杏さん、というより杏ちゃんと呼びたいかわいらしい女性。
天はニ物も三物も与えて不公平じゃないですぁ?と文句をつけたいほど、多くの才能と美しさをそなえた杏さんです。
しかも、トーク番組などを通して知る彼女は性格もよさそう。
その杏さんが、たくさんの人との出会いから経験したこと、感じたことを綴った1冊です。
父親渡辺謙さんの病気や、両親の離婚騒動のころはきっとイヤなことがたくさんあっただろうに、なんの苦労もなく大きくなったとしか思えない明るいタッチのエッセイ集で、イラストも自筆です。
彼女より2.5倍以上年くっている自分が、それこそ「ふむふむ」と相づちをうったり、しんみりさせられたりしました。
その中の一文、文楽と暖簾が、私を次の本に向かわせました。