アートな旅

日々の生活の中で出来るだけアートに触れられた場面を記事にしてゆきたいと思います。

450年のお寺で250年のバイオリンの音を聴く

2010-10-26 10:51:10 | アートな旅

昨日のこと。
妹夫妻からのお招きで千葉県大網宮谷(みやざく)にある「法流山本国寺」で
開催される『天満敦子・バイオリンリサイタル』に行きまた。

主催:文化フェスタin本国寺実行委員会
共催:大網白里町教育委員会
後援:千葉県教育委員会

このような実行委員会で実現して2年目の「天満敦子」バイオリンリサイタル
彼女の持つ「ストラデイバリウス」はイタリアクレモナの工房で生まれた
250年前のもの
名器中の名器。億という値段がついています。

演奏の前に(写真/録音は禁止)お寺を撮りました。




文明(1471年)創立で仏教の学問所「宮谷壇林」が創設され、盛時には800の
 学僧が居たと言われています。
明治元年県庁が置かれ、宮谷県庁跡は千葉県政発の地として県指定文化財史跡と
なっています。


このお堂の中で演奏を聴きます

この祭壇の前に立っての演奏。
後ろに祭壇、すぐ目の前には聴衆



聞きなれた曲のプログラム

ストラデイバリの生演奏はあまりにも美しく、繊細で聴いていて
天国に居るようでした。
天満敦子氏の演奏も勿論ですがこの楽器の素晴らしい音色は
CDやテレビでは聴くことの出来ない美しさ、深み、驚きが最初にありました。
天満敦子氏のHPでほんの少し聞くことが出来ます

http://www.officetemma.co.jp


200人以上の聴衆
本堂には一杯の人




天満敦子氏曰く「バオイリンを奏でるのは主にヨーロッパでは石の建物や
教会ですが、このお寺のように木造でも良い響きがあって素晴らしい」
と仰っていました。

天満敦子さんはルーマニアの作曲家が作った「望郷のバラード」を
日本に紹介してこの作品が天満敦子の代名詞といわれてます。
この「望郷のバラード」を最後に弾く時はこの仏像に向かって弾かれました。

夢の世界に浸った素晴らし時間でした。
妹夫妻、本国寺、裏方の方々、勿論、天満敦子さんに感謝