TOOL4より
平成21年11月24日
競輪祭の最終日に又もや無意味な失格が2件。これまで何十回いや何百回と訴えても一向に改善しない先行した選手の内線秒数ルール。北津留翼・小嶋敬二は早くから逃げて押し切る積りで頑張っても、展開のアヤで捲られてしまい、後の追い込みから交わされたらもう退避するしかなく、一旦降りて又内圏線内に戻るには誰かに当たる可能性が。もしそれをやれば大事故に繋がる事もあるし、明らかに「もうダメ」のポーズを取る余裕も無い程、力を出し切ってるからの行為。どうして失格にしてやる気を失くさせるのか。北津留は松戸ナイターでルールを忠実に守ったばかりに当たられて大怪我、それが現在の低迷。輪界の宝を壊したのはルール。
しかし、昨日は北津留にとってみれば、非常に楽なレース展開であったはず。どうして最後まで踏ん張れないのかな?そっちのほうが問題。このままでは、並みのS級選手で終わってしまいそうな予感。思うに、深谷と違うのは、自信を失っていること。もっと「偉そうに」走っていいものを、後ろを気にしながら走っているからダメなんだって。挙句、中川誠一郎の得意技(捲られるとサッと内圏線内に入ってしまう)をやらかして失格。どうしようもない。ジュニア世界選二冠を果たした大器を、このまま埋もれさせたくないんだけどね・・・
小嶋敬二は輪界の功労者、彼の身に何か起こっては困るでしょう。審判長の確かな眼に委ねるべし。競輪競走は流れが一番大事。これは追従失格にも当てはまる事。相互接触がセーフの理由なら、こっちの方もセーフにする必要が。競輪が日本から消滅する前に決める事。これは来年からではなく来月から、そうしないと本当にダメに成りますよ。
流れも何も、北津留のときもそうだけど、小嶋もただ、
「捲られたからもういいや」
で漫然と内圏線内内側を走行しているからダメなんであって、そうではなくて、捲られてもスプリンターレーン内にとどまったままの走りが出来てれば、何の問題もないこと。
ということは、小嶋敬二だからこそ、こんなことで失格になるのは恥すべきことだと思うけどね。
思うに、北津留も小嶋も、中野さんが現役時代、口をすっぱくして言ってたけど、
「9着は絶対に取らない!」
という気持ちがあれば、こうした馬鹿げた失格をせずに済んだ。競輪は昔から、勝負を投げたような選手に対しては厳しいルールとなっているはずだろ。Gも50年近く競輪を見てきているんだから、それくらいは分かるだろ(それでも分からないのか)?
それに世界やオリンピックに力を入れているのに物申したいのは、ニュースター誕生を待ち望んでいるのに深谷知広や若きスターをナショナルチームやワールドカップを優先させてる事。これだけ売り上げが落ちてる状態なのに、若いこれからの選手をドンドン記念(GⅢ)に斡旋すべき。そしてグランプリ級の超大物は特別限定にして、ファンには最高の状態で闘いを見せるべき。どうあれ何かやらないと3年後5年後は職を失う様な気がします。
深谷は国際大会ではいまだこれといった戦績を収められていないが、反面、W杯などで厳しい戦いができているからこそ、競輪に生かすことができているんじゃないかな。つまり、他の選手が考えている、「競技と競輪は別」なんていう、おかしな考え方をしていない、ということ。別なんて考え方をしている選手は、競輪でもダメだし、競技でも歯が立たない。つまり、何のためにナショナルチームに入っているのか分からない、ということ。
もし深谷が競輪「だけ」やっていたとしたら、先輩連中に変な気を使わされるだけ。恐らく、20連勝なんてできてなかったことだろう。ま、師匠が金子貴志なんで、そのあたりの話は、よーく聞かされていると思うけどね。
競りなんて、まさしく間合いの勝負!ワビ、サビの世界。
よって、トレーニングの方法も、ケイリンだからといって、特に変わったやり方をする必要はない、という話は、けいりんマガジンでも以前に述べられていましたがね(順天堂大学の形本教授の話より)。
違いがあるとすれば、後ろが守られているかどうか、といった点ぐらいなもの。
ところが、この「後ろが守ってくれているかどうか」という点、あるいは、「前が駆けてくれるかどうか」という点に固執しすぎると、「分けて」考えざるを得なくなる、といったジレンマに陥ります。
もっとも、世界選初期の頃のKEIRINは、縦一列スタートだったので、スタート順が後方だと著しく不利をこうむる、といったことは言われましたが、今は競輪と同じ横一列方式だし、ほとんど変わりませんがね。
後半のジレンマの部分は、私も賛同します!
サイエンスとエビデンスをもって競輪を語るなら、見たまんまの感想を、述べる程度や部分的な解析で物申す教授がいれば、金の分捕り合いの末、創意工夫して積み重ねた競輪競走を、私が、サイエンスとエビデンスプラス、インスピレーションで、出来る限り解説します。
ルール一つ変われば、練習内容やメニューを、試行錯誤して改良研究しますから!
乗ったこと無い、競輪したことのない人が、プロの創意工夫したトレーニングを、簡単に語らんで貰いたいが、本音です。
keirinには、keirinのトレーニング(自転車から違います!)が、必要です。keirinが、強いなら競輪で動いて勝てる要素をもっているでしょう。
ルール一つで、見た目かわらねど、内容は変わっています。
ワビサビを、なんとかご理解していたでけるように、走った感覚を表現できますように、頑張りますので、よろしくお願い致します。
どんな話になるのか楽しみです。
形本静夫教授のプロフィール。
http://www.sakura.juntendo.ac.jp/JU-university/sports/seminar/s-katamoto/index.html
確か、松本整も形本教授に習っていたと思いますが。
その結果のみで、同じ練習とまでいいきれないでしょう・・・ただし、個人差があり、どの方法もケイリンと競輪に共通すれば、変わらないと標記されれば、それもありですが。
メニューのバランスに差異もあり、果たしてナッナルチームの練習が、普段のトレーニングと変わっていれば、おかしな話でしょうね。
ケイリンの練習をしなければ、ケイリンでなかなか勝てないと思いますが・・・。
競輪の練習だけで、ケイリンは勝てない可能性は、それ以上ですね。
ケイリンの練習したら、動く脚が出来るのは、確かですが・・・。
バンクが、333以下のUCIルールを、国内の競輪で採用しているなら、異論はありませんが!
主要筋補助金の作用が同じなら、トレーニングも一緒とかんがえるのは、筋作用と筋持久力だけの研究だと考察する次第です。
バンク角変われば、フォームが変わるものですからね。
イエローラインのルール変更で、山おろしのダッシュトレーニングから、平地駆けの練習に変更して対応しましたけど・・・。
競輪は、独走がいいからだけでは、勝てません
勝てる肉体要素は、高いですが!
何かが足りない何かを見出す為に、選手は研究して切磋琢磨しております。
ウェイトトレーニングでは、鍛える筋肉など勉強になりますが、特に変えないで、通用すると思いません。
力士の稽古に一時ウエイトトレが、流行りましたが、親方衆は、賛否両論ありましたが、四股鉄砲をまずみっちりやらなきゃいかんと言われた親方を、理解できます。
バイク誘導一つでも、ぺーサーの番手と2番手3番手では、脚力とフォームの重要性がかなり違います。333バンク以下の小回りバンクで、3~4人前かませて、ハイペースのバイク誘導させてまず、高速周回から、慣れないとペースの違いだけで戸惑うでしょうね。こんな、練習普段なかなか、できないでしょう。
世界戦のフレームが、全選手、国内競輪と同じなら、小回りバンクにおける横Gに対するフォーム改良等なでですみますが、違うフレーム部品バンクに対応する練習など、外国選手より競輪選手は普段から違いますから、ハンデがあります。
250バンクは、一つだし・・・。
感覚の慣れも重要なトレーニングだと思いますが、もちろん道具のなれもです。
武士道さんの言われる通りです。アマで強くても競輪で必ず大成しないですからね。
競輪と他の自転車競技を、比べたら似てるから勝てないと弱いと判断するのは、如何なものかと思います。外国は、スペシャリストが、その競技に専門化して打ち込んでいますが、日本選手は、競輪を抱えながら、参戦してるのですから、2足のわらじでは、厳しいと思いますよ。
外国選手を長期(2~3年)ぐらい国内の競輪を走らせたら、横の動きなど良くなるでしょうが、たぶん脚は、落ちると思いますね。
オリンピックやワールドカップを優先した長期的に育てる環境じゃないんですよ。
逆に考えれば、こんなに、賭けの対象である競輪しながら、海外のレースにまで出て頑張ってるなって感じです。
レース終わって練習してまた、レースですから
ゆっくり出来るの、落車負傷の入院か斡旋停止
(下手するとバイトで忙しいかもしれません?)
やっても一向に構わないですが、まず科学トレーニングありきでは困ります。頭でっかちになるだけ。
新人の頃はまず、フォーム固めが基本中の基本。はっきりいって、下位レベルのフォームを見ると、自転車愛好家よりもひどいのが多い。
フォームが固まっていない選手は、最初の1、2年は勝てたとしても、後が続きません。
>競輪と他の自転車競技を、比べたら似てるから勝てないと弱いと判断するのは、如何なものかと思います。外国は、スペシャリストが、その競技に専門化して打ち込んでいますが、日本選手は、競輪を抱えながら、参戦してるのですから、2足のわらじでは、厳しいと思いますよ。
という点は、疑問に思えてなりません。
海外の短距離選手のシーズンインはせいぜい11月から3月ぐらいまで。対して、競輪選手は1年中。競走に勝る練習はない、という観点に立てば、競輪選手が今、世界選やW杯で惨敗を重ねているのが不思議でなりません。
>オリンピックやワールドカップを優先した長期的に育てる環境じゃないんですよ。
トラックの短距離選手といえば、競輪選手ほど恵まれた環境は、他国ではありません。他国ならば、W杯クラスのメダリストであっても、成績不振が続けば引退せざるを得なくなるのがオチ。かといって、ボスのように、ロードに転向できる選手はほとんどいないのが現状。
フィードラーやボスが一時、競輪転向を目指したことがありましたが、それだけ競輪選手が恵まれた環境にあるから。
>外国選手を長期(2~3年)ぐらい国内の競輪を走らせたら、横の動きなど良くなるでしょうが、たぶん脚は、落ちると思いますね。
後ろのことを気にしなければならない、といった、変な気遣いに終始せざるを得なくなると、確かにそうなる可能性があります。