「A musical offering SUSANoo 2016」 世界遺産 熊野本宮 奉納演奏 『天地人』 スサノヲに捧ぐ!
2004年『高野熊野 世界遺産登録 奉告祭』より12年目の今回この場所に、その時と同規模の大量の機材を仕込んでいただき、
奉納演奏当日。
本宮町は早朝よりの土砂降りで本番の天候を案じる声の多い中、青い空も顕れたり!
九鬼宮司様にお会いすると、
「今日はどうですか?」
のお声かけ。
「今日は本当に判りません。」
宮司様:「松尾さん、ぶれちゃだめですよ!ぶれたら雨が降る・・・。」
その言葉に、私は4年前の『熊野本宮大社』境内での「遷座祭」での奉納演奏でゲリラ豪雨の後に満月が出た事を想い出す。
「わかりました!」
私はその宮司さんの一言で、御社殿『証誠殿』での前で奉納演奏をさせてもらう事に心を決める。
朝からの大雨がいつもの様に本番1時間頃から止み始め、このタイミングと御社殿前にセッティングを開始。
最悪小雨が降ってもこの透明のビニールの下で指を動かせば音は出る、
もうこうなったら、雨で楽器が鳴らなくなっても音を発っしてみせる!
と・・・
まるで決まっていたかの様に再び雨が静かに降り始め、演奏開始時間に向けて雨足は次第にしかっりと。
すると、
神社さんの計らいで急遽救済のテントが登場!
御参加戴いた沢山の皆様も、丁度「神門」の屋根の下で坐って聴いて戴ける様に御配慮戴き、
遂に、2016 熊野本宮大社 奉納演奏 『天地人』が始まる!
普通なら、「神門」横の「拝殿(黎明殿)」での屋内での演奏となるはずが、雨の中での御社殿前での演奏に。
たぶんこれも熊野本宮大社の歴史上初めての事で、
奇しくも、5年前に沢山の方が亡くなられたと同じ「台風12号」による雨に、
この日の奉納演奏は、どうしても雨の中での御社殿前の野外でしかなかった事をこの時に初めて識らされる。
初めての雨の日の祭事、
先ずはスサノヲに向けての魂の音を!
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