住んでいた。

子どもさんは、2人とも早稲田大学を卒業して、ご長男は弁護士、次男さんは某テレビ局勤務で、なかなか優秀なのだ。

友人自身も自宅で小学生相手の英語塾をしていた。この友人は、卒業後、一流ホテルに就職して、ずっと英語を使う職場にいたから英会話が堪能だったのだ。

私は、ずっと専業主婦で、特に人に誇れるような仕事もしていなかったので、気後れがした。

だけでなく、難聴が進んだから、ただ会うことだけでも気後れがした。

今年の3月に娘一家が、また名古屋から東京に戻ったから、会いたいと思う気持ちは強いが、でも、でも、と思ってしまう。

夫に話すと、「そんなことを気にしていたら、ますます自分の世界を狭めてしまうから、気にしないで会えば」と言う。

でも、それは、やはり夫が健聴者だから、そういうふうに考えるのであって、実際、私のように難聴が進んだ場合、躊躇ってしまうのは仕方ないと思う。

もちろん友人はいい人だから、私の難聴が進んだからといって、会うのを嫌がることは決してない。むしろ、これほどもと思うほど歓待してくれる。

あと一人の友人は、私達3人とは違って大学のほうに在学していたから、その後お互い環境が変わって、再会後、一度も会っていない。彼女は静岡県の掛川市出身だった。

というわけで、同窓会誌を捲っていたら、同窓会も行ってみたい気持ちが湧いてくるが、無理だろう。

でも、悲観するのは止めよう。私の現在の境遇が幸せでないとは決して言えないから。

優しい家族に恵まれて、むしろ幸せなほうかもしれない、と思わなければ罰が当たるだろう。

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