フリーランス苦境「先行きが見えない」 三味線奏者が公演中止で無収入に
https://mainichi.jp/articles/20200428/k00/00m/040/300000c?cx_fm=mailasa&cx_ml=article&cx_mdate=20200429
★ サービス提供契約あるいは雇用契約不在の世界に生きる人々
・ 休業を余儀なくされた人々の中でも、文化・芸術で生計を立ててきた人々は、いわゆる「フリーランス」の分類に在りながらも、”師弟関係”に基礎を置く
伝統的な活動形態ゆえ、労働法下の<雇用契約>もなく<身分証明>すら公的書類には現れない。従い、収入/所得証明の手段すら不足するため、休業給付金の
申請さえできない。
・ 休業に因る損失救済を訴えている飲食・遊興・娯楽業界は、店舗を構える際にもテナント契約は存在するし、従業員の雇用においても給与支払い記録は残る。
所得税申告でも記録は残る。
(1)⇒ 世の中全てにおいて”個人間/個人と組織の間の契約”概念を持たない、持ちたくない社会、ガラパゴス日本。
★ 学期制の9月開始に変更する解決案に抵抗するのは誰? たとえ教育関連予算だけでも会計年度変更処理を嫌がる財務省しか居ない
・ 近年、東京大学が音頭を執り国際標準である学校年度の9月始まりを提案したことがあった。ご記憶のように、経済界からの消極的黙殺で立ち消えになった。
其の際の理由は、表ざたには言われなかったが、9月始まりでは従来の便利で効率的な一括採用訓練が崩れ、賃金体系のヒエラルキーの調整も招く為、
コスト高になるからだという。
だが此のコロナウイルス禍では産業界も教育現場同様に活動麻痺にあり、4月採用自体が始動していないので、仮に9月採用で仕切り直しても重複コストは
ゼロに近いし、「終身雇用+傾斜型賃金体系」破壊にいっそう弾みがつく。 たぶん経団連等も反対理由は既に無い。
(2)⇒ 未曽有の”有事”とクチでは叫びながら、本当の抜本的改革/変革は無視、馴染んだ”以前と同じ状態”に安住したい官僚たち
此の(1)(2)は、日本社会に潜む様々な不合理/非論理的歪みの一例に過ぎない。こういう眼で点検すれば、コロナウイルス禍で暴露され始めた奇妙な仕組み/法的規制は沢山見つかるハズだ。当事者ベースでは既に気付いている人は多いだろう。 メディアの諸君は実況中継にうつつを抜かさず、前向きな提言に集中されよ。
此のコロナウイルス禍を逆手にとり、硬い岩盤の様な抵抗で議論さえできなかった多くの社会矛盾を修正する千載一遇のチャンスと
今こそプラス思考で捉えてはどうか? 此の機会を逃せば、痛ましい死者も 奮闘する医療従事者も 報われぬまま終わるぞ!
https://mainichi.jp/articles/20200428/k00/00m/040/300000c?cx_fm=mailasa&cx_ml=article&cx_mdate=20200429
★ サービス提供契約あるいは雇用契約不在の世界に生きる人々
・ 休業を余儀なくされた人々の中でも、文化・芸術で生計を立ててきた人々は、いわゆる「フリーランス」の分類に在りながらも、”師弟関係”に基礎を置く
伝統的な活動形態ゆえ、労働法下の<雇用契約>もなく<身分証明>すら公的書類には現れない。従い、収入/所得証明の手段すら不足するため、休業給付金の
申請さえできない。
・ 休業に因る損失救済を訴えている飲食・遊興・娯楽業界は、店舗を構える際にもテナント契約は存在するし、従業員の雇用においても給与支払い記録は残る。
所得税申告でも記録は残る。
(1)⇒ 世の中全てにおいて”個人間/個人と組織の間の契約”概念を持たない、持ちたくない社会、ガラパゴス日本。
★ 学期制の9月開始に変更する解決案に抵抗するのは誰? たとえ教育関連予算だけでも会計年度変更処理を嫌がる財務省しか居ない
・ 近年、東京大学が音頭を執り国際標準である学校年度の9月始まりを提案したことがあった。ご記憶のように、経済界からの消極的黙殺で立ち消えになった。
其の際の理由は、表ざたには言われなかったが、9月始まりでは従来の便利で効率的な一括採用訓練が崩れ、賃金体系のヒエラルキーの調整も招く為、
コスト高になるからだという。
だが此のコロナウイルス禍では産業界も教育現場同様に活動麻痺にあり、4月採用自体が始動していないので、仮に9月採用で仕切り直しても重複コストは
ゼロに近いし、「終身雇用+傾斜型賃金体系」破壊にいっそう弾みがつく。 たぶん経団連等も反対理由は既に無い。
(2)⇒ 未曽有の”有事”とクチでは叫びながら、本当の抜本的改革/変革は無視、馴染んだ”以前と同じ状態”に安住したい官僚たち
此の(1)(2)は、日本社会に潜む様々な不合理/非論理的歪みの一例に過ぎない。こういう眼で点検すれば、コロナウイルス禍で暴露され始めた奇妙な仕組み/法的規制は沢山見つかるハズだ。当事者ベースでは既に気付いている人は多いだろう。 メディアの諸君は実況中継にうつつを抜かさず、前向きな提言に集中されよ。
此のコロナウイルス禍を逆手にとり、硬い岩盤の様な抵抗で議論さえできなかった多くの社会矛盾を修正する千載一遇のチャンスと
今こそプラス思考で捉えてはどうか? 此の機会を逃せば、痛ましい死者も 奮闘する医療従事者も 報われぬまま終わるぞ!