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かしわ記念2024回顧:好ダッシュから逃げ切ったシャマルが待望のG I 級競走制覇!

2024-05-02 01:20:52 | 大レース回顧集
逃げ切ったシャマルと川須栄彦騎手(カメラ・安藤 篤志)©スポーツ報知


◆第36回かしわ記念・交流G1(5月1日、船橋競馬場・ダート1600メートル、不良)

 G1に格上げされて20回目となるマイル戦は4歳以上の13頭(JRA6、南関東7)によって争われ、6番人気で川須栄彦騎手が手綱を執ったJRAのシャマル(牡6歳、栗東・松下武士厩舎、父スマートファルコン)が逃げ切って、G1初制覇を飾った。重賞は前走の黒船賞・交流G3に続く6勝目。デビュー15年目の川須栄彦騎手は初のビッグタイトル獲得となった。勝ちタイムは1分39秒0。

 2馬身半差の2着は追い込んだ5番人気のタガノビューティー(石橋脩騎手)、3着は3番人気のペプチドナイル(藤岡佑介騎手)だった。

 川須栄彦騎手(シャマル=1着)「どうもありがとうございます。本当に最高の気分です。ラスト400(メートル)から馬に、あと400だよって伝えながら、あと200になった時に後続の足音も聞こえなかったので、ゴールまでかみしめながら追いました。1年ぶりに前走、勝つことができて馬も自信を取り戻してくれて、気温も温かくなって体調も上向いているのを感じていました。雨もこの馬にとって追い風になったと思います。本当に勝ててよかったと思います。この馬とはたくさん重賞も勝たせてもらって、残されたタイトルはG1のステージだったので、夢のようです。強いところをみなさんにお見せできてうれしいですし、これから強い馬と戦っていくなかで強いところを見せることができたらうれしいです」



2024年 かしわ記念JpnI|第36回|NAR公式


2024年5月1日(水) 船 橋 第11競走 20:05発走 農林水産大臣賞典 第36回 かしわ記念(指定交流)JpnI4上オープン ダート 1600m(左) サラブレッド系 4歳以上 定量

天候:雨 馬場:不良 賞金 1着 80,000,000円 2着 28,000,000円 3着 16,000,000円 4着 8,000,000円 5着 4,000,000円

◎ 1 1 -- ウィリアムバローズ 牡6 57.0 坂井瑠星 栗東 上村洋行
  2 2 -- タガノビューティー 牡7 57.0 石橋脩 栗東 西園正都
  3 3 -- キャッスルトップ 牡6 57.0 山田義貴 船橋 渋谷信博
  4 4 -- オメガレインボー 牡8 57.0 野畑凌 浦和 小久保智
X 4 5 -- シャマル 牡6 57.0 川須栄彦 栗東 松下武士
☆ 5 6 -- ミックファイア 牡4 57.0 吉原寛人 大井 渡辺和雄
▲ 5 7 -- クラウンプライド 牡5 57.0 川田将雅 栗東 新谷功一
  6 8 -- カジノフォンテン 牡8 57.0 石崎駿 船橋 玉井昇
  6 9 -- ギャルダル 牡6 57.0 矢野貴之 船橋 川島正一
〇 7 10 -- ペプチドナイル 牡6 57.0 藤岡佑介 栗東 武英智
★ 7 11 -- ギガキング 牡6 57.0 和田譲治 船橋 稲益貴弘
  8 12 -- リュードマン 牡7 57.0 笠野雄大 船橋 玉井昇
△ 8 13 -- キングズソード 牡5 57.0 J.モレ 栗東 寺島良


1 4 5 シャマル 中央 牡6 57.0  川須栄  松下武 505(+1) 1:39.0 39.1 1-1-1-1 6
2 2 2 タガノビューティー 中央 牡7 57.0  石橋脩  西園正 519(-1) 1:39.5 21/2 38.4 10-10-6-5 5
3 7 10 ペプチドナイル 中央 牡6 57.0  藤岡佑  武英智 532(+4) 1:39.7 3/4 39.4 2-2-2-2 3
4 8 13 キングズソード 中央 牡5 57.0  モレイ  寺島良 523(+3) 1:39.8 3/4 39.4 3-3-3-3 1
5 5 6 ミックファイア 大井 牡4 57.0  吉原寛  渡邉和 491(+5) 1:41.1 6 40.0 9-9-10-6 7
6 1 1 ウィリアムバローズ 中央 牡6 57.0  坂井瑠  上村洋 494(-6) 1:41.1 アタマ 40.3 6-6-4-4 2
7 3 3 キャッスルトップ 船橋 牡6 57.0  山田貴  渋谷博 457(-1) 1:41.3 3/4 39.0 12-12-12-12 12
8 7 11 ギガキング 船橋 牡6 57.0  和田譲  稲益貴 474(+3) 1:41.7 2 40.6 7-7-9-11 8
9 6 8 カジノフォンテン 船橋 牡8 57.0  石崎駿  玉井昇 544(+2) 1:42.2 21/2 40.5 11-11-11-10 11
10 4 4 オメガレインボー 浦和 牡8 57.0  野畑凌  小久智 471(+3) 1:42.5 11/2 41.4 5-5-7-8 10
11 6 9 ギャルダル 船橋 牡6 57.0  矢野貴  川島一 508(+5) 1:43.1 3 42.0 8-8-8-9 9
12 5 7 クラウンプライド 中央 牡5 57.0  川田将  新谷功 497(±0) 1:43.2 1/2 42.3 4-4-5-7 4
13 8 12 リュードマン 船橋 牡7 57.0  笠野雄  玉井昇 487(+1) 1:43.5 11/2 39.4 13-13-13-13 13
タイム
ハロンタイム 12.0 - 11.6 - 12.0 - 12.2 - 12.1 - 12.4 - 13.1 - 13.6
上がり 4F 51.2 - 3F 39.1
コーナー通過順
1角 5, 10, 13, 7, 4, 1, 11, 9, 6, 2, 8, 3, 12
2角 5, 10, 13, 7, 4, 1, 11, 9, 6, 2, 8, 3, 12
3角 5, 10, 13, 1, 7, 2, 4, 9, 11, 6, 8, 3-12
4角 5, 10, 13, 1, 2, 6, 7, 4, 9, 8, 11, 3-12
11R 払戻金
単勝 5 1,170円 6番人気
複勝
5 280円 6番人気
2 250円 5番人気
10 200円 3番人気
枠連 2-4 4,530円 15番人気
枠単 4-2 8,950円 31番人気
馬連 2-5 4,790円 19番人気
馬単 5-2 11,670円 43番人気
ワイド
2-5 1,090円 18番人気
5-10 930円 16番人気
2-10 740円 10番人気
3連複 2-5-10 7,570円 33番人気
3連単 5-2-10 77,040円 241番人気


・5 シャマル・・・好スタートからハナを奪い、3~4角付近でも、他馬が必死に手を動かしているのを尻目にマイペース先行。直線に入っても快調。そのまま逃げ切った。重賞はこれで6勝目だが、G I 級(Jpn I)競走は初勝利。

Jpn III のスペシャリスト的な馬で、過去の重賞5勝はすべて地方のJpn III競走だった。G I級レースになるとワンパンチ足りない馬。前年のかしわ記念では1番人気に支持されながらも4番手のまま動けず4着だった。前年、さきたま杯で競走中止、プロキオンステークスで競走除外と、続けて不運に見舞われ、その後の競走復帰は今年1月の根岸ステークス。復帰3戦目となる高知の黒潮賞を連覇し、ここに臨んだ。

中央のダートは、オープン入り後は2戦しか消化していないが、成績は今一つ。ならば、今後も地方の交流重賞を中心にローテーションが組まれることになるか。2000mは少々長いので、今後は南部杯やJBCスプリントあたりが目標ということになりそう。

・2 タガノビューティー・・・展開が嵌れば直線の追い込み脚が鋭い馬だが、今回も同様だった。ただ、シャマルの動きが快調すぎ、前年に続き、2着が精いっぱいだった。

・10 ペプチドナイル・・・逃げるシャマルを終始マークしたが、直線半ばで突き放された。

・13 キングズソード・・・1番人気に推された。4角で必死に鞍上の手が動いたが、力の要る地方の不良馬場ではなかなか伸びない。

・6 ミックファイア・・・スタートの立ち遅れが響いた。上位着馬とは大きく離された5着が精いっぱい。

・1 ウィリアムバローズ・・・3角付近で怪しい動きとなっていたし、4角付近では追走手一杯だった。
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