自遊空間、 ぶらぶら歩き。

日々見たこと、聞いたこと、読んだこと、考えたこと

夙川の侘助で侘助膳

2011-02-06 | 食べもの・飲みもの

『くじけないで』を返しがてら、友人の案内で入ったのが夙川駅近くの侘助です。
民芸調のどっしりとした木を多用した内装が落ち着いた雰囲気をかもしだしています。


注文した侘助膳の品揃えと厚手の陶器にまたニッコリです。
天ぷらとおでんが少しずつ味わえるうれしさったら・・・。


友人が、
「おでんつくったら、食べ終わるのに4日も^^かかった」
というように、少人数の家族ではなかなか品数を揃えられません。
っていうのは、手抜きの私の言い訳^^だけど。


菜の花みたいなごはんは、甘い炒り卵と青菜は菜の花じゃなくてカブのようでした。

 

 

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くじけないで(飛鳥新社)~柴田トヨさん

2011-02-05 | 

今年6月の誕生日で100歳になる柴田トヨさんの詩集『くじけないで』

昨年末、NHKでドキュメンタリーが放送されたりして、友人と話題にしてて、
「図書館にリクエストしてるんだけれど、当分回ってきそうもないわ」
と言ったら、友人が持ってるからと貸してくれました。

恐縮至極m(__)m
自分で買えばいいのにねー。


【くじけないで】

ねえ 不幸だなんて
溜息をつかないで

陽射しやそよ風は
えこひいきしない

夢は
平等に見られるのよ

私 辛いことが
あったけれど
生きていてよかった

あなたもくじけずに


始めにさ~~っと全編読んだ時は、言葉が平易過ぎて、やわらか過ぎて、優等生過ぎて、血を吐くような思いで言葉をつむぐ職業詩人の立つ瀬がないなーと思いました。

なんと『くじけないで』今年1月にとうとう発行部数100万部を超えたそうなのです。
詩集って、1万部売れたら、成功だと聞きました。

ところが・・・です。
繰り返し読むうちに、毎週息子さんの来訪を待って、完成させるトヨさんの詩の行間にひそむ気持ちが響いてくるようになりました。


【溶けてゆく】

ポットから
注がれる
お湯は
やさしい
言葉のようだ

私の
心の角砂糖は
カップのなかで
気持よく
溶けてゆく


若々しい詩でしょう?
26歳、新婚さん? 夫を送り出した朝のひと時かな?

それとも、大きなプロジェクトを完成させ、久し振りにゆっくりした週末の昼下がり、居間のソファーに座って紅茶を飲もうとしている27歳か?

短いフレーズの中からたくさんのイメージがわいてきます。
90歳を超えた詩人の作と知っててもね。


私の好きな詩はこれ。


【先生に】

私を
おばあちゃん と
呼ばないで
「今日は何曜日?」
「9+9は幾つ?」
そんな バカな質問も
しないでほしい

「柴田さんは
西条八十の詩は
好きですか?
小泉内閣を
どう思います?」
こんな質問なら
うれしいわ


100歳近くになっても広い世界の中に自分を立たせることができる。
そんな風に年をとってきた、生き方が素敵です。

 

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堂島ロール

2011-02-04 | 食べもの・飲みもの

あまりにも評判がよくて、並ばなくては買えないと、刷り込まれていた堂島ロール。
近くでは買えないとしても、買おうと思えばいつでも買えるからと、食べたことなかった
モンシュシュ堂島ロール


大阪に出た夫が、待たなくても買えたと、持ち帰りました。

評判どおりのおいしさでしたよ。
クリームがくどくなくて、いくらでも食べられそうです。

ハーフで買えて、680円なり。
箱に入って、紙袋に入れてくれてるのだけれど、映画「しあわせの雨傘」とタイアップ。
さすが伸びる会社。

紙袋といえば、和菓子の菓一條の紙袋は美智子皇后が学生時代に描いた葛かずらの絵を使わせていただいてるんですって。

日本のお菓子は和洋なんでもおいしいけれど、包装もぜいたくです。

 

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節 分

2011-02-03 | 食べもの・飲みもの

なんだかな~と思いつつも、南南東向いて今年も丸かぶり

お寿司屋さんで買ってきた恵方巻きはおいしく^^感じます。



この間、夙川の菓一條でかわいい~と、思わず手にしたのは、赤鬼さん、青鬼さん。

パクリと一口で鬼は口の内^^


明日は立春

 

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「神戸・金魚の美」アートアクアリウム展

2011-02-02 | 展覧会

大丸ミュージアムKOBEでアートアクアリウム展を観てきました。
会期は2月14日(月)までです。

理屈ぬきで、夢のように美しいディスプレイでした。
水の入った額縁の中の主人公は金魚です。



刻々変化する絵は一瞬たりとも、同じ絵としてとどまりません。
撮影可だったので、ほとんどの人がデジカメやケータイを美しいアートに向けていました。


花瓶水槽
です。フラワーアレンジメントとのコラボです。


万華鏡
です。金魚が描くカレイド模様です。


巨大金魚鉢
の中には約1000匹の金魚が泳いでいるそうですよ。


左上から時計回りで、ショートテール白流金パンダ蝶尾琉金丹頂です。
ほかにも珍しい金魚がたくさん。


行燈水槽
です。


屏風水槽
です。


総合プロデューサーはアクアリストの第一人者、木村英智さんです。

 

 

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森村泰昌 なにものかへのレクイエム―戦場の頂上の芸術

2011-02-01 | 展覧会

兵庫県立美術館で、「森村泰昌 なにものかへのレクイエム―戦場の頂上の芸術」を観てきました。



会期は4月10日(日)まで。3月13日(日)まではコレクション展「その他」のチカラ。―森村泰昌の小宇宙―も併催されています。

森村さんといえば、セルフポートレートの写真作品で国内外で高い評価を得ている美術家です。今回は広い展示室をぜいたくに使った、映像作品もゆっくり鑑賞できます。

傑作ぞろいの中でも、私は「人間は悲しいくらいにむなしい」という映像作品がおもしろかった。もとネタはモスクワ赤の広場で労働者相手に演説するレーニンなのですが、森村さん扮するレーニンの前にいるのは釜ケの労働者です。

「むなしい、むなしい・・・」と、こぶしを振り上げているうちに、労働者ゾロゾロとその場から消えてしまいます。

大阪・鶴橋にアトリエを構える森村さんです。セルフポートレイトのバックの多くは大阪の街角です。


展覧会に出かけたのは1月23日(日)、ミュージアムホールで開催された森村さん自身のレクチャー、「自作を語る/レクイエム、それから」に合わせました。

4作品と、映像「海の幸・戦場の頂上の旗」の制作過程を軽妙に語ってくださいました。


森村作品を観ると、モトになった報道写真がすぐ頭に浮かぶのに、実は全くの別物で、そこに、面白おかしさがひそんでいます。

今回も美術館から自宅のPCに、画像を送れるサービスを利用してみました。

 

 

 

 

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