静 夜 思

挙頭望西峰 傾杯忘憂酒

≪ ボブ・ロバーツとのお喋り ≫  アメリカ大統領選挙で世界は「大戦国時代」に突入か

2024-01-22 14:28:12 | ボブ・ロバーツとのお喋り
(ボブ)は~い、シャオリー、元気かい? 本当に長い間キミの顔と声に接してなかったね。去年の10月以来では?
(小李)おお、ホント、10月以来だね。歯が悪くなった程度のトラブルはあるけど、僕は元気だよ、ボブ。 君は大丈夫かい? シカゴは寒いだろうな。
(ボブ)寒い?昔ほどじゃないさ。・・昨日だったかな、日本が月面に衛星を着地させたのは。うん、メディアによれば、ピンポイントに近い成功だったみたいだね。
(小李)ああ、そうらしいね。然しまた、US政府はまた月に人間を送るプランを立てたらしい。突然に聞こえるが、ありゃ何だい?
(ボブ)突然なのは、思うに、チャイナの宇宙衛星技術が大幅に進歩したことへの焦りからではないかな。何せ、狙いは鉱物資源と言われているからね。
(小李)そうかもしれないな。 北極の融氷を待っての航路開拓だけじゃなく、レアメタル探査にもちチャイナは熱心だからね。

(ボブ)ところで、日本じゃLDPが内紛になりかけている、とこちらの報道では言っているが、どうなんだい?
(小李)内紛という見方が合ってるかは分からないが、僕は余り重く見ていないよ。野党支持者が期待するような政権不安定化や政権交代までは、どうかな。
(ボブ)そうなの。ふ~ん。・・どうして君は そう思うのかな?
(小李)言いたくはないが、白黒ハッキリ、最後まで追求するのが嫌いな日本人の集団だから、何事も徹底的に自己浄化できないんだよ。今度も駄目さ。
(ボブ)ああ、それは君が「日本に帰ってから最も失望したことだ」と頻繁に言ってたな。今も同じ?
(小李)うん、暫くの間、熱を込めて日本の政治に関して吠えていたが、もう諦めた。人生の貴重な残り時間を虚しく費やしたくないからね。

(小李)ところで、トランプは何故「免責特権」なんて言い出すのかな? USの法体系には何故そんなものが有るんだい?可笑しいと言わないの、国民は。
    それにトランプは「免責特権」を述べる時、日本への原爆投下を引き合いに出したろ?あれは何?チンプンカンプンだよ。ともかく、日本人は怒ってるぜ。
(ボブ)そう、何を言ってるのか俺にも分からないよ。「連邦議事堂へ行こう!」なんてアジった野郎が当時は現職大統領だ。それが逮捕もされず未だに裁判が続いてる。
(小李)あの演説は世界中に流れたよ。間接的レトリックであろうが、あれは完璧なアジテーションだ。それが何故、罰せられない?どうなってるんだ、USの三権分立は? 
(ボブ)どうか、俺にシャウトしないでくれ、たのむよ。俺は恥ずかしくてならない。それでも、トランプを支持する連中が何故いまも多いのか? Oh! I have no idea.

(ボブ)ところで、台湾は持ちこたえられるのかな、若しチャイナが攻め込んだら。 トランプならチャイナはやりかねない、と観る見方がUSでも増えてきてるぜ。
(小李)米軍の支援がなけりゃ、日本のSDFだけじゃ持たない。明白だ。そこで、若しトランプが大統領になれば、日本はどうなる?との懸念が当然出るよな。
(ボブ)おお、その通り。台湾もウクライナも同じで、日本に派兵どころか武器支援すら怪しい。せいぜい、日本に核兵器を大量配備する事しか考えないだろな。
(小李)君もそう観ているか。。。。ともかく、今年は増々世界が混乱を深め、どこまでも不安定になりそうだね・・・じゃ、また、ボブ。有難う!
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プーチン大統領の「家族観」と北朝鮮の共通点・・・・日本の伝統的国家価値観と近すぎないか?  危ない

2024-01-22 08:11:56 | 時評
■ 毎日【政治プレミア】プーチン大統領の「家族観」と北朝鮮の共通点・・佐藤優・作家・元外務省主任分析官   要旨転載
* 今回の新年の辞で興味深いのは、24年は家族の団結を高めることが国家目標であるとプーチン大統領が強調していることだ。
  家族という私的分野に国家への積極的な関与を求めるというのは、ロシアが欧米や日本と異なる価値観に立脚している現実を端的に示すものだ。  
 
  <来たる2024年は、わが国では「家族の年」とされています。真の大家族とは、子どもたちが成長し、両親への関心、温かさ、気遣い、互いへの愛と尊敬が支配する家族の
   ことです。祖国への献身が生まれ育まれるのは、そのようなあらゆる世代の親族関係、家庭への愛情からです。来年は、ロシアのすべての家族に幸多かれと祈ります。
    結局のところ、それぞれの家族の歴史は、私たちの巨大で美しく、愛する祖国の歴史なのです。私たち全員、つまりロシアの多くの民族に属する人々が、その運命を
   決定し、創造しているのです。
   私たちはひとつの国であり、ひとつの大きな家族です。私たちは祖国の着実な発展、国民の幸福を保証し、さらに強くなります。私たちは共にいます。
   そして、これこそがロシアの未来を保証する最も確かなものなのです。>

* プーチン大統領も「社会の細胞である家庭の連命と、ひいては社会という大家庭の強固さとも関わってくる政治的な問題」であるという認識を持つようになると思う。
  ゴルバチョフ時代、エリツィン時代に国家権力は、家庭に極力介入しないようにしていた。それをプーチン大統領は変化させようとしている。北朝鮮のような家族観に
  転換した方がロシアの社会も国家も強くなるとプーチン大統領が本気で思っている可能性がある。

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 プーチンの言葉が、80年前まで存在した「大日本帝国政府」が当時の国民に言っていた文言、或いは『教育勅語』にそっくり過ぎて、私は吐き気を催した。
 だが、待てよ?・・と思い起こすのは、靖国神社に陣取り、カーキ色の街宣車でわが物顔に通りを練り歩くヤマト国粋主義者、そして「日本会議」メンバーや賛同者の
 言っているセリフと同じじゃないか! 民族や文化が違っても、国家第一主義者が考え・語る言葉は共通している、これがプーチンの新年の辞メッセージで明らかになった。

 ソヴィエト連邦が解体宣言した当日、私はテネシー州にあった工場の食堂で新聞の号外記事を目にした。共に居たアメリカ人の同僚たちの無邪気な喜びようを思い出す。
  だが、ゴルバチョフやエリツインに当時のアメリカ政府が抱いた期待は、世紀替わりのプーチン登場で鮮やかに反転した。それが30年後の今の現実だ。
 結局、ロシア人のマインドセット&社会はソ連時代、いやロシア帝国時代から何一つ変わらなかったのだろう。北朝鮮も。そして大陸中国も。。。。

・・では、日本は本当に変わったといえるのか? ヤマト国粋主義者だけではなく≪自由と人権を守る大前提である多様性の受け容れ≫が嫌い。それが多数を占める日本国民だ。
 個人と家庭が国家に服従するのを受け入れ、異文化との共生や多様性を嫌い、否定する人よ! あなたは日本がロシア、大陸中国、北朝鮮と同じクニになっても良いのか?
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