《ハウリンメガネ》
さて、去年後半、ほぼ小半年かけて
チャーリー追悼対談をやってきた我々ですが
{ 編集長「MASH」 }
アンコール!アンコール!
《ハウリンメガネ》
年も明けたことですし、
気を新たにストップしてたあっちの企画
{ 編集長 }
ローリング・ストーンズ!
ローリング・ストーンズ!
《ハウリンメガネ》
そう!ブライアン・イーノで紐解くロックの歴史を
{ 編集長 }
ミック!
キース!
ロニー!
チャーリー!
《ハウリンメガネ》
あー!喧しい!なんですか!さっきから!
{ 編集長 }
なんですか!はこっちのセリフだよ!
あれで終わりだと思っていたのかい!?
《ハウリンメガネ》
思ったのかい?もなにも
前回タイトルで最終回って銘打ってるじゃないですか!
まだやる気かいアンタ!
{ 編集長 }
いや、俺もアレで終わりのつもりだったんだよ?ホントに。
たださぁ……
《ハウリンメガネ》
何よ?
{ 編集長 }
出ちゃったんだよ……
《ハウリンメガネ》
何が?
{ 編集長 }
チャーリー逝去後のストーンズ2021年ツアー(ライブブート)だ!
《ハウリンメガネ》
うっっっ!
{ 編集長 }
気になるだろぉ~?気になるハズさ!
《ハウリンメガネ》
……押忍。
{ 編集長 }
というわけで、まずはコレ(※写真)を観なさい
《ハウリンメガネ》
……押忍。
(……鑑賞中……)
《ハウリンメガネ》
ローリング・ストーンズ!
ローリング・ストーンズ!
{ 編集長 }
おっ、君もストーンズ・コール出たな!
俺が騒いだ理由、わかっただろ?
《ハウリンメガネ》
よく分かりました……
凄え爺さん達だよホントに……
今までと「まるで違った魅力のストーンズ」
になってますね!
{ 編集長 }
別のバンドと言えるくらいだろ?
リズム隊がガラッと変わると
こーも違うわけだよな!
《ハウリンメガネ》
ロック”ンロール"バンドじゃなくなってますね。
ロック or R&Bって感じで。
{ 編集長 }
黒人のリズム隊だから、割とR&B色が増しているよね!
《ハウリンメガネ》
数年前のツアーから「ミス・ユー」で
ダリル・ジョーンズのベースソロがあったけれど、
あそこもファンキージャズ風だし
「ワイルド・ホーセス」のイントロが荒ぶってたり、
「神経衰弱」も頭からガンガン飛ばしてたり、
他の曲もアレンジがかなり変わってて
曲ごとに振り幅がエラいことになってる
といいますか……
やっぱりチャーリーのドラム、
あのスウィングがストーンズを"ロール”させて
一本芯を通してたんだな、って気付きますな。
{ 編集長 }
俺が特に感じた部分は
「Midnight Rumbler」だよ!
あの長い曲って毎回微妙に違った演奏をアドリブパートで出し
素晴らしい緊張感を生んでいたじゃない?
アレは「チャーリーが居てこそ!」ってのが分かるよな!
新ドラマーは演奏に入れてない・・・
蚊帳の外って感じじゃない(笑)
《ハウリンメガネ》
「キースに合わせられるのはチャーリーだけだ」
ってのは私も今回のチャーリーの件であなたに教わったことだけど……
今までのストーンズだとキースがブレても
チャーリーがキースと合ってるからタイトに聴こえてたわけでしょ?
ところが今のストーンズはルーズ感が増してるんですよ。
{ 編集長 }
あれ?ダメ?
《ハウリンメガネ》
とんでもない!これが今のストーンズの魅力でしょう!
キースもロニーも、終いにはミックも
リズムやメロディにフックやフェイントを入れてバチバチにやりあってる。
ミストーンもかなり多いけど、今までのストーンズだと聴けなかった・・・
そんなフレーズがバンバン出てくる。
「これが今の俺たちだ。チャーリーがいない俺たちだ。それでも転がり続けるしかないんだ。」
ってのをねぇ……剥き出しにしてる!
{ 編集長 }
新しいリズム隊は「シッカリ刻む」でしょ?
そこに合わせることなく、キースはガンガン弾く・・・
そーするとミックもロニーもソコに乗って行くしかない!
そんな「破れかぶれ」感が素晴らしいよな。
《ハウリンメガネ》
ライブの最後にミック、キース、ロニーがお辞儀した後、
スクリーンにチャーリーを大写しにして3人が手を上げるでしょう……
泣けたね……
{ 編集長 }
ライブ始まって、2曲目のMCでチャーリーへのコメントも言うでしょ?
アレもグッとくるよな!
《ハウリンメガネ》
あとマストなポイントとして、キースとロニーの音が無茶苦茶イイ!
歴代でもベストに近いんじゃないですか?
歪んでるんだけど歪んでない、
持ち替えたギターのキャラクターもはっきりわかる
フェンダーアンプの一番気持ちいいところがずーっと鳴ってる。
{ 編集長 }
実は2016年頃からキースもロニーも徐々にだけれど
ギター無法地帯的プレイで、ガンガン音大き目だったんだけれど
「やはり俺たちのロックはギターだ!」って割り切った感じだね!
ヴィンテージも惜しみなく使い、しかも
新しいリズム隊とはズレルからワイルドでルーズ!
《ハウリンメガネ》
そうそう、さっきルーズ感がって言ったけど、
キースの間のとり方はもう名人芸の領域でしょう!
外し方とかほぼブルースだよ、あれ。
{ 編集長 }
ビルとチャーリーだと、ソコを捉えて
ビシッ!とタイトに合わせることが出来たワケ!
でも新しいリズム隊は無理なんだよ!
ダリルはチャーリーに合わせて上手く行っていたけれど
ドラマーが変わると「イチからやり直し」だもん。
しかも、ギターコンビは百戦錬磨(笑)。
ミックだってその「ギターグルーヴ」で歌うから
魅力があるわけでしょ?
ミックのソロがイマイチなのはソコだもん(笑)。
《ハウリンメガネ》
正直どうなるかと思ってたけど、
いやぁ、俺、これだったら生でも観たいよ!
チャーリーの不在を感じさせると同時に
別のストーンズとしての魅力に溢れてるもん!
{ 編集長 }
確かに好き嫌いは別れるだろうな。
でも、転がり続ける覚悟が
今のミック、キース、ロニーには有るよ!
逆に言えば、この3人は「運命共同体」じゃないとダメでね・・・
ポールやボブと違って、ミック一人じゃ全く面白くない・・・。
本人達もさすがに気付いているよね(笑)。
《ハウリンメガネ》
というわけで……
今度こそチャーリー追悼対談は最後でよろしいでしょうか?
{ 編集長 }
ん~……俺、いまストーンズの映像を日々見直してるじゃん?
《ハウリンメガネ》
はいはい。
{ 編集長 }
ちょっと、ビックリしたことがあったんだよ。
なので次回、その話をして
今度こそチャーリー追悼対談を終わらせよう!
《ハウリンメガネ》
んんん……
ここまでやったからには、最後までやりますか!
{ 編集長 }
よし!じゃあ次回、チャーリー追悼対談最終回をお楽しみに!
《ハウリンメガネ》
……ホントに終わるかな……
{ 編集長 }
ん?なんか言った?
《ハウリンメガネ》
いいえ!なんにも!
じゃあ、次回もヨロシク!
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