☆彡「英離脱、歴史の過ち」トゥスク前EU大統領 https://www.nikkei.com/article/DGXMZO54972300Z20C20A1FF8000/?n_cid=NMAIL007_20200131_A
・ 今日、2020年1月31日は文字通り歴史的な日となる。 其の重みと意義を 欧州から遠い日本で、どこまで国民は感じているか、甚だ怪しい。
18世紀から20世紀前半に亘る間、世界の中心だったヨーロッパが、二度の大戦でアメリカに其の座を明け渡し、20世紀後半以降、今では東からロシアと
中国に侮れない影響力を行使される存在である。
・ 強大になった米国とソ連(当時)に対抗すべく欧州が結束しようと動いたのは自然な流れであり、其の大きなうねりの中に(通称)英国も居続けた。1950年代
以降の国際政治を眺めれば、英国もEU結成の効果と存在意義・恩恵に与って来た一員であった事は間違いない。ああ、それなのに、それなのに・・だ。
前EU大統領の言う「歴史の過ち」とは何か? それは、英国国民が此の巨視的なヴィジョンを失い、難民増加に因る労働市場の混乱や、欧州議会に指図
されるのを嫌う大ブリテン・ナショナリズムに溺れ、冷静な判断をできなかったミスである。是は、狭いナショナリズムが如何に国を誤らせるか、の好例だ。
日本の国粋主義者にも是非、肝に銘じてもらいたい。。。
・ トゥスク前EU大統領が苦々しく結んでいるように「此の国民投票によるEU離脱は、現在世界で猛威を奮う大衆迎合<=ポピュリズム>であり、これへの
対抗策を理性的に講じなければならない。理性的な議論は感情が無いと思われてしまうが、ポピュリズムには感情があると信頼されるからだ」。
従い、「中国やロシアへ行きたい移民・難民が居るだろうか?」 ・・・トゥスク氏の この投げかけを梃子にするしかない。
* <政治の世界ではすべて起こりうる。だがこのゲームは終わった。20年後には何か起こるかもしれないが、5~10年先は決まったことだ>
これは「英国は再びEUに戻るか?」・・竹内記者の問いへの答えである。 前にも触れたが、戻るどころか、スコットランド/アイルランドを始めとする
連合王国解体への見通しさえ現実的な視野に入る今、世界史から「大ブリテン連合王国(=United Kingdom)」が消滅する日がくるかもしれない。
・ 今日、2020年1月31日は文字通り歴史的な日となる。 其の重みと意義を 欧州から遠い日本で、どこまで国民は感じているか、甚だ怪しい。
18世紀から20世紀前半に亘る間、世界の中心だったヨーロッパが、二度の大戦でアメリカに其の座を明け渡し、20世紀後半以降、今では東からロシアと
中国に侮れない影響力を行使される存在である。
・ 強大になった米国とソ連(当時)に対抗すべく欧州が結束しようと動いたのは自然な流れであり、其の大きなうねりの中に(通称)英国も居続けた。1950年代
以降の国際政治を眺めれば、英国もEU結成の効果と存在意義・恩恵に与って来た一員であった事は間違いない。ああ、それなのに、それなのに・・だ。
前EU大統領の言う「歴史の過ち」とは何か? それは、英国国民が此の巨視的なヴィジョンを失い、難民増加に因る労働市場の混乱や、欧州議会に指図
されるのを嫌う大ブリテン・ナショナリズムに溺れ、冷静な判断をできなかったミスである。是は、狭いナショナリズムが如何に国を誤らせるか、の好例だ。
日本の国粋主義者にも是非、肝に銘じてもらいたい。。。
・ トゥスク前EU大統領が苦々しく結んでいるように「此の国民投票によるEU離脱は、現在世界で猛威を奮う大衆迎合<=ポピュリズム>であり、これへの
対抗策を理性的に講じなければならない。理性的な議論は感情が無いと思われてしまうが、ポピュリズムには感情があると信頼されるからだ」。
従い、「中国やロシアへ行きたい移民・難民が居るだろうか?」 ・・・トゥスク氏の この投げかけを梃子にするしかない。
* <政治の世界ではすべて起こりうる。だがこのゲームは終わった。20年後には何か起こるかもしれないが、5~10年先は決まったことだ>
これは「英国は再びEUに戻るか?」・・竹内記者の問いへの答えである。 前にも触れたが、戻るどころか、スコットランド/アイルランドを始めとする
連合王国解体への見通しさえ現実的な視野に入る今、世界史から「大ブリテン連合王国(=United Kingdom)」が消滅する日がくるかもしれない。