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消費税率は5%に引き下げよう! 悠長なこと言ってる場合か民進党!

2016-05-26 22:22:01 | 政治経済問題
民主党がダメになったのは、やはり、小沢一郎を放逐したことに起因する。

あと、政権を奪取するには、「最低、あと2回は必要です。3回かかるかもしれない。」なんて言ってるけど、そんな悠長に構えていられない。野党は来るべき国政選挙において、常に政権を取る構えでいないと。

とりわけ、憲法違反をしてまで強引に成立させた「戦争法」は即座に廃止せねばならないが、そのためには政権を自公から奪わないことにはどうにもならない。

民進党にはその覚悟がないのかも。

だったら、(覚悟がある)小沢と志位の2人に、今回だけは委ねてみろよ。


馬淵澄夫氏"消費税は5%に引き下げを" #BLOGOS

PRESIDENT Online2016年05月25日 13:00

「死んだふり解散・同日選実施」もあると思う

【塩田潮】消費税増税の先送りが議論になっています。来年4月の税率10%実施の是非は。

【馬淵澄夫(民進党筆頭特命副幹事長・元国土交通相)】経済や景気の話をするなら、増税凍結はわれわれが先に言うべきですね。やはり2014年の税率引き上げは間違いだった。完全にデフレ脱却ができていないのに、消費税率を引き上げたら、こういうことになるのは目に見えていた。私もずっと言い続けてきた。


【塩田】ですが、増税スケジュールは民主党政権時代に野田首相が決めたことです。

【馬淵】デフレ脱却を優先すべきだったのです。残念ながら、間違っていたんですよ。現在の景気低迷は増税がきっかけですから。3%の消費税導入、5%への引き上げの過去2回は、ともに見合いの減税を行ったのに、8%への引き上げは純増税で、消費を直撃した。

増税凍結は当たり前で、実は私は今、5%への引き下げを唱えているんです。それくらい民進党は経済を真剣に考えているというメッセージを出すべきです。ただ、財務省は逆襲に出るでしょう。


【塩田】安倍内閣が先送りを決めた場合、民進党は。

【馬淵】党のメッセージとして、今は税率を上げるべきではないと言っています。安倍内閣が「凍結」と決めたら、それは正しいんだと言うでしょうね。10%を決めた当時の執行部も飲まざるを得ないでしょう。

このまま行くと、経済はじり貧になっていく。安倍内閣はおそらく先送りを決めるでしょう。5月半ばに補正予算を国会で成立させた後に、熊本地震の状況を踏まえながら、消費税も凍結ですよ。18日に今年の1~3月期のGDP(国内総生産)成長率の第1次速報値が出ますが、それを見て発表というスケジュールではないかと思います。

26~27日の伊勢志摩サミット(主要国首脳会議)の際、アメリカのオバマ大統領が広島を訪問することになりました。安倍政権は外交的にそれなりに安定感を示して、場合によっては、やはり衆議院の解散という話が出てくる。

【塩田】4月下旬、安倍首相が衆参同日選を見送る意向を固めたと各紙が報じました。

【馬淵】早すぎます。「死んだふり解散」もあると思いますよ。通常国会の会期延長はないから、6月1日解散・7月10日同日選という可能性は消えていないと私は言っているんです。熊本地震の長期化や被災の状況など、正直言って、今の段階ではなんとも言えませんが、選挙までまだ2カ月あり、相当程度、安定していく可能性もあります。仮に選挙が有利に運べると判断をしたら、安倍さんはやはり解散を打ってきますね。

【塩田】安倍首相は在任中の憲法改正の実現に強い意欲を抱いているようです。

【馬淵】間違っていますね。強引すぎます。憲法改正をやるなら、憲政の常道に則って正々堂々と国民に問うていくべきです。ところが、改正手続きを定めた第96条の先行改正という裏口入学みたいなことをやろうとしたり、閣議決定で解釈を変えたり、憲法に反するといわれる法律をつくったりする。国民は強権的行動を厳しく見ていると思いますよ。

大阪改革は会社整理で会社再建ではない

【塩田】民進党は憲法問題について、どう考えていますか。

【馬淵】安倍政権のようなやり方は認めないと言ってきました。誤解を恐れずに言うと、私は改憲も認める立場なので、民進党の中で、憲法をどうすべきか、堂々と議論したほうがいいと思っています。ただ、岡田克也代表(元外相)は安倍政権下では議論に与しないとの方針なので、現在の岡田代表の下での憲法論議は困難でしょう。

【塩田】国会の憲法審査会などで実際に憲法問題の議論が始まると、民進党が「議論もノー」といえば、国民は民進党に背を向けるでしょう。中身の議論が必要になるのでは。

【馬淵】そうだ思いますよ。例えば地方自治を含め、統治機構など、時代の変化の中で検討すべき課題はあります。議論は行っていくべきです。

【塩田】馬淵さんは大阪の隣の奈良県の選出ですが、おおさか維新の会は、橋下徹前大阪市長が「政界引退」しました。今の体制のおおさか維新をどう見ていますか。

【馬淵】かつてのような勢いは感じません。発信力のある橋下さんがいないのは大きい。毎日、メディアに向かって発言して、取り上げられていたのに、それがなくなった。

党としての路線も、完全に与党の補完勢力です。喧嘩上手の橋下さんは、補完勢力と見せないような立ち居振る舞いで、うまくやっていた。だけど、松井一郎・大阪府知事は自民党すり寄り路線なので、補完勢力にしか見えない。

橋下さんが復活しないと、再浮上は難しいと思いますが、政治の世界は「生もの」なので、鮮度が落ちたら、あっという間に味も変わって、口に入らず、ごみ箱に入ってしまう。この世界で一度、空白をつくることの危うさを実感することになるのではないかと思います。

【塩田】おおさか維新は、大阪での改革を全国に広げる、と主張しています。

【馬淵】彼らの主張どおりになるとは思えません。彼らがやった大阪の改革は、借金があるから、それをなくすという「会社整理」で、「会社再建」ではない。弁護士の橋下さんはそういう発想になったのかもしれない。借金をなくすために資産を切り売りしてどんどん縮小していきましたが、むしろいかに再投資するか、拡大路線を取るか、それぞれの大都市が違いを見つけていかなければいけないと思います。

【塩田】民主党政権崩壊後、国民の期待感が一気に大きく消失しましたが、民進党はどうやってもう一度、期待感を生み出すか、そこが最重要課題だと思いますが。

【馬淵】本当は「良質な保守」「穏健な保守」です。これ以上、今の路線で行っても、広がりがない。われわれが政権を取ったのも、民主党と自由党の合併で小沢さんが来て、自民党の一部が入り、保守層をグッと引き寄せたのが大きかった。これができないと、民進党は政権を担うところにいかない。

ですが、自民党は崩れませんから、今、どういうやり方があるかというと、難しい。民進党の中で「新たな保守」、「リベラル保守」というメッセージを出し続けて、それを標榜する議員を増やしていく以外にない。今は左派に引っ張られ、共産党との連携でグググッと左に寄っていますが、政権を取るためには日本では「良質な保守」でないと無理です。


【塩田】政権を奪えるトップリーダーの条件は。

【馬淵】明るくないと駄目(笑)。暗いのは、本当に嫌だな。

【塩田】民進党のリーダーは、「お神輿の担ぎ手」を避けて、自分がお神輿になりたいと思う人が圧倒的に多いように思います。突破力や創造力があり、健全な政治的野心を備えた有為な人材、できれば型破りの指導者をみんなで担ぐという手もあるのでは。

【馬淵】ありだと思いますよ、そういうやり方も。トップが外から来てもいいんです。プロフェッショナルとして瞬時に党を掌握できるくらいの経験知を持った人なら問題ない。民進党に欠けているのは、党の掌握です。企業だったら、あらゆることを全部、掌握したトップが会社を動かしていくのに、わが党は突然、代表になるパターンが多い。本来は、政策のみならず、国会対策、選挙対策など、支持基盤を強化する現場の経験を多数積まなければと思います。特に、全国の選挙区を掌握しないで代表になると、ただのシャッポで、言われたことを全部、鵜呑みする以外になくなってしまいがちです。みんながお膳立てして、人が集まったのを見て、自分に人気があると勘違いする。これでは駄目です。

外から来た小沢さんはプロとして党を掌握できる人だったんでしょう。全国のすべての選挙区が頭に入っていて、何をしたらいいか、どこを取りにいかなければいけないのか、それができた人ですよ。連合も県連組織も含め、全党を掌握し、候補者を探し出して選挙に立てる。本当に見事なくらいに全党を掌握した代表でした。だから強かった。

【塩田】馬淵さん自身は民進党で自分が果たすべき役割をどう位置づけていますか。

【馬淵】ものすごく手間がかかるけど、ありとあらゆる選挙対策実務をやり切ることだと思います。政党が、組織として目指すべきは、選挙結果による議員数の極大化です。政党にとって、企業でいえば売り上げに当たるのは、選挙による当選者数しかない。私が特命副幹事長として選挙に特化しているのは、それをやる人間が今、民進党には他にいないからだと思っています。

野党になってから幹事長代理、幹事長代行、選対委員長などを務め、維新の党との連携など、各党とのパイプづくりをやってきました。私自身、全国の地方組織や連合などの支持団体と強力なパイプを持ちました。政党が選挙をおざなりにしたら駄目です。他にやる人がいないのであれば、自分がやるしかいないという自負もあります。選挙に強い組織に生まれ変わらせないと、政権奪取はあり得ない。全力を尽くしたいと思っていますよ。

【塩田】民進党を旗揚げしましたが、国民の期待感も今一つで、寄り合い所帯の問題点が噴き出して、将来、空中分解するのでは、という懸念の声も聞こえてきます。

【馬淵】かつて分裂してしまいましたからね。その危険性はゼロではないけど、諦めずにやることでしょう。僕なんか、そういう声はまったく気にならない。どんな場面でも、とにかく全力でやる。何一つ無駄な仕事はありません。一つの仕事が来たときは、天命だと思って受けて全力でやっていくと、新たに何かが見えるんです。頭でっかちな人は、やる前から損だ得だとすぐ判断しようとするけど、まずやってみるべきだと思います。

【塩田】馬淵さんはなぜ政治家を。

【馬淵】企業の経営をやっていて、それはそれで面白かったけど、幼いときよりずっと父や母から「公に奉ずる」ことの尊さを教えられてきたので、自分の究極の喜びは企業経営や金儲けではないという気持ちがありました。父は陸軍士官学校出身で軍人を全うしようとしていましたし、母はドイツ文学者でした。そんな家庭に育って「公に奉ずる」という考えに立てば、究極は政治の世界だと、心の奥底にありました。
子供のときに憧れた田中角栄(元首相)が、自分の政治を志す原点だったのですが、ようやくこの世界にたどり着きました。この人のパワーと明るさが自分の目指すリーダー像でもあります。

【塩田】ここまでの人生で一番辛かったことは何ですか。

【馬淵】落選ですね。これはやっぱりきつかった。全人格が否定されたような気分でしたね。

【塩田】政治家として、これからの最大の達成目標は何ですか。

【馬淵】政権を再び担い、運営する。その先頭に立つ。

【塩田】政権を再奪取するまでに総選挙は何回くらい必要ですか。

【馬淵】最低、あと2回は必要です。3回かかるかもしれない。


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