静 夜 思

挙頭望西峰 傾杯忘憂酒

意味深な≪ロシアに関する報道:2題≫

2024-01-20 19:33:36 | 時評
▲ 革命の父・レーニンの遺体を移す?
    唐突なニュースに驚いた。<革命後これまで『レーニン廟』に安置されていた遺体を普通の墓地に埋葬しなおしてはどうか?>とのアンケートがあったという。
   結果は墓地に埋葬が「廟に残す」を上回ったという。 此の結果が意味する事をどう解釈するのか? よくわからない。墓に埋める事の意義づけとは?
   ロシア人の埋葬感覚の変化云々もさりながら、私は「いま何故このようなアンケートを」「誰が」「何のために」行ったのか? に興味を抱いてしまう。

   プーチンがソ連時代に郷愁を抱き、強いロシア、栄光あるロシアへの回帰を標榜することが生きがいであることは疑いようがない。とすれば、社会主義革命で倒した
   のが例え帝政であれ、強大なロシア帝国の版図を取り戻したい。プーチン自身の愛国観が国民大衆ではどうなのか? それにはレーニンがどう思われているのかを
   知りたい。ロシア人にとりレーニンは、圧政の帝政を倒した功績より、ソ連になって欧米と互角に戦える礎を築いた人物だからという尊崇の念が高い。
    そういう事なのだろうか? それを確かめ、大ロシア主義を高めたいからか。

◆ プーチン大統領:ロシア帝国時代並びにソ連邦時代の対外資産の調査を指示

  これも<今頃、何いうの?>の感を禁じえない。ウクライナ東南部に攻め入った理屈『苦しめられているロシア人が住んでるから彼らを助けるため占領して奪還するのだ』
  これに繋がらないか? 調べてどうするのだろう? 何に使うのだろうか。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする