幕末気象台

おりにふれて、幕末の日々の天気やエピソードを紹介します。

幕末放火二題 高野長英 高杉晋作 井上馨

2009-06-24 19:36:45 | Weblog
あろうことか、小説
を書くために、品川御殿山のイギリス公使館焼討ち事件の当日の天気をしらべて欲しいと依頼を頂いた。
道楽と割り切って、地味にやってきた私は吃驚仰天、早速史料集めに取りかかった。
当日は、井上馨卿がずぶぬれだったと、その回顧録に書いている。ところが調べてみると違っていた。
よく考えてみると結構面白い結論になった。
放火は重大犯罪である。それを敢えて行おうとするのであるから、当然綿密な計画を立てていたはずである。
目的によって、気象条件を選んだでことであろう。
逆に事件当日の気象条件を知れば、放火犯の企みが分かるのである。
そこで、今回は2回にわたり、幕末の二大放火事件を検証してみようと思う。
  次回は、高野長英による伝馬町牢獄放火事件
  その次は、高杉晋作らによる品川御殿山イギリス公使館焼討ち事件
気象から歴史を検証した例が無いので、全て新説です。だれも入山したことのない山に入って蕨やキノコを採るようなものです。さぞかし大きなキノコや太い蕨があることと思います。ただ遭難しなければ良いのですが。

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