田辺では昨年、一遍上人の演劇の音楽をピアノソロでさせていただきましたが、
熊野では、初の単独のピアノソロコンサートです。
近くの海岸には弁天島。
遥か彼方には那智の大瀧が観えます。
昔の海路の航海では、灯台代わりのシンボルにもなっていたようです。
過去に二回、二十年以上前に「白虎社」と公演した場所でもあります。
確実に、ここは黒潮でバリとツナガッています。
勝浦幼稚園は、つい最近まで子供たちの声が賑やかに鳴り響いていました。
時代の波に流され、今は勝浦町の文化情報発信基地として再生されようとしています。
今回企画していただいた勝浦の商店街を活性化する会の方からの、
大きな手作りポスター。
再びこの場所にピアノソロでオトヅレル事が出来た事に、
主催者の皆様に心より感謝いたします。
演奏が始まって、少しまだ肌寒い感じもあったのですが、
外から鳥が音に合わせて盛んにさえずるのを聴いて窓を開けました。
光りが一気に差し込む。
眩しいくらいの光りでした。
窓の外には、お寺の境内のサクラが観えました。
南国のサクラのピアノソロコンサート。
バリやロンボクの土産話などもいっぱいさせていただきました。
子供達もたくさん参加してくれて、
ぴょン子ちゃんも聴いてくれていました。
最初からしっかり聴いてくれていたこの子供たちが、
最後の「五色の虹(New)」~「ありがとうそんぐ」で、
凄く笑ってくれました!
腹を抱えて引っ繰り返って笑ってくれました(笑)。
笑いは全てのものの調和の象徴です。
平和な調和の時間が生まれました。
そのガキんちょ達の憎い絶妙な演出に、
このコンサートは全ての者が温かい気持ちになり、
幸せに終了する事が出来ました。
子供たちのピュアな感性は最強です!
本当に今回も、
ガキんちょ達、皆様、「ありがとう!」でした。
ぴょン子ちゃんも拍手。
演奏後、今日宿泊の温泉旅館「一の滝」に向かう。
ふっと空をミアゲると、
そこには素晴らしい虹!
それは、「環天頂アーク 」と言う太陽に凸形に顕れる「逆さ虹」とも呼ばれる珍しいもの。
太陽の周りには虹の暈(かさ)も顕れ、
青い勝浦の大空に共存する二つの虹の円弧。
神の使者も顕れ、
明日の「サクラの水車発電によるシンセコンサート」のツナガります。