浅尾執行部、渡辺「追放」へ傾く

みんな 与党再編選択せず 渡辺氏は反発

NHK　9月17日 17時22分

みんなの党は、役員会を開き、渡辺前代表が主張している与党と段階的に連携を強化する「与党再編」は党の路線として選択しない方針を確認しました。
これに反発した渡辺氏は、党の決定機関である両院議員総会を開いて議論すべきだと主張し、対立が深まっています。

みんなの党では、今後の党の方向性を巡り、浅尾代表と渡辺前代表の意見が対立していて、１６日夜の両氏の会談でも、渡辺氏が与党と段階的に連携を強化する「与党再編」を主張したのに対し、浅尾氏が否定的な考えを示し、物別れに終わりました。

こうしたなか、みんなの党は１７日役員会を開き、浅尾氏は「渡辺氏の方針ではわれわれが有権者に約束したことの実現にはつながらない」と述べ、多数決の結果、「与党再編」は党の路線として選択しない方針を確認しました。

これに対し、渡辺氏は役員会後に開かれた両院議員懇談会に出席し、「政策の実現が政党の使命であるのに『与党再編』をなぜ諦めるのか」と反論し、党の決定機関である両院議員総会を開いて議論すべきだと述べ、役員会の方針は受け入れられないという考えを示しました。

渡辺氏は懇談会のあと記者団に対し「みんなの党は私が創業者だ。政策実現こそ原点であり、創業者である以上、この路線に戻す重大な責任を感じている。今後、両院議員総会開催の署名活動を行っていく」と述べました。

一方、浅尾氏は、「渡辺氏の『与党再編』についての説明はよく分からなかった。選挙を経ずに与党に入って、何でも下請けをするのは民主政治の否定だ」と述べました。


渡辺は、再び「新党ひとり」になりそう？

与党再編って、要は公明党を追い出して、みんなの党がその代わりに自民と連立を組むってことなんだろ。

ま、ムリだな。

言うまでもなく、公明党は創価学会がバックにいるから、容易に集票できる。みんなの党にそんなものはないもんね。

となると、浅尾執行部の方針のほうが「正しい」といえる。

浅尾は名うての「策士」らしいので、渡辺をどのように「追い出す」かを考えていることだろう。