・15日 16:30時点
岩手県議会特別予算委員会は、競馬融資法案を否決した模様。
・15日 20:45現在
ただいま、同県議会本会議にて、同案審議中の様子。
・15日 23:30
ついに本会議でも「否決」された模様。
果たしてどうなる!岩手県競馬!
・16日、ついに時事通信が本件のニュースリリースを発表。
岩手競馬、廃止へ=議会が救済融資否決
3月16日1時1分配信 時事通信
岩手県議会は15日の本会議で、巨額の赤字を抱える県競馬組合などへの297億5000万円の融資を盛り込んだ2006年度2月補正予算案を否決した。同組合は3月中に返済が必要な178億円の調達が困難となり、岩手競馬は廃止に追い込まれる公算が大きくなった。
競馬組合は17日、競馬組合議会を開き、存廃について最終判断する予定。増田寛也知事は16日未明に記者会見し、「融資を否決された状況を考えると、本年度をもって廃止せざるを得ない」と述べた。
ということは、岩手に今年の春は「来ない」という意味と捉えてもいいわけだな。
こんな終わり方は悲しいです。
中津競馬の廃止の時よりもショックです。
後に続くは高知競馬とホッカイドウ競馬か?
自分の地元は、必ず残す。
ダメだったら、この仕事辞める。
それくらいの覚悟で、はいずり回らねば・・・
次期知事選立候補予定者は自民系も共産系も「競馬絶対廃止!」の公約を出しており、ここで通してもどうせ廃止だ!という議会の流れになり、ならば融資案を通してもムダだということに繋がったんでしょう。
しかし私もまさか、と思いました。まさかこんな形で岩手競馬が「なくなろう」とは思いませんでした。
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20070315_4
さて、岩手県競馬廃止となると競馬関係で一番困るのは「ソフトバンク」「九州競馬」であろうと思われます。
まずは「ソフトバンク」。こちらは周知の通りD-net事業に参入してオッズパークを展開していますが、その中で最大の事業者が岩手県競馬です。すでに楽天がSPAT4事業から大々的に競馬事業に展開しており、オッズパーク側の事業敗退は決定的と考えます。
次に「九州競馬」。こちらも周知の通り岩手県競馬との連携が密であり、売得金の相当部分を依存している状態ということを考えると、佐賀はともかく荒尾はホンキでヤバい。さらに言えば荒尾の廃止は佐賀の廃止も視野に入るということであり、最悪西日本ではJRA以外の競馬事業者が存在しない事が考えられます。
最後に岩手県競馬の廃止が意味する事は、地区限定でJRAと同じ事をしてもダメということ。すでにお山の大将的な競馬にファンの興味を失われている以上は何らかのカテゴリーを提示して支持を得ないとダメなのですが…。この調子でいけば私の子どもの世代には競馬主催者がJRAと南関東のみになりそうorz
荒尾は大牟田ともども、もともと炭鉱の街でしたが、その炭鉱がなくなって街そのものが寂れてしまい、今やお目当ては三井グリーンランドぐらいしかないといった現状を考えると、将来的にもかなり厳しいことは明白。岩手を失うことでもう万策尽きた、という可能性はあります。
おっしゃるとおり、事実上、JRAの二軍化となった時点で、地方競馬が残された道は途絶えてしまったのかもしれません。アラブは事実上消滅という現状を考えると、売りにできるものがはっきりいってない。
「負け続け路線」なる邪道路線で売ってみたところで、邪道は結局邪道でしかなく、人気はそれこそ一時的なもの。
しかし、世の興味を惹くためには、そのようなことを行うしかなく、結果的に、競馬はやはりJRAなんだ、というイメージを抱かせるだけとなっています。
今後さらに廃止する競馬場が後を絶たないことを祈るばかり。