自遊空間、 ぶらぶら歩き。

日々見たこと、聞いたこと、読んだこと、考えたこと

六甲アイランドの美術館めぐり

2013-03-13 | 展覧会

ベイシェラトンでチャリティーランチをいただいたあと、六甲アイランド内の美術館をまわりました。

 

まず、ホテル南側の神戸ファッション美術館「型絵染 三代澤本寿展」(会期は4/2まで)。
三代澤本寿は図案から型紙を彫り、染めにいたるすべての工程を一人で担う型絵染の技法を用いて、多様な染色作品を残しています。

屏風やパネル、のれん、帯、本の表紙など大胆でくっきりしたモチーフは普遍性があって、親しみを感じます。
レストランのロゴや内装もタッチしていて、出身地松本では今でもあちこちで見られるようです。

 


同じフロアにある神戸ゆかりの美術館では「企画展示 BLUE(ブルー)」「絵画が奏でる港町ノスタルジー展」
こちらはさらっと一巡して・・・。


次に六甲アイランドの北端に位置する神戸市立小磯記念美術館の特別展「自らを見つめる画家と自画像展」へ(会期は3/24まで)。

 

藤島武二、フジタ,レオナール、小出楢重、安井曾太郎、梅原龍三郎、中川一政、林武、佐伯祐三、小磯良平、鴨居玲など約85名90余点が展示されています。かなりの充実度です。

そのほとんどが笠間日動美術館の所蔵です。
個展で売れ残ることの多い自画像を画廊が引き取ったのが多いのではないかと、学芸員さんの説明でした。

鏡を見て描いたと思われるものは頭髪の分け目が添えられている写真と反対だったり、服の打ち合わせが逆だったりしています。

女性画家は自画像が少ないそうで、90点のうち1枚あったかなかったかといったところでした。
描きにくいんでしょうかね。

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする