栗林にギフチョウを呼ぶことを実行しはじめてから、今年で5年目になりました。まとめをしてみました。
ギフチョウ:ここで、昨年幼虫から蛹になった個体がはじめて羽化した。
4月9日 初見 4月30日 今年最後に見た日
オス 4羽確認、 メスは2羽同時に産卵していたが、その数はわからず、産卵数からいってももう少し多い感じです。
4月15日 産卵開始 産卵数 250個以上300未満 ほとんどが、日当たりのよいところに植えていたり、置いていたりした2年目の株に 産卵した。
5月5日 1齢幼虫孵化開始
5月17日 1齢幼虫を累計で250匹は確認するも、同時にはやくも100匹以上はいなくなっていた。
6月中旬 5齢幼虫は50匹以上80匹以下程度存在していたか。
6月23日 5齢幼虫を最後にみた日
6月26日 蛹、蛹場所はいまだ1匹も未確認
天敵:卵につくダニなど未確認
1齢幼虫から3齢幼虫まで、大きさによって数種類のクモに捕獲されていた。とくにまとめて、10匹くらいの幼虫がいなくなっているところが何か所もあった。
オオアリがカンアオイの葉にあがっているが、捕獲現場は見なかった。
寄生バチらしい蜂は多数、カンアオイの付近を飛行しているも、産卵場面やハチの羽化場面、幼虫が死んでいるところなどは見なかった。
鳥による被害はない模様。とくに遮光ネットをはっているので、鳥も侵入しにくい。
カンアオイ:昨年発芽した苗が1000株以上あり、肥培(マグアンプ、ハイポネックス液肥)した結果大きくそだったが、11月ころから、カンアオイの葉が黒く穴があき、枯れていく黒星病?や葉がちじれていじけているウイルス病?に感染し、それが急激にひろまっていった。ただし、幼虫は、罹患した株の葉っぱも病変部分をのけて、食べているようです。
カンアオイ 3年目以上の株 葉っぱ2枚から10枚以上 200株は幼虫が90%は食べたつくした。
カンアオイ2年目株(2015年6月種まき、2016年3月発芽)1000株以上 葉っぱ1枚から2枚は幼虫が20%は食べつくした。
これが、産卵数に比べてすくないのは、2齢幼虫の段階で、2年目株の葉っぱをちぎり、3年目以上の大株の株元にもっていき、幼虫をほとんど移動させたためである。
6月11日 栗林カンアオイ種取り、種まき開始。5000個くらいは、種をとり、ポットにまいた。
今年発芽したカンアオイの状況:2016年種まき、2017年3月発芽、1000株は確保したが、すでに双葉の段階で、黒星病と思われる穴あき苗を10%程度みつけています。
このようにカンアオイの病気は蔓延しています。2年目株で、感染した株は70%以上になっているでしょうか。まだ枯死した株は100株もないかもしれません。しかし、いつ増悪するかもわかりません。罹患した葉の病変が大きくなると除去することぐらいしか現在はおこなっていません。バラ黒星病などに効果ある、農薬の使用も考えています。
来年4月の目標は成蝶12羽というところでしょうか。ただし、5齢幼虫が150匹を越えると葉っぱはたりなくなりそうです。
食べられたカンアオイの株も早いものでは、もう葉っぱがでてきています。
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