静 夜 思

挙頭望西峰 傾杯忘憂酒

≪ 大船渡高校野球部監督への抗議 ≫      ファンは何様ですか?    自己陶酔するな!

2019-07-27 07:33:46 | 文芸批評
★ 大船渡高に抗議相次ぐ 約9割が「なぜ投げさせなかったのか」
/strong>https://mainichi.jp/koshien/articles/20190726/k00/00m/050/271000c?fm=mnm

 1.都道府県の最強校を選ぶ予選大会決勝、即ち郷土代表とみる。 その願望/情緒は誤りではない。

 2.一方、郷土代表校を選ぶ決勝だからといって、県民は監督の采配/選手起用について論難する立場にはない。

 3.佐々木投手の身体コンデイションに難があるから無理させないと判断するのは監督として当然の判断であり、何人も覆すことは許されない。

 4.調子の悪いまま登板させて敗戦した場合のマイナスに対し、県民は何も責任を負わず、責めを受けるのは監督と同投だけだ。
   仮に勝利できたとしても、恐らく怪我に無理を重ねた後遺症からフリーではいられない。 其の責任を地元ファンは負う覚悟があるのか?

 5.”将来性ありと目された有望選手であればあるほど、長い目でみてやりたい”という監督の正しい配慮を否定する権利は、地元民にもない。

 抗議電話をかけた人たちよ!
   怪我の療養が不十分なまま出場し、とうとう墓穴を掘った横綱「稀勢の里」のことを忘れたか?
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≪ 契約書なんか 日本では要りまへん ≫  さすが大阪人:正直やね  契約書なしで仕事発注? それで給与支払う? 解雇でけるの?

2019-07-25 08:28:48 | 文芸批評
★ 吉本興業、契約書交わさず 公取委「独禁法上好ましくない」https://mainichi.jp/articles/20190724/k00/00m/040/225000c?fm=mnm
    一連の騒ぎに敬意を表し、タイトルだけでも下手な大阪弁で。堪忍だっせ。

* <公取委の有識者検討会は昨年2月、企業側によるフリーランスへの不利な条件の押しつけなどが公取委の取り締まり対象になりうるとの報告書をまとめている。
  公取委・山田事務総長は、この報告書を引用する形で「契約書のない、口頭での発注は独禁法上好ましくない。代価の支払いが遅れたり、著しく低い代価で
  働かされたりする恐れがある」と指摘した。>
◆ <吉本興業ホールディングスの大崎洋会長は毎日新聞のインタビューで「100年以上の歴史の中で、契約書を超えた信頼関係、所属意識がある」として、
  書面の契約に変えない考えを示していた>。

 「契約書を超えた信頼関係・所属意識がある」これに違和感を正直感じない人も多いのでは? 貴方も、「契約・契約って、うざいよな」て思ってません?
  そう、これこそ吉本に限らず、外国と比べれば唖然とする日本固有の労働慣行/商取引慣行の源精神だ。これが差別/不公正の全てを培養している。
  更に言えば、文藝以外の世界でも曖昧模糊を誉めそやす狂った美学と「無契約/契約忌避」社会は同じなのだ。


 今回の騒動は周知のとおり、吉本興業を通さない報酬受け取り(=闇営業)発覚が発端。だが、報酬を受け取ったとされた所属社員(?)が謝罪かたがた
 釈明の記者会見をさせろと要望したところ、トップの「お前ら全員首にしたる!」発言が出た事で、一気に泥試合へ。ヴァラエティ番組企画者はウハウハだろ。
   ああ、ロバーツ・ハーマンと会話することがあれば、奴が何というか聴いてみよう。  驚くだろうな・・・。
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≪ 今朝の2題 ≫  教員/公務員の懲戒指針 vs パワハラ/生徒の自殺   いま一度問う「公共放送の理念と使命」とは?

2019-07-24 08:41:21 | トーク・ネットTalk Net
● 高2自殺で山口県教委、「いじめ」教員処分見送り「指針に該当せず」https://mainichi.jp/articles/20190723/k00/00m/040/417000c?fm=mnm
・ <山口県周南市で2016年、県立高2年の男子生徒(当時17歳)が自殺した問題で、県教委は23日、県の第三者委員会が事実上のいじめ行為を認定した教員に
  ついて、懲戒処分を見送ったと発表した。県教委は認定を「重く受け止める」としていたが、「懲戒処分の指針には該当しなかった」と説明している。>
(A) <いじめ防止対策推進法は教員によるいじめを規定していない。だが、県の第三者委「県いじめ調査検証委員会」は今年2月の最終報告で、同級生らの
    いじめに加えて、一部教員が授業中に生徒の名前を不必要に連呼したなど五つの言動を「いじめに類する行為」と異例の認定をしていた。>
(B) <県教委は、報告書を踏まえて当時の教員から聞き取り調査。5項目について教員2人が該当する言動をしていたと確認したが、県教委の懲戒処分指針で
   規定する交通事故や飲酒運転、体罰などに当たらないと判断したという。>
 ⇒ 「いじめに類する行為」を生徒だけでなく、教員が行っていたと県教委自身が認定した。即ち、それは圧倒的な力関係優位に立つ者による<パワハラ>に
   他ならない。然し「懲戒処分指針」に書かれていないから処分しないという。此の理屈は本末転倒だ。パワハラが懲戒対象から抜けていたなら、
  先にそれを改める、それが筋ではないか? 「いじめ」「パワハラ:どちらも同義語であり、自殺に追い込んだとなれば間接的な殺人でもある。
  ”交通事故や飲酒運転、体罰”と比べ、罪の重さはどちらが重い? 言うまでもない。そんな教員がどうして処罰されない? 良識として通らないだろ?
  

☆ 石田総務相、N国党主張のNHKスクランブル化に否定的考え https://mainichi.jp/articles/20190723/k00/00m/040/319000c?fm=mnm 
・ <石田真敏総務相は23日の記者会見で「NHKから国民を守る党」が主張する、NHKに受信料を払った人だけが番組を視聴できるスクランブル放送の実現に
  否定的な考えを示した。>
(1) <石田氏は「NHKには災害報道や政見放送など公共放送の社会的使命を果たすことが求められ、国民が広く公平に負担する受信料で支える制度としてきた」
   と説明。>
(2) <NHK経営委員会の石原進委員長(JR九州相談役)は23日、「スクランブル放送は一見合理的に見えるが、分け隔てなく全国に放送するという公共放送の
   理念
と矛盾し、問題がある」と語った。>
 * 赤文字にした部分「社会的使命」&「公共放送の理念」一見もっともらしいよね。
    ・・公共放送が無い国々では、じゃ、此の「使命」「理念」はどうなってるんだろう? 無視されてる?  まさか!
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≪ 再び問う:憲法のどこを変えるべきなのか? ≫  自衛隊明記で国家の未来が変わるというのか? それよりも大事な国家構造とは?

2019-07-23 09:34:23 | 時評
◆ 政治はやはり英国に学べ 論説フェロー 芹川 洋一 <議院内閣制、反面教師>
   https://www.nikkei.com/article/DGXMZO47543000Z10C19A7945M00/?n_cid=NMAIL007
☆ 安倍首相、解散カードでけん制 改憲推進狙いhttps://mainichi.jp/senkyo/articles/20190722/k00/00m/010/389000c?fm=mnm

 芹川氏の論考は、議院内閣制を代議制民主主義の形態として採用している英国がEUとの関係づくりにおいて近年犯したミスから説き起こす。
  其の教訓を日本に照らす時、どのような教訓を我々はくみ取る必要があるか? 特に「首相の解散権」「内閣と議会の牽制関係」これらについての考察はとても
 参考になる。 是非とも、お読み戴きたい。
  何故なら、参院選挙結果を受け、安倍首相が改憲への執念から「解散権」をちらつかせ、国会論議を促そうとする露骨な姿勢が従来以上に出そうだからだ。
 先日来、私は改憲そのものを全否定するのではなく、現在及び将来の日本をどういう国家構造にしたいのか?この観点を各政党が国民の前で隠さず述べ合う。
 其のプロセスなくしては如何なる改正論議も国民の為にはならない、と主張している。密室や非公開審議ではいけないのだ。そして多数決ではなく、
 全会一致に集約妥協できる改正案ができないなら、国民投票は国民分断という”イギリスの失敗”を繰り返すだけなので、絶対にやるべきではない。   
  皆さんは、まず此の審議ステップの踏み方そのものに 異論がおありだろうか?

* まず私の主張は、安倍首相が拘る自衛隊を9条に明記することの意味の無さ、それが日本の未来にどうプラスになるのか?という根本的な疑念を反対政党は
 国民に堂々と述べねばならない。それは<無秩序な海外派兵の制御>と<9条に書き込む弊害・悪影響>の両方から実務的な反論を展開すべきものであり
 <平和><戦争反対>といった観念・情緒エネルギーは改憲抑止に有効ではない。若し与党が此の議論を逃げるならば、国民は改憲意図を正しく知ることになる。


* 次に、明治以来の150年余りに亘る日本近代史の現在に繋がる教訓を国会議員がどこまで共有できるかを論じ合うことだ。在るべき将来国家の姿とは?
  これを論じ合うこそ本来の意味で国会議員のなすべき仕事であり、国民から委託された義務のはずだ。

   そこに『明治維新万歳』とか『大日本帝国は輝いていた』といった回顧・復古礼賛からの価値観が混じるようでは、国家の根本を語る資格は微塵もない。
  このポイントは即ち、維新以来の中央集権統治スタイルがもつ民主主義に対する弊害を論じ合い、改善ゴールである”分権と地方自治立て直しによる「地方再生」”
  をどう具体化するか、それには憲法のどこを、どのように変える必要が有るか?  この論議こそ最も改憲にふさわしい。
   無論、是に加え、公明党などが唱える加憲として、”戦後の社会変化で法的対応が必要になった新しい国民の権利”等も同時に論議して貰いたい。
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≪ ロバーツとのお喋り (1)≫      ホルムズ海峡

2019-07-22 22:17:03 | 時評
★ 在米時代の旧友、ロバーツ・ハーマンから思いもかけぬ電話が入った。近く日本へ観光旅行で行くかも、そうなれば頼むよ、という。
 互いの健在を祝福しあった後、何分か雑談したのだが、面白い会話だったので、暇つぶしまで皆さんに紹介しようと思い立った次第。

 (R)おい、トランプはホルムズ海峡で日本やイギリスの原油タンカーがトラブルに巻き込まれたのをみて「国際義勇軍」みたいなアイデアを出したな。
 (私)クェ-ト侵攻から湾岸戦争に至った25年前、日本はカネは出したが兵は出さないと露骨に意趣返しされた。実際は補助作業では貢献してたのだがね。
 (R)そうだったな。覚えてるよ。 今の日本政府は選挙を終えて、さあ、どうするのかな?
 (私)今までも自衛隊は海賊警備に護衛艦クラスは出してきた。然し、イランの連中と交戦するリスクもゼロではない状況でアメリカと一緒にやれるか?
    たぶん、此の選挙で憲法改正が容易ではなくなった今、安倍は躊躇するだろうな。 彼が別の選択肢や答えを持ってるとは思えないけど。
 (R)うーむ。若し、ヨーロッパの連中も日本も乗ってこない場合、トランプはNATOや日米安保条約への脅しを、もっと強くやるかもな。
 (私)やりそうだな。 然し、ヨーロッパの不安定化が進むとなれば、トランプも攻めの一手だけじゃ困ることにも? 気づいてるのかな?
 (R)あの男は、出たとこ勝負で取引するのをリスクとは思っちゃいない。何事もギャンブル勝負の連続だ、彼には。
 (私)人生論や哲学的理智からは、満更トランプの生き方も否定できないのだがね。
 (R)そう、だが、それを彼ひとりの人生に彼が留めておくなら、誰も何も言わないのだ(笑)
 (私)しかしロバーツ。俺は不思議でならないのだが、どうして賢明なるアメリカ有権者諸君は彼を選んでしまったのか? 果たして後悔してるの?
 (R)分断が進むばかりの社会で、自分がどちらのクラスに居るのか? なんて昔は問われることもなく、被害者意識さえ薄かった時代の物差しでは判らない。
    判らないから逆に右往左往迷い、強い言葉を吐くガイに惹かれるのさ。君がUSに居た頃と、此の国は変わってしまったんだ。 
      さ~あ、有権者は後悔してるか? どうかな。 案外、若い連中にはトランプを否定しない連中も少なくないからね。
 (私) おや、君もそう感じてるか。昨年末、俺の孫息子が日本に来た。彼はUS国籍で日本人じゃないよ、その子がね、トランプの事を聞いたら
    <He is odd and peculiar, sounds poor, but not bad> と言った。 軽いショックだったよ、俺には。
 (R) そうか。 ま、俺も此のアメリカがどうなるのか、見えないんだ。 日本は?
 (私)・・・・判らないな、君と同じく。 じゃぁな、また・・・。Stay in touch, Bye,Roberts    < 了 >
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