静夜思

愁多酒雖少 酒傾愁不来

癒しのクラシック ベスト10曲   # 10      < 弦楽のためのアダージオ ; バーバー >

2014-11-30 19:39:58 | 演芸批評
  いよいよ私の葬送BGM/CD最後の曲だ。 サミュエル・バーバー(1910-1981)はカーティス音楽院を卒業後の1935年、イタリアに留学。留学中に「弦楽4重奏曲第1番:ロ短調」を作曲し、その第2楽章を編曲したのが<弦楽のためのアダージオ>になり、1937年に発表している。多彩な才能に恵まれた人であり、ピアノ演奏者/バリトン歌手としてレコードも残したらしい。作曲のヴァリエーションも幅広い。だが、どうやら今も多く演奏されるのは此の<アダージオ>と<ヴァイオリン協奏曲>のようだ。

   20世紀に出始めたアメリカ人作曲家にしては(無調/12音/打鍵)などの実験的モダニズムは少ない方で、和声や楽式は前世紀のロマン派に近いというのが定評だが、なるほど、ヴァイオリン協奏曲/<アダージオ>どちらも、確かにそれは的を得ている。私には、プロコフィエフ、ショスタコヴィッチ、コープランドの作品を耳にする時のような異世界感がバーバーには無い。

  ともかく重い。静かに湖底へ沈潜してゆく肉体をもわっと光と水に包まれる感じ、といえばいいだろうか。
  色々あったが、まあ全てを閉じて御仕舞にしようや、といった雰囲気には一番の曲である。 棺の蓋を閉めるに相応しい音楽だと私は感じるので最後の曲に選んだ次第。  実際のCDは、この後に<エチュード#3、 別れの歌;ショパン>を再び重ね、締めた。  
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☆ 暁 星 ;  2014.11.29

2014-11-29 08:57:30 | つぶやき
  ☆ 安倍政治の歴史観

   ・ 「侵略の定義」論争、国家と戦争/靖国/政教分離のぼやかし、いずれの対立も国家主義の肯定が大前提にある
   ・ 「東京裁判は戦勝国価値観の押しつけ」論議は、<お前だって帝国主義だったのに、お互い様だろ>が前提だ
       アメリカも含め、疑問視され危険とみなされるのは、このような個別次元についての○Xではない。

       明治以来の歩みに膨張主義/共栄圏発想が流れ、植民地化行動で近隣に帝国を拡大したこと自体の肯定<無反省>が責められているのだが・・・
       これを認めるか否定するのか、 それが諸外国の云う「歴史認識」の中身である

       覇権を唱え、東洋の盟主を目指す姿勢の清算こそが 戦後日本の立ち位置ではないのか?
       ここを自らが実践せずして 中国の覇権主義/帝国主義的振る舞いを咎める資格はない。

  ☆ テレ朝系討論番組「朝生(アサナマ)」に荻上キチ氏らの出演キャンセル要請! 議員だけの出演に

   ・ 各党議員と荻上さんらゲスト数人という出演者の構成について「ゲストの質問が特定の党に偏る可能性などがある」との理由で
   ・ 番組スタッフからは「局の方針と(人選した)番組制作側の方針が一致しなかった」と説明されたという。

       昨日も触れた、政府による「公平報道の要請」とタイミングが合いすぎているね
       民法労連は同要請に対する抗議声明を発表しているが、此の経営側の自粛風潮こそがファシズム復活の予兆では?
       地方自治体で公共施設における各種集会等への使用不許可の動きが続いている、 これと何やら通底してないか? 危ない危ない
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癒しのクラシック ベスト10曲   # 0 9      < Doppelt Concerto #2 第2楽章 ; バッハ >

2014-11-28 21:38:11 | 演芸批評
ヴァイオリンを習い、少し上達すれば出会うのが此の”ドッペル・コンチェルト”であろう。 二重奏のサワリ的面白さは第1楽章で代表され、大抵の場合2/3楽章まで楽しまれないが、全曲を通じていかにもバッハらしい魅力に溢れた弦楽協奏曲だといいたい。  バッハが弦楽器のアーティキュレーションと和声をヴィヴアルデイから学んだことは遍く知られている。ソロヴァイオリン、2台、4台の為の協奏曲は全て何某かの影響を受けており、イタリア/ドイツの風土差はありつつも、バッハが如何に忠実な弟子であったか能くわかる。   試しに、ヴィヴアルデイ;2つのヴァイオリンのための協奏曲<調和の幻想>と比べてご覧なさい。 

  さて、私がこの曲の中でも2楽章アダージオに安らぎを覚える理由は、其の落ち着いた旋律の安らかさ・其の掛け合いが生涯の全てを畳もうとする心境に近いからだろう。 バッハはどういうわけか堅物イメージだが、彼の曲には他の誰にも引けをとらないほど泣けてくる旋律がある。 モーツアルト以降ロマン派に華咲いたメロディー・メーカーたちと同じ心の色とは言えないけれど、このアダージオの美しさはロマン派たちに負けないほど、私を「泣かせる」のだ。 
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<シャンペ-ングラス・タワ->落流効果が起きる条件は?  60-70年代並の成長でなきゃ 無理なのよ

2014-11-28 20:16:08 | 書評
   アベノミクスと号する経済政策ロジックは、こういうことです。   GDP金額の大半を左右する基幹産業/輸出大企業/海外進出製造企業が配当・ロイヤルティ収入で(利益拡大に至る経緯はどうであれ)潤いさえすれば、すそ野産業<=中小企業>も(タイムギャップ/材料高はあれど)いずれ遠からず恩恵に浴することになるので、堪えてくれ!     
   はて、 中小企業の親方連中は、これを信じますか?  売上高効果では大企業だろう、だが労働人口の圧倒的多数は中小企業なので、トリクルダウン効果は国家経済効果であると同時に個人家計の問題なんだよ!

  そう、確かに60-80年代まで日本経済黄金の30年間は、この<シャンンぺーン・グラス>理論を見事に実証しましたね。 はい、異議なし! 
   だけど、あの黄金時代と今が致命的に違う要因は有りますか?  いうまでもないですね。 経済成長の規模/流れ落ちるチカラが不足している。  積み上げたシャンペングラスが幾ら低くても、上から注がれるシャンぺーンの絶対量が乏しければ<トリクルダウン>は途中で止まる、ということなんです。 グラスも流量も足りない・・・・まことに残念ですが、それが今日現在の姿ですね。 じゃ、どうするの?  
  人間が老いるように国家も成熟します。 日本が滅びることはないが、万年青年ではないことも受け容れましょう。 世界の歴史で、未だ嘗て永遠の成経済長/繁栄は無・・・・この史実を否定できますか?    それでも誤魔化して、トリクルダウン信仰にしがみ続けますか?
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☆ 暁 星 ;  2014.11.28

2014-11-28 10:28:55 | 書評
  ☆ 健さん人気 不器用男イメージばっかりでヤクザ・シリーズ時代には触れず  日本も中国も 何故?

    ・ 70年代 若者/学生の反権力象徴としての健さんは お馴染みの”唐獅子牡丹”・・・でも、運動収束に合わせイメチェンした
    ・ 仁義なき戦い 任侠路線への転換から 「武骨な昔かたぎ男」一色の高倉健像へ  ← 降旗康男監督と倉本聰コンビの作品群だ
        あ、そうか。 だから中国でも<反権力の象徴>時代の映画はいっさい紹介されず、男っぽい男イメージなら無害なわけだ!
         「東洋の覇者よ今いちど」で富国強兵路線まっしぐらの中国人に ”男くさいオトコ”・・・都合いいもんね
         「取り戻そう日本」を謳いたい人々にも 反権力派じゃなく オトコらしい男は 望ましい人間像だし

  ☆ 衆院選:自民、細かに「公平」要請 選挙番組構成でTV各局に  http://mainichi.jp/shimen/news/20141128ddm041040125000c.html

    ・ 毎日以外を購読/ウェブ閲覧されている方にお尋ねしたい  これについての報道記事は有りました?  TV放送だけの問題ではなかろうに、と思いますが。 
    ・ 何も今回が初めての要請ではないそうだが <問題視されるのは未だ公示前なのに手回しよく> という姿勢にある
        じゃ、野党からも同様の要請は行ってるのかしら? メディアの”公平な報道姿勢”に絶対的尺度なんてありゃしないでしょ

     要は、~あの報道の仕方、インタヴューの切り取り方が気に入らん~ というだけなんじゃないの、 安倍さん
     朝日新聞の慰安婦報道謝罪問題ではしゃぎ過ぎた余り 側近発言の誤報まで「朝日の捏造」と口走る軽さの御仁に 望む資格あるの?
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