まこと不人気をかこち、赤字の温床でしかない競輪のF2戦だが私は割と「好き」で、思えば元ホームとしていた西宮も甲子園も行ったのは大半はヒラ開催で、記念はほとんど行ったことがなかった。
また、ヒラ開催では万シューを含めて割りと儲けた経験もあるし、決勝クラスとなるとS級シリーズよりも面白い内容となるケースも。
しかし20日行った向日町はひどいというか、競輪も世の末と言う他ない、「どうしようもない」内容に終始した。
まず3レース。
私は競輪ダービーと日刊スポーツしか持っていなかったが、両紙とも3・北野裕宣に7・杉山浩一郎がつけ、9・西山政幸が3番手を固めるといった並び予想であった。
実際、競輪ダービーのコメントを見ると、
杉山は、
「北野君へ。」
西山は、
「近畿3番手。」
と掲載されている。
ところが実際の並びは北野-西山-杉山。そして北野がマーク2人を引き連れて押し切り、そのままこの形で決まったわけだが、2車単の配当は1460円つけ、しかも3番人気。当然、1番人気は3-7の3.7倍。
このメンバーならば、かつてS級でも鳴らした北野で仕方ないメンバーであり、北野はその期待に応えて勝ったわけだが、どうして2着に流れ込んだのが西山なのか?
「えっ?3-7ちゃうの?」
と斜め隣のオッサンがうるさい。でも結果は「3-9」。
「新聞には3-7-9と書いとるやないか!」
と言ったので私は日刊も見て確かに確認した。オッサンの言うとおり。
ところがサンケイスポーツだけは、
「3-9-7」の並び予想としていたそうだ。
おい!サンケイスポーツに対してはインサイダー情報を流していたんか!
さらに続く4レース。
競輪ダービーが本命を推していた2・堀検正がなんと1周1センター付近で隊列を離れてそのまま自転車を降りてしまった。
当然審議となったわけだが、もしこれがパンクならば堀に対する責任は問われないわけで、にもかかわらず堀は失格となっている。
失格11条の2は過失走行の禁止事項にあたり、恐らくパンクではなく、クリップバンドか何かが外れて走行できなくなったんではないか。
そういえばクリップバンドの件については、T社長がこんなことをついこの間述べていた。
そして「クリップバンドを締めて下さい」と指導しても、しっかり締めたら落車した際、外れ難くなり、股関節を痛めたり、骨折するからと言って半分の選手はそうしてないとの事。検車の課長が心配するのはそれではレース中に接触して外れたらファンに迷惑が掛かるからがその理由。公正安全なレースをと努力されて身も心も自転車整備(競輪)に捧げている日本一の技術と情熱を燃やしている課長さんには耐えられない事かも。選手はもっと協力してやって下さい。ファンあっての競輪であれば。
T社長が検車課長にインタビューして懸念した内容のものが実際に現実のものとなって、挙句客に多大な迷惑をかけているわけだ。
するとまた隣にいたオッサンが、
「別に棄権しても構わんけど、あいつ「走ってない」から払い戻ししてくれるんやろ?」
と言ってきたので、
「アカン、アカン!あいつの払い戻しなんかあらへん。」
「競馬で言うたら、落馬したのと一緒や!」
と答えた。
今のルールではスタートから25メートルラインを全員通過した場合にはその競走は「成立した」とみなされ、何らかのアクシデントがあってその選手が棄権しようが払い戻しなど「一切なし!」
ところがUCIルールの場合だとスタートから半周は許容され、やり直しとなるんだけどねぇ。やっぱり競輪はUCIルールの下やるしかないかもしれない。
「そんなことあるかい!走ってないやないか!あいつ!」
「行って払い戻してくるわ。」
当然カネなど帰ってこない。
「詐欺やないか!」
思えばいにしえの時代、今でも有名な「鳴尾事件」もこういった形で発生した。
さすがに今はそうしたことはないんだろうが、3レースに続いてこんなことがあったんで「険悪な」ムードが漂い、私も、
「こりゃ危ない。今から逃げて帰ろか。」
と思ったほど。
もうどうしようもないね。このあたりのクラスは。
競輪選手の大量首切りを常々述べているが、早急にやってもらいたいもの。
なぜF2の人気がないかといえば、言うまでもなく、選手が真面目に走っていないから。
施行者が赤字を出さないために血眼になってファンをつなぎとめようとあらゆる施策を試みているというのに、A級の大半の連中がまるでそうした意識を感じていないんだって。
T社長がよく、
「競輪がなくなれば選手としていられなくなるんですよ!」
と言っているが、ダメだこりゃ。ま、上位の選手もだらしない選手が揃う競輪選手だけど、はっきりいってA級の中下位連中は「いらない」ね。
大量首切りやむなし!F2開催削減に加え、選手の大量首切りを今すぐやってくれ!
働きづめだったので昨日有給届けを出したらあっさりOKとなり、会社を10時半頃
出ました。
それで着いたのが問題の3R、私は研究を持っていたのですが並び予想は379
レースが始まりなんでなんででした。
そして問題の4R。スタート直後にガチャガチャと音がしましたよ。
おそらく接触したと思います。再現ビデオ見れませんでした。何回も流せっちゅうに。
私の意見はブログに書いてますが、選手が悪いです。
あるおっちゃんは「客はなめられとる」って言ってましたが。
それにしてもバンドリさん、どこにいたんですか?
若い?人少なかったのですぐわかったでしょうね(笑)
確かにF2にしては若い人が少なくないように感じたのですが。その中のお一人だったというわけですね。
4レースの件ですが、ダービーを見ていたためそのシーンを見逃していました。あるオッサンから、
「何や!あいつパンクや!」
の声があって初めて気づきました。
指定席内では、取り上げたオッサンは然り、
「詐欺やないか!」
と言う声があちらこちら。
一方で、
「堀は昨日、おとついとすっとぼけとるから本命打ってあっても蹴飛ばしたったけどな。」
といってニンマリしていた客もいましたが・・・
私がマスコミの中にいるから、そういう感覚になるのかも知れませんが、少なくとも全紙同じだったら、何紙も新聞がある理由はありませんので、その並び予想のためにどれだけ情報を取ってこれるかというところで、各紙記者の努力が分かれ、ひいては他紙との競争も生まれます。競争が、新聞全体がよい方向に進んでいく力にもなっているはずです。
そういうわけで、「サンスポにだけインサイダー情報が・・・」という批判は当たらない、ということを、強く主張しておきたいところです。
ま、今回、サンスポがどれだけの取材をして、どんな根拠でその並びを予想したのか分からないので、何とも言えない側面はありますが・・・
別に杉山と北野は同県でもないし、格も西山のほうが上。普通に考えたら、杉山が北野の番手を回れるはずがないんです。
ところが、選手のコメントが「曲者」で、それを真に受けなければならないというように考えてしまうんでしょうね。
と考えると、サンケイスポーツは格を重視したということなんでしょうか。
ちなみに私は競輪の並びとかコメントはほとんど無視して予想しています。
もっとも、よく取り上げる熊本の大社長はコメント重視派であるんで、こんなことがあったら、
「コメント通りに走らないのは許せません!」
といって当該選手を「査問」にかけにいくんでしょうが・・・