静 夜 思

挙頭望西峰 傾杯忘憂酒

コロナワクチン巡り 鳩山由紀夫元首相がまた誤情報!  ・・・未だに黙らせられない旧民主党幹部よ それが不信をぬぐえない要因だ

2022-09-23 07:11:08 | 時評
◆ 毎日:特集<ファクト・チェック> 【山本萌】
 接種により重症になる確率は、感染して入院する確率の3倍――。新型コロナウイルスのワクチン接種を巡り、WHO(世界保健機関)がこうした認定をしたとして、
鳩山由紀夫元首相が誤った情報を再びツイッターで発信し、疑問の声が相次いでいる。
 <勉強会で白澤卓二先生にあらためて訊(き)きました。WHOがワクチンで重症になる確率はコロナで入院する確率の3倍とWHOが認めたのは事実ですかと。
  河野太郎大臣はデマと否定されましたがと。白澤先生は事実ですと答えられました。私はアンチエイジングの権威の白澤先生の言葉を信じます。>

投稿には「WHOの研究は、ワクチン接種で重症となるリスクが新型コロナで入院するリスクよりも339%高いと結論づけている」などと英語で記された資料のような画像も
添付されている。

 鳩山氏は7月にも白澤医師から聞いた話として「ワクチンを打った人の方が打たない人より3倍入院する確率が高いとWHOが認めた」との内容を投稿した。この投稿について、元ワクチン担当相の河野太郎デジタル相が「デマ」とツイートするなど波紋が広がり、毎日新聞などは情報の真偽を確かめる「ファクトチェック」で「誤り」だと報じている。

WHOは事実上否定

今回の投稿内容の真偽について、WHOは毎日新聞の取材に対し「安全なワクチンは、新型コロナに起因した重症化や入院、死亡に強い予防効果を発揮している」などとメールで回答し、事実上否定した。
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 もう、うんざりだ。鳩山氏の奇行・浅慮は旧民主党が政権に就いていた間だけでなく、驚くことに、今日現在まで続いている。民主党政権が僅か3年で国民の失望を買い、
下野に至った大半の責任は鳩山氏にある。そう国民は見做しているが、本人のみならず古参幹部はどこまで同じ認識を抱いているのか?・・甚だ怪しい。

 政権に就いてすぐ東日本大震災に見舞われ、津波による福島原発の損傷事故は不運なめぐりあわせであった。自民党が政権に在ったとして対応にどれほどの差が出せたか?
安倍政権で自公が復帰してからの10年を振り返れば、震災及び原発対応が民主党政権敗北の主因とは言えない。それよりも沖縄米軍基地移設を巡る迷走、尖閣での中国漁船
体当たり事件の稚拙な処理、等々鳩山氏が首相の座にあった政権初期の愚行と未熟さが自民復活と政党政治退嬰をもたらした。同氏はその首班各の戦犯である!


10年前の民主党政権で要職に在った人物が今なおのさばる、とりわけ鳩山氏を黙らせないお友達どもが現在の日本政治の停滞・劣化の片棒を担いでいる。未だわからないか?
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≪ 今朝のオ目覚 3題 ≫  多様性を嫌い 素直な疑問と正論が消されてしまう社会  それを全体主義という

2022-09-22 07:19:11 | トーク・ネットTalk Net
 今朝は「おやっ?」と目をパチパチするハナシが3つ重なったので、取り上げる。どれも有料記事なので、要点のみ引用。

◆ 田中優子の江戸から見ると <大人たちの無知>田中 優子 (法政大名誉教授):220921 毎日夕刊
 ・杉田水脈氏が総務政務官になり、簗和生氏が副文部科学相に任命されたのである。両者とも、LGBTを存在価値がないものとして蔑視している。
  江戸時代の人々でさえ持たなかった偏見を、民主主義であるはずの今の政権が持っている。どうしたことだろうか?

 ・代の政治家たちは、血縁の家族と「家族制度」とを混同している。江戸時代は家族制度の時代だった。しかし跡継ぎを必要とする武家や商家にとって、夫婦に子供が
  できないことも、子供たちがLGBTや自身の考えを理由に結婚しないことも、問題ではなかった。なぜなら養子をもらうことで解決したからである。

   むしろ能力を認めてから迎え入れる養子や婿養子は家制度の存続に有益だった。老舗も武家も、そのようにして続いた。一方で芭蕉や平賀源内のように結婚しなかった
  人々もいて、彼らは日本文化を創造した。どのような性的指向を持っていようと、社会的に広く偏見にさらされるようなことは、なかったのである。

 ●日本では多様性が時代につれて狭まった。その原因は政治家たちの無知にある。日本の歴史も文化も学んでいないのだろう。若者の苦しみは、大人たちの無知と、
  それを恥とも思わない生き方に由来する。
 ← 多様性を狭めたのが、明治以降の天皇制であること。ここが何も変わっていないからである。

 大阪・飛田新地、安倍氏国葬当日は全店休業:220921 毎日夕刊【山田毅】
 ・「飛田新地料理組合」は1989年に昭和天皇が逝去した時に初めて全店休業を実施。最近では2019年に大阪で開かれたG20サミットや、20年春の緊急事態宣言時に
  一斉休業したという。
  ⇒ 「営業を控えることで弔意を示したい」と同組合は答えた、とある。<G20 サミット><コロナ緊急事態宣言>と<安倍国葬への弔意>には何も関連性が無い。
   だから、寄席のウクレレ漫談、あるいは床屋政談にでもありそうな笑える与太話じゃないか? わははは・・・と笑い飛ばして良いのか?

   いや、そうはゆかない。昭和天皇逝去と安倍元首相逝去が同列になる庶民の”国家非常事態感覚”こそ、日本人心理に流れる国家第一をはぐくむ危ない温床であるから
   笑い事には出来ないのだ。


💛自民・村上誠一郎氏「国賊」発言に党内で反発も 国葬欠席へ 220921 毎日夕刊
 ・村上氏はコメントで「吉田茂元首相の国葬の際には、当時の佐藤栄作首相は与野党、三権の長に気を配った」と指摘し、国葬実施決定に至る政府の調整・説明不足を批判。
  佐藤氏や中曽根康弘元首相の死去時に国葬が実施されなかったことを指摘し、「なぜ今回は実施するのかという問題もある」とした。
   ⇒ そう。安倍は佐藤や中曽根よりも偉大な首相だったか? との根本的疑問だ。

 ・時事通信は20日、村上氏が党本部で開かれた総務会後に、安倍氏の政権運営が「財政、金融、外交をぼろぼろにし、官僚機構まで壊した。国賊だ」と発言したと報じた。
   ⇒ 国を可笑しくしてしまった張本人だ、と野党ならぬ与党から批判が上がる、実に健全な党内民主主義じゃないか? 本音で語り合うのを止めたら終わりだぞ。
     安倍派議員らは強く反発。同派議員の一人は「そんなことを言うなら離党すべきだ」と主張する? そういう連中こそ出てゆけ!
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 安倍氏の国葬反対理由は 手続き不備だけではない  功績不明瞭+国民大多数から敬意を以て惜しまれる人物ではなかった 肝は そこだ!    

2022-09-21 07:05:07 | 時評
▲▽ 別世界の桜井コラム=古賀攻  (専門編集委員)
 桜井よしこ(76)が醸し出す国体賛美・リベラル抹殺の言論、そのうさん臭さと危険。彼女は百田XXと同じうさん臭さを発散するデマゴーグだ。
 私が昔から挙げてきたポイントを古賀氏が明解に整理してくれたので、全文転載させて戴く。
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死後に旧統一教会との抜き差しならぬ関係が次々と判明する事態を、安倍晋三元首相の応援団はどう受け止めているのか
そう思って週刊新潮誌上の桜井よしこさん(76)のコラム「日本ルネッサンス」を読んでみると、別世界の風景に出くわす。

【1】先週発売号のタイトルは「統一教会問題、報道の責任を問う」。趣旨は、教団の犯罪的活動が今も続いているならメディアは事実で示すべきなのに、第2次安倍政権発足
  から銃撃事件までに全国紙に載った記事はごくわずか。よって問題行動はすでに収まっていると思われ、教団を邪悪視するのはおかしい――というものだ。

  弁護士団体などに寄せられる霊感商法の被害相談は、一時より減ったものの、今でも年間数百件に上る。もちろんメディアはカルト被害への警戒が不十分だったことを
  反省すべきだろう。だが、少し調べれば分かるデータを無視し、現状を空騒ぎのようにとらえるのは牽強付会(けんきょうふかい)としか思えない。

【2】8月25日号でも「報道への違和感」と題してメディアに矛先を向けている。安倍政権が消費者を守るために2018年の消費者契約法改正に取り組み、
 「霊感商法の被害者救済の道が開かれた」のに、功績を報じていないと。
18年の改正で「霊感」契約への取り消し権が初めて盛り込まれたのは事実。だがこれは政府の
  当初案ではなく、審議中の与野党協議で条文修正されたものだ。しかも取り消し要件の厳しさが今も課題になっている。決して安倍政権が熱心だったわけではない。


【3】コラムには一貫したパターンがある。安倍さんを絶対善の位置に固定したうえで、個々の事象に白黒をつけていく姿勢だ。銃撃事件直後の7月21日号では安倍さんを
  「日本の宝」と言い切り、国家安全保障会議を招集しなかった政府の感度にもかみついている。極右に属する政治団体の顔役を務めながらも、ジャーナリストを名乗る。
  昨秋の衆院選では安倍さんの最終演説会に駆けつけ、司会の下関市長は「日本を代表するジャーナリスト」と持ち上げた。

★ そんな桜井さんは東京都港区のとある有名神社の境内に邸宅を構えている。神社からの借地だが、外観はひときわ目立つ。生前の安倍さんと訪ねたことのある自民党議員
  からは「立派な家だよ。資産家なんだね」と聞かされた。上品そうでりんとした話し方。著作物は数知れない。別世界を好む市場があるから流通し、右派の女神然と
  しているのだろう。
ただそれをジャーナリズムと呼ぶのには抵抗を覚える。

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『事実求是』たまたま毛沢東が口にしただけで、この成句自体は含蓄が深い。これこそが真のジャーナリストと呼ばれるべき人物の備えるべき態度だろう。桜井氏はどうだ?
特定の人物、なかでも有力政治家の提灯持ちを勤め、それを恥も憚りもなく触れ回り、それで生計を立てるとは。安倍氏同様に人品を欠くと形容する他に言葉を知らない。
もう76歳というが、おそらく≪ 晩節を汚す ≫などという言葉は、彼女の辞書には元から無いのだろう・・・・。
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 ≪ ボブ・ロバーツとのお喋り ≫

2022-09-20 09:11:32 | ボブ・ロバーツとのお喋り
(ボブ)ハイ、シャオ・リー、調子はどうだい? シカゴも相変わらず暑い。トーキョーは?
(小李)オー、ボブ。電話を有難う!なんとか、元気といえば、元気だ。サンキュー。 東京はジャイアント・タイフーンが漸く通り過ぎるところ。未だ、暑いよ。
(ボブ)ふーん、タイフーンね。 もう地球全体のクライメイトが狂ってしまったから、誰も驚かなくなったな。

(小李)全くだ。ところで、What's up, Bob ?
(ボブ)クイーン・エリザベスの死で、今後、UKがどう変わっていくのか、行かないのか? 気候変動と同じで、国際政治の世界もますます見えなくなってきたね。
(小李)本当だ。21世紀になって20年。第二次大戦が終わって80年近くなったいま、世界は大きく変わるTurning Point だろうね。
(ボブ)うん、俺がビックリしたのは、ジョー・バイデンがTV番組で「台湾に中国がinvasion したら、米軍を派遣して防衛に向かう」と言い切ったことさ。
(小李)ジョーは、まさか、アルツハイマーとかじゃないよね? 本気かね? ・・・ブラフには違いないが、議会のサポートは得られるのかい?
(ボブ)さあな。ヨーロッパでウクライナを失うマイナス、これに対し、アジアで台湾と日本・韓国を失う重さ。これをアメリカ国民がどこまで考えるか、だろうね。
(小李)うん、単に日本・韓国・台湾のロスで終わらない。東南アジア全体が中国の支配下に替わってしまうよ。それは見過ごせないだろう。
(ボブ)それを、どこまで多くの市民の頭に余裕があるか? インフレ、失業が収まらない限り難しそうだ。

(ボブ)昨日のUKクイーンの国葬で思い出したが、アベもNational Funeral にするんだって? それに反対の国民が少なくないと此方の報道でもやってるよ。
(小李)そうかい。誰を選ぶかの基準もないし、National Funeral について明確な法的根拠がない。然も議会を飛ばして決めちまった、此の「ないない」尽くしだ。
(ボブ)ふむ、そりゃ、下手こいたな。然し、何をそんなにPrime Minister は焦ったんだい? 
(小李)さあね。とにかくボブも知っての通り、日本人は理屈で順を追って議論するのが嫌いなので、議会主義が身につかないんかな。
(ボブ)え~っ、何てことを、シャオ・リー。もう100年以上、日本は議会制度でやってきたんじゃなかった?
(小李)形の上ではな。だが、さっき言った「ないない」尽くしなんて、他の国では起こりえない事だと思うから、俺は言うんだよ。
(ボブ)うん、確かに、そんなことは起こらないな、まず。・・・USでなくたって、ね。
(小李)だろ? 摩訶不思議な、Unbelievable Society さ。 帰国して20年を超えたが、社会も政治も、何も変わらない、ジャパンは。若い世代も変わらない。
(ボブ)おいおい、暗い声だすなよ。 また、な。元気だせよ、OK ? バイバイ!
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【書評161】  地形と地理で解ける 東京の秘密  内田 宗治 著      実業之日本社     20018年11月 初版

2022-09-19 13:39:24 | 書評
 著者は「地形散歩ライター」と名乗っており、表紙裏には<旅と散歩、鉄道、自然災害、産業遺産などに関するテーマで主に執筆>とある。廃線跡歩きと廃川跡歩きで
<歩き鉄「=歴史ある路線沿いを歩き尽くす」を執筆中>ともある。鉄道好きで、地図や地形探索好きな少年がそのまま大人になり、こういう楽しみ方ができ、それを職業に
できた羨ましい人だ。 私自身、内田氏と似たような興味と好奇心を持ち合わせているせいか、グイグイ惹きこまれて読んでしまった。標高地図や図形、そして重要ポイントの写真がふんだんに掲載されているので、実にイメージしやすい。
  【第1章】武蔵野台地の水と地形  【第2章】戦国大名&国府と地形篇  【第3章】武蔵野台地の「道」と地形篇  【第4章】多摩の鉄道と地形篇
  【付章】多摩地域 暮らしの地理学篇

 本書は戦国期の終わり頃から拓かれた関東平野、中でも荒川から西の多摩丘陵にかけて広がる地形、いわゆる武蔵野台地にまつわる崖と人々の暮らしをたどりながら、平安・鎌倉・戦国期の国府跡から江戸期の甲州街道や脇街道の歴史逸話にまで遡る。そこには戦国大名同士の合戦と街道筋のはなし、そして江戸幕府による玉川上水から各地に作られた人造池の歴史も辿る。これは、太田道灌による湿地開拓に始まる江戸湾岸周辺の発展から現代の東京に繋がる歴史を地理・地形から読み解く興味深いアプローチである。
 最後の【付章】は、23区の西へ西へと拡大した東京都下、各市間の人文地理的な違いに焦点を当てた考察で、東京都西部の将来像を考えるうえで参考になりそうだ。

 荒川から西、且つ奥多摩以東の東京都域あるいは周辺の「多摩・武蔵野」地域に住んでいる人には、楽しみながら郷土史の基礎知識を得られる格好のガイドブック。
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