静 夜 思

挙頭望西峰 傾杯忘憂酒

 沖縄県:デニー・玉城知事よ  何がしたくて 中国訪問に同行する?

2023-06-30 18:18:33 | 時評
◆ 沖縄県・玉城知事は、何をしたくて日本国際貿易促進協会(国貿促・河野洋平会長)の訪中団に同行する? 売名か?
・ 尖閣諸島への中国側ゆさぶりに自分は触れないつもりでも相手が話題を振ってきたら、どう答えるのか?<外交は国の仕事だから知らぬ>で逃げ切れるのか?
・ 政府要人でなくても、新聞記者の質問を装い「領有権についてどう思うのか?」を問うてくるだろう。それを逃げずに玉城知事は日本の主張で跳ね返せるでのか? 
  日本社会と違い【答えない】は認めなかったではなく、【認めた】と利用されるのだ! 外国人の親に育てられたなら、それを知らぬ筈はあるまい???


・ <民間・地域自治体外交を>で自分を売りに出そうとする意図は『一帯一路構想』への賛助表明以来、同知事は取り下げていない。そこに付け込んでくる相手だ。
  国会議員を辞めてまで知事になった意思⇔それと尖閣を施政権範囲にもつ沖縄県知事の責務・・ 何をしたいのか?

★ 習近平がわざわざ≪ 琉球王朝 ≫の名前を出して誘っている中央と地方の分断意図は見え見えだ。 そこへ敢えて乗り込み、彼は何をするつもりなのか?
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 日本人は なぜ多様性を 受け入れたくないのか?  受け入れる素地がないのか?

2023-06-30 08:26:55 | トーク・ネットTalk Net
◆ この大きなテーマを考えるのに恰好なニュースが3つ揃ったので、まず、並べてみよう。 記事内容は引用できないので、各自お読みください
 【1】「くじびき民主主義」のすすめ & 地域経済利害団体が阻む女性候補の出馬+世襲の温床・・毎日6/30 「論点」
 【2】 米最高裁・人種別大学入試枠を違憲と判断・・これは新聞各紙が報道中
 【3】「答えを教える教育」から「答えを探させる教育へ」転換せよ (大前研一氏)・・東スポWEB

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【1】の前半「くじびき民主主義」のすすめは、≪望む議会像まず明確に≫と題して吉田徹・同志社大教授が寄稿したものだ。「国会議員は特権的な身分なのだから、身を削って奉仕すべきだ」という考え方がある。
  一方で、女性や若者、障がい者など、社会のさまざまな属性の人が集う議会の方が良いという考え方もある。エリートによる議会か、社会の縮図としての議会のいずれがよいのか、まず有権者が望む議会像を
  明確にしないとならない。← 此の主旨から「くじびき民主主義」の効用を説く。
  くじ引き民主主義は2010年代以降、先進各国で広がりをみせている。日本でも自治体で、気候変動対策などについて無作為に選んだ市民に話し合ってもらうケースが増えてきた。現代では、正当な権利を奪われた
  として剥奪感を抱える当事者の主張が正義と同義で語られがちだ。ただ、当事者性が前面に出すぎると、分極化が進み、代表制民主主義の下での民主的な意思決定が難しくなる可能性がある。
  さまざまな属性で構成されるくじ引き民主主義は、既存の代表制民主主義とも当事者性の追求とも異なる、新たな多様性と民主的な意思決定のあり方となるはずだ。

【2】これは、人種の坩堝と揶揄されながらも移民を拒否せず、民族の多様性確保で国家全体の活力増大を実証してきたアメリカの理念を否定しかねない司法判断である。
  トランプ時代に任命された判事たちの思想傾向が露骨に出ており、アメリカ合衆国の自殺行為にもなりかねない「多様性否定」であろう。一方、日本は人種・民族の多様性そのものが欠落している。  
  琉球&アイヌ民族を吸収し、日本化した明治維新このかた、民族や文化の多様性を意図的に無視・否認してきた歴史なので、日本人はアメリカのこれまでの人種別保護理念をイメージすらできない

   このニュースを読んでも、其の重大性に気付かない人が殆どだろう、と私は予想する。これが日本において「多様性擁護」の欠落する原因の一つでもある。

【3】若い読者のため、大前氏の略歴を先に挙げる:大前研一氏(80)はマッキンゼー日本支社長を経て、カルフォルニア大学、スタンフォード大学にて教授を務めるなど、日本の経営を最前線で引っ張ってきた。
   今上場企業である株式会社ビジネスブレイクスルーの会長職を退任することで経営の第一線から退くこととなる。

   記者会見の質疑応答にて日本の教育について問われた大前氏は「文科省が大きながんになっています」と指摘。文科省の定めた指導要領に応じて、「答えを教える」日本の教育を批判した。
   「21世紀というのは『答えを教える』という教育を抜本的に見直し、『答えを見つける』『答えを考える』、そういう風な教育にかえなきゃいけない」と持論を展開。
   「答えのない時代。子供たちを守ろうと思ったら、0から1を考えるとか、クラスでディスカッションしながら答えを見つけていくとか」と具体例を挙げ説明した。
    子を持つ親にも「ぜひ危機感をぜひ持ってもらいたい」と呼びかけ。日本の教育の在り方を提言した。

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 『答えを教える』教育とは、即ち画一的(思考・情緒・感性)の押しつけであり、<協調性><空気を読む=KY>を醸成してきたのは今更言うまでもない。恐ろしいのは、
それを美徳だと信じて疑わない習性が明治以来、親から子へ染みついているので、年配者だけでなく若年層までが<他人と違うこと>を受け入れられなくなっているのだ。
150年余り続く国定教育の恐ろしさだ。 伝統や文化を継承するとの虚しい美辞で、これらの協調性強制が守られ続けている。

 <他人と違うこと>を受け入れられない人は【1】の” 社会のさまざまな属性の人が集う議会 ” 【2】の” 人種別多様性の確保 ” 【3】の自分で『答えを見つける』
『答えを考える』教育・・などを頭から拒否して逃げてしまう。その逃げは国家としての発展可能性を自ら封じてしまう自殺行為なのに、安易な方へ流れている。
 これまでのようにノンビリ構えていられるか? 日本人には己を変えて立ち直る為の時間は多く残されていない。
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ニュース & 解説報道への注文: 例え短くても【5W1H の原則】から外れるな!  (+) 現 行 犯 映 像 & 名 前 を 何 故 隠 す?

2023-06-29 18:57:22 | トーク・ネットTalk Net
* TVならびに電子端末のニュース報道で私が毎回気づく不備と不満。・・・それは【5W1H】を平気で無視・欠落したキャッチフレーズの羅列である。
 刑事事件の報道、事故災害報道において、其の不備は甚だしい。無論、発生から時間が経っていないから原因や背景分析は届かないケースが多いだろう。
 然し、である。ならば「5W1H の内、これこれについては今のところ不明です」と留保することで、其の局は話題性だけで目の前を追いかけているのではない、
 との姿勢と責任を示せる。  何事も因果関係があるのだから、そこをすっ飛ばしてどうするのか??

* 事件・事故の背景には必ず原因や関連要素があり、【5W1H】の中でも、それが同種の事故や犯罪の予防策につなげる為の重要な要素なのだが、何故か日本人は
  この(何故?)から逃げたがる。或いは、公の場に出したがらない。裁判の場ですら、不起訴不服請求や再審請求には検察が不起訴判断理由すら述べない!
  それは刑事犯罪に留まらず、国策で勧めてきた原発、国防など国の施策においても(何故そうしたのか?)の説明は実施時も問題発生後も行わない点で同じ。


* 思えば、この(Why ?)を表に出す論理を嫌う心情と、人権保護の美名に隠れた犯罪容疑者の実名秘匿(Who ? )は通底していないか?
 容疑者の段階であろうが、無人販売店での窃盗であれ、顔と明々白々な犯行が防犯カメラで捉えられていたら、もう決まりでしょ? なのに何故ぼかす? 其の理由は???

★ 今日も相手にふられた恨みから、元恋人をナイフで刺し殺した犯人の逮捕映像が流れたが、不思議にも20歳をすぎているのに実名は出さない。 Why ? 
  少年法との矛盾は?手錠をかけた瞬間から容疑者は犯罪者であり、それと裁判の経過&結果は別次元の問題ではないのか??
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少 子 化 時 代 の 針 路 は 何 処 に ?    「 血 縁 に 縛 ら れ な い 緩 や か な 家 族 」に 可 能 性 ?

2023-06-29 07:10:03 | 時評
◆ 「パラサイトシングル」名付け親、山田昌弘さん(65)に聞く  【榊真理子】  抜 粋
* 家族社会学者の山田昌弘中央大教授(65)は「すでにラストチャンスは過ぎた」と言ってはばからない。縮む日本でよりよく生きる道は、ほかにあるという。

 血縁に縛られず「親密な関係」築ける社会に
 13日、政府はこども未来戦略会議で児童手当や住宅支援の拡充など「異次元の少子化対策」の具体案を決めた。「最後のチャンスと岸田首相は言っていましたが、少子化との闘いのゴングは随分前に鳴ってしまって
 いるんです。もう手遅れに近いところまできている。だから子どもを増やす政策だけでは不十分で、結婚していない人や、離婚してシングルになった中高年の人も幸せに生きていけるための政策も考えるべきです」
 国立社会保障・人口問題研究所によると、50歳までに一度も結婚しない人の割合を表した「生涯未婚率」は、20年時点で男性が28・25%、女性は17・81%に達する。加えて、3組に1組は離婚すると言われる。

* 山田さんは提言の一つとして、パートナー以外の人とも親密な関係を築ける社会を目指すことを挙げる。「人が生きていくには、自分を必要として大切にしてくれる存在が必要です。
 そういう存在との関係を、私は『親密な関係』と呼んでいます」。単身世帯が全体の4割近くを占める現代において、その相手は家族とは限らないという。
  そもそも日本では、自立して生活できない家族や親族を養う「扶養」という概念が強く、経済的にも関係を切り離せない。そのため「パートナー以外の人との親密な関係を築くには、家族の境界を緩めることでは
 ないか」と提言する。

* 山田さんが、学校を卒業した後も親元で豊かに暮らす未婚の人に注目し「パラサイトシングル」と呼んだのは1997年。その後、未婚率は上昇し、出生数も減少傾向にある。
 「25年間ほとんど同じ事を言っていても根本的には何も変わらないんですよ、日本社会って。そろそろ疲れました」と苦笑いする。
 「少子化対策を実行しても効果がでるのは30年後。政府のやるべきことは、30年後の未来のため、今は我慢してくださいと国民に訴えることなんです。でも、今の生活の豊かさが保たれると実感できる政策で
 ないと票につながりにくいので、政治家はなかなか言えない
」と嘆く。
  日本が根本的な改革を先送りする例として、30年近く議論したまま導入されない選択的夫婦別姓を挙げる。「反対が少数であっても、反対が声の大きい人によるものだと現状を変えようとしない。
 それが日本の問題です」
。政府の国民生活審議会や自治体の社会福祉審議会などの委員を務めてきた山田さんの実感だ。

(A) 「問題は、経済的な安心をどう保障するかなんです。事実婚やシェアハウス、友人同士の同居。戸籍にこだわらず、親密な人と共に暮らすには何が必要か。
 「男女とも自立すること、そのための収入を稼げることが前提だと思います。そうすれば経済的に依存し合うことなく、バランスのとれた関係が保てるのではないでしょうか」
  「大学で学生にアンケートしてみても、女子学生の半分は収入の高い男性と結婚し、自分は働かなくても済むようにしたいと思っているようです」。山田さんはその背景として、男女差別や長時間労働、
  若者が充実して働ける職場が少ない
ことを挙げる。それだけでなく、新卒を一括採用する弊害も指摘する。就職活動で失敗すると挫折感が強く、年功序列の職場であればやり直しの機会を逃すなど閉塞
 (へいそく)感が広がりやすい。
(B) 「家族の境界」を緩めるには、扶養家族を基本とする社会保険や税制の見直しも必要と説く。「世帯を基本とする現在の制度を個人単位に変えれば、依存しやすい関係の改善につながる。例えば所得税。
  扶養控除を見直せば、制限なく働く意欲が生まれ、経済的な自立が促進される」
と提言する。
(C) 経済や制度だけではない。周囲と同じであることを重んじる日本人特有の横並び意識もネックになると考える。「世間体を気にし、他人と異なることをして陰口をささやかれるのが嫌だから、やめておこうという
  側面がある」。ほかにも「家族の問題は家族で解決するしかない。そんな意識で家族が多くを背負ってしまうと、自分の家族さえセーフであれば他の家族のことは気にしなくていいと考えがちになってしまう」
  と感じている。
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 山田教授が説く(家族の境界の撤廃)並びに列挙された数々の弊害(A〜C)。これらの源である【儒教倫理感と結びついた家父長意識+男系天皇固執】が全ての変革を遮る
バリアー(=障害)になっている。 血縁に縛られる「家族の境界」は【儒教~男系固執】の産物であり、いま目の前に在る弊害の真の原因なのだ。

 何故、故安倍晋三氏が<LGBT許容は女系天皇に道を開くから>と反対したのか? 上の文脈に照らせば一目瞭然だ。自民党員は其の遺志を継ぐことが存在証明になっている。
同様に<夫婦別姓の許容>も、専業主婦前提の標準家庭モデルを壊すから反対なのだ。守旧(=古いモノ・コトを守る)は殆どの場合、成功体験固執と同義である。
 山田氏の指摘と提案は、もはや個人的な美醜・好き嫌いの次元で論じる内容ではなく、国の生き残りを賭けた変革だ、と貴方は思うか否か?
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ヒ ト の 記 憶 と 幸 福 な 老 い

2023-06-28 07:15:30 | トーク・ネットTalk Net
【毎日】医療プレミアム◇ 記 憶 と 幸 福 の 幸 せ な 関 係 は ? 西川 敦子(フリーライター)  抜粋
 高齢者心理学に詳しい神戸大学大学院人間発達環境学研究科准教授の増本康平さんに、シニアの幸福感を左右する記憶のしくみについて聞きました。

* 「喪失の時期」である高齢期は、高齢期うつを発症しやすくなるなど、心の健康を脅かされやすい時期ともいえる。記憶とはアテにならないものであり、後から知った
  情報とつじつまが合うよう変化してしまうものなのだ。だからこそ、こういう「記憶の柔軟性」が幸福感につながる。
  高齢期は人生を振り返り、“まとめ”を行う時期だ。悔いの残る晩年を過ごすと、人生全体がネガティブな印象に塗り替わってしまう。
  映画でも、ラストが素晴らしいと『いい作品だった』と感じるが、 オチがイマイチであれば、面白くない映画として記憶されてしまう。人生も同じ。

★ 高齢期に悔いを残さないためのアドバイス
<1>決めることから逃げない
 ・ 難しい選択になればなるほど、決められずに問題を先延ばしにしがちだ。その結果、タイミングを逃してしまうことも少なくない。
    やらなかった後悔は、やったことで起こる後悔より長期的に残りやすく、心理的にも悪影響を及ぼす。
<2>決定したことは最善だったと確認する
 ・ 選んだ道は“正解”ではなかったかもしれないが、少なくともその時点においては“最善”だったと、選択する時点で確認しておくとよい。
<3>一度決めたことに固執しない
 ・ 「決めたことは最後まで貫き通さなければ」と考えがちだが、状況はつねに変わるもの。変化に応じて優先順位を見直そう。「ただし高齢者の場合、残された時間と
   体力には限りがある。非現実的な理想ではなく、『できること・できないこと』を見きわめたうえで、達成できそうなゴールをイメージする。
 ・ 高齢期のウェルビーイングを高めるうえで問われるのは、物覚えより「記憶の内容」だという。
  「どんな素晴らしいことを思い出せるか」「人生の悔いをどれだけ残さないか」が、幸福な老いのポイントといえそうだ。

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3つとも実践は難しい。考えれば、この3つは何も高齢者だけでなく青壮年にも当て嵌まるアドバイスではないか? 本当に賢明な若者は早くから是ができるのだろう。
 ヒトにより<1>〜<3>のどれが難しいか、それぞれだ。・・・さて、自分はどうか?と振り返れば、思うところは多々ある。
増本先生は「記憶の柔軟性」が幸福感につながると宣う。確かに、過去の記憶を絶対視してしがみつくようでは「記憶の柔軟性」を認めないから<1~3>が求める柔軟性は
産まれず、どのアドバイスも実践できまい。 この「しがみつき」は、若者には無い高齢者にありがちな落とし穴だ。 気をつけよう・・・。
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