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「フクシマン土屋」の「イイトコ探訪 福島県!」 (第52回) 「魔の山(谷川岳)へ」行ってきました!

2022-10-15 15:40:08 | 『フクシマン土屋』コラム集

こんにちは「フクシマン土屋」です!

福島市も朝晩寒くなり、コタツ出そうかな…
今晩は鍋にしようか…それなら燗酒だな…。
外へ目を向ければ山の木々が色づき始めた、
紅葉を見に山へ行こうかな…うずうず(笑)
そんな季節になりました。
あなたはいかがお過ごしでしょうか。

さて、先月に今年の目標であった
「フルマラソン完走!」を達成しました。
が、
もうひとつ今年の目標がありました。
「谷川岳登頂!」です。
群馬と新潟の県境に位置し、
日本百名山のひとつでありながら、
ギネスブックにも載る山「谷川岳」。
どの様な理由でギネスに認定されているのか?

「世界一、人が亡くなっている山」
だそうな…。

エベレストとか、世界には8000mを超える山が14山。
それらの山での死者合計を谷川岳は単独で上回る…。
「魔の山」と呼ばれる所以です。
遭難者が多いのは、
・天候の変化が激しい
(中央分水嶺に位置する)
・地形が険しい
(ルートによるがクライミングの聖地)
等の要因があるらしいです。

とはいえ、アクセス良好で景色バツグン!
初級〜上級登山者まで楽しめる大人気の山です。

そんな谷川岳に昨年初めてチャレンジして結果は…
あと一息で山頂!
というところで断念下山…。
そう、登り切れずに引き返したんです。
山頂付近には、前日に雪が降ったらしく、
その雪が解け切らずに、半ば凍って残ってました。
登山靴だけでは滑るようになり危険な状態。

この時に感じたのが「危険」だと認識していながら、
「あと少しだから行っちゃおうか…」
とも考えた気持ち。

今考えると「絶対に危ない!無理無理」。
なのに、あの時は一瞬でも先へ行くことを考えた。

登山に限らず、あと少しだからって無理してしまう。
頑張ってしまう、欲が出てしまう。
そういうことって案外多いようです。

そこで「アレ?自分無理してないかな」と思えれば、
ケガや失敗を減らせそうですね。

で、今年は軽アイゼンも用意して、
とにかく寒さ対策を入念に準備。
昨年より2週間早い日程で訪れました。

さすがに雪の心配はなく、お天気良好!
紅葉は高いところで始まってるようです。

ロープウェイを使わない
「西黒尾根」ルートを選択。
木々に囲まれた急な斜面が続き、汗ばむくらい。
森林を抜けるとガレ場になり、次にクサリ場も出現。
(ガレ場…石がゴロゴロしている所、
 クサリ場=鎖場…鎖がないと通行が困難な所)
そして見通しの良い尾根の上を歩く道は、
右にも左にも「落っこちたら上がってこれない〜」様な登山道。
所々に眺めの良いポイントがありますが、
手前まで行くと足がすくみます。
足がすくむ感覚ってこれか!!
が、間違いなく味わえます。

山頂に近づくにつれ気温が低下、風も強くなる。
上着を着ていると、あれれ?!
さっきまで真っ青な空にクッキリと浮かんでいた山頂が、ガスで見えない。
山頂に着く頃にはガスが抜けて晴れることを願い前進。
谷川岳は山頂部がふたつある面白い山。
まずは手前の「トマノ耳」へ到着…。

ガスって山頂からの絶景は、お目にかかれません。
撮影を済まし、気を取り直してとなりの頂部「オキノ耳」へ。
となりと言っても15分くらい下り登りが必要です。
やがて到着。
ガスはさらに濃さを増しておりました…。

ということで山頂からの360°大パノラマは、
残念ながら見ることはできませんでした。
それでも「魔の山」へ登った満足感は高く、
登山道や景色の魅力から人気なのも納得です。

帰りは「天神尾根」ルートを下り、ロープウェイを利用しました。
それでも山頂からロープウェイ乗り場まで2時間以上!
谷川岳へ行くときは十分な装備と、時間に余裕をもって訪れてくださいね。


「イイトコ探訪 福島県!」を読んでくれてありがとうございます。

おかげさまで今年の目標「谷川岳登頂!」
は無事に達成できました。
優しくも厳しい谷川岳。
今回の登山中に感じたのは、準備の大切さ。
装備はもちろんだけど、体調を整えること。
そして無理をしないこと。これらが大事です。
そうすると気持ちに余裕ができて楽しめます。

秋の行楽シーズンはこれからが本番ですね。
あなたはどちらへ?
では、ごきげんよう!