自遊空間、 ぶらぶら歩き。

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森村泰昌 なにものかへのレクイエム―戦場の頂上の芸術

2011-02-01 | 展覧会

兵庫県立美術館で、「森村泰昌 なにものかへのレクイエム―戦場の頂上の芸術」を観てきました。



会期は4月10日(日)まで。3月13日(日)まではコレクション展「その他」のチカラ。―森村泰昌の小宇宙―も併催されています。

森村さんといえば、セルフポートレートの写真作品で国内外で高い評価を得ている美術家です。今回は広い展示室をぜいたくに使った、映像作品もゆっくり鑑賞できます。

傑作ぞろいの中でも、私は「人間は悲しいくらいにむなしい」という映像作品がおもしろかった。もとネタはモスクワ赤の広場で労働者相手に演説するレーニンなのですが、森村さん扮するレーニンの前にいるのは釜ケの労働者です。

「むなしい、むなしい・・・」と、こぶしを振り上げているうちに、労働者ゾロゾロとその場から消えてしまいます。

大阪・鶴橋にアトリエを構える森村さんです。セルフポートレイトのバックの多くは大阪の街角です。


展覧会に出かけたのは1月23日(日)、ミュージアムホールで開催された森村さん自身のレクチャー、「自作を語る/レクイエム、それから」に合わせました。

4作品と、映像「海の幸・戦場の頂上の旗」の制作過程を軽妙に語ってくださいました。


森村作品を観ると、モトになった報道写真がすぐ頭に浮かぶのに、実は全くの別物で、そこに、面白おかしさがひそんでいます。

今回も美術館から自宅のPCに、画像を送れるサービスを利用してみました。

 

 

 

 

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