癒しの音楽家でーす! ありがとうございま~す。

(登場するストーリーは、全てリアルフォトとノンフィクションのみで綴られています)

熊野のマチュピチュ。

2010-04-08 23:24:00 | 癒しの音楽

熊野南部には、山中の列石や石垣文化が今も残ります。

そのいわれには、先住民のテリトリーとか・猪よけとか諸説ありますが、

今も謎に包まれています。

 

 

勝浦でのピアノソロコンサート終了後、

勝浦でも泉質一番の、ホテル「一の滝」さんに直行!

 

ここはかつて二度の弁天島演奏でもお世話になった場所で、

ご主人や女将さんとの久々の再会。

「mar-pa さんですよね!」と、

嬉しい事に私の事を覚えてくれていました。

部屋からもその弁天島が丸見え。

当時の録音テープがあると言う事で、

私も聴いた事がないので、お借りする事をお願いする。

 

そして、

明日のシンセコンサートの主催者でもある、

和歌山大学の中島教授と合流。

今回は、氏のエコの水車発電のパネルディスカッションへのお招きでした。

豪快な方で、最近はマングローブの研究で世界中を飛び回られています!

 

その後真っ先に温泉へ、

温泉からは那智の滝が遠くに観え、 そこに、黄と赤の鮮やかな夕陽の彩雲が輝いていました。

私のピアノのアルバムのタイトルの2色です。

残念ながら、風呂場なので撮影不可(笑)。

(何か胸騒ぎがしていたので、浴室にカメラを持って行きたいと思っていた矢先の出来事でした。)

丁度虹は那智の瀧の方角にの上方に出ていました。

 

 

 その日の打ち上げは「吾作」さん!

以前の弁天島でも、今回も前回の那智の瀧の時も企画いただいている、芝崎さんお薦めの勝浦では食の最強の場所です。

 

 

 ガンガラ。

和歌山ならではの一品。

 

 

あわび・とこぶし・まぐろ・たい・などに、

大阪では味わえない風味に、とにかく、うなる・うなる・うなる。

その後は、意識が飛んで時間を忘れてしまいました。

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ホテルに戻り、

今日二度目の入浴で、ゆったりと湯ぶねに浸かっていると、

ふと目を開けるとどなたかの顔。

いくら考えてみても誰か思い出せないまま挨拶する。

那智大社の禰宜(ねぎ)様でした。

もちろん初対面の方で、思い出そうとしても出てこないのはあたりまえでしたが、何故か色々とお話が弾み、

次の日は、仕事で来れない禰宜(ねぎ)様の代わりに、

その奥様がコンサートを観に来てくれました。

 

明日は、

世界初のエコの水車電力による、

「シンセサイザーのサクラのコンサート」、

那智の大瀧から流れ落ちる水流から直接戴く、

ピュアーな、そしてダイナミックな電力での演奏会でした。

 

 

翌朝 。

バリ・ロンボクから帰って来てまだ3日目。

 そのせいか、ついつい朝日が観たくなる。

 弁天島の朝陽。

朝風呂を浴びていると、中島教授が、

そして何故か県知事さんが登場!

そしてそこで交わされたお話は、

エコの水車の活動が、この勝浦から拡がっていく前兆を感じさせるものでした。

 

 

 

そして、熊野のマチピチュへ。

勝浦の高津気(こうずけ)地区の入り口に設置されたこの水車。

熊野列石の残るこの地区に、中島教授は水車を設置されていました。

昔からここには、大きな何基もの水車があり稼動していましたが、

今はその残骸が小屋の中に眠ります。

 

 

 

それでもこんな清流は、熊野の至る所に残っています。

 

 

木造の水車は、今や経費がかさむそうで、

 このタイプで100万円!

どうにかコストダウンを図り、再びこのエコエネルギーを広める為に、

 中島教授は働かれています。

 

 

これだけの石垣を誰がこんな山奥に。

 

 

たまたまそこにいた、

80歳を遥かに超える元気なおばあちゃんが語ってくれました。

 

どれだけの時を経て。

山の中にはまだまだ石垣の列石の遺構が残っています。

 

 まさにこれが、熊野のマチピチュ!

 

  

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