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阪神ジュベナイルフィリーズ2017回顧

2017-12-11 08:31:43 | 大レース回顧集
画像ソースはスポニチアネックス



回顧:12/10 第69回 阪神ジュベナイルフィリーズ(GI)




デビュー3連勝で2歳女王へ。無敗対決が話題となった「第69回阪神JF」は10日に阪神競馬場で行われ、直線は2戦2勝同士の追い比べとなった。外から伸びたラッキーライラックがゴール前でリリーノーブルを捉え快勝。父オルフェーヴルに初年度からG1タイトルを届けた。1番人気ロックディスタウンは好位から伸びを欠いて9着。このレースの関東馬の連勝は3でストップした。 【阪神JF】

 今年も3戦無敗の2歳女王の誕生だ。直線力強く伸びた2番人気ラッキーライラックが、サンデーレーシングの勝負服2頭の一騎打ちを制した。デビューからコンビを組み続ける石橋のエスコート。外国人騎手が席巻していた秋G1で天皇賞(キタサンブラック)の武豊以来となる日本人ジョッキーのV。甘いマスクの鞍上が勝利をかみ締めた。

 「本当にうれしい。前回は少し力んでいたので、返し馬から気を付けていたがスッと落ち着いてくれた。目標も前にいたので、いいところにハマってくれた」

 同じオルフェーヴル産駒で1番人気のロックディスタウンは、スタートして200メートルすぎからポジションを上げた。逃げたラスエモーショネスのペースは遅かったが、石橋は慌てずジッと我慢。3〜4角でジワッと進出を開始、直線は左ステッキ連打で前にいたリリーノーブルに競り勝った。

 「手応えは素晴らしかったし、合図を送れば前走以上の脚を使ってくれると思っていた。反応のいい馬だけど抜群の反応でしたね」

 鞍上にとっては12年天皇賞・春(ビートブラック)以来のG1勝利。「長かったですね。大きなチャンスもあったが、未熟で取り逃がしたことも。また勝ちたいと思ってやってきて、良かったです」と、うれしさを隠し切れない。

 その天皇賞は断然人気だったオルフェーヴルを負かす大金星。その初年度産駒となる娘で見事タイトルをつかんだ。「オルフェの子でやんちゃかなと思ったが、初めて乗った時から落ち着いていた」と振り返る。

 ジョッキー時代に“牝馬の幹夫”と呼ばれた松永幹師にとっては、09年秋華賞(レッドディザイア)以来の平地G1V。指揮官も「オンとオフがハッキリしていて、扱いやすい馬。今日もパドックでも、いつも通り歩けていた」と、気性の激しかった父とは真逆の優等生ぶりに目を細めた。競馬界の“イケメン・コンビ”による鮮やかなG1制覇。先輩から「男前だね。しっかり追ってくれるし、頼もしい」と後輩ジョッキーにお墨付きを与えた。

 無傷の3連勝で2歳牝馬の“センター”に立った。馬名は5弁の花びらを付けたライラック(通常4弁)のことで、幸運のシンボルとされる。4カ月後には同じ舞台で、牝馬クラシックが開幕。指揮官は「春は桜花賞を目指すことになるが、距離が延びていいと思う。来年が楽しみ」と期待を寄せた。桜の下、再び“満開”の走りを見せつける。

 ◆ラッキーライラック 父オルフェーヴル 母ライラックスアンドレース(母の父フラワーアレイ)牝2歳 栗東・松永幹厩舎所属 馬主・サンデーレーシング 生産者・北海道安平町ノーザンファーム 戦績3戦3勝 総獲得賞金1億282万円。

 ◆石橋 脩(いしばし・しゅう)1984年(昭59)4月3日、東京都生まれの33歳。03年3月1日に中山でデビュー(1Rマグナヴィーナス2着)。初勝利は同29日の中京8R(エーピーダイモンジ)。15年目の今年、初めて年間50勝を突破。JRA通算9454戦557勝(10日現在)重賞は通算12勝目、G1は12年天皇賞・春(ビートブラック)に次いで2勝目。











アンカツ





場立ちの予想屋「大黒社」です!

JRA土日のおさらい/渡邊竜也騎手/名古屋グランプリシリーズ開幕☆

やっと『阪神ジュベナイルフィリーズ』は、◎「ラッキーライラック」が快勝!

ここは3着まで的中でしたが、○「トーセンブレス」が3着なら、万々歳だったのですが(ワイドも買っていましたし)

レース中、一度も不安になることがなかった「ラッキーライラック」の勝ちっぷりで、もちろん来年も楽しみな存在に。

「リリーノーブル」も、少し掛かったり気性の悪さを出しながらも2着。まだ伸びしろがありそうです。

1番人気を裏切った「ロックディスタウン」は、長距離輸送の影響?調教でも遅れてましたし、状態面がどうだったのでしょうか。



【阪神JF】ラッキーライラックが無敗の2歳女王!怪物オルフェーヴル産駒G1初制覇― スポニチ Sponichi Annex ギャンブル

2歳女王を決める「第69回阪神JF」(G1、芝1600メートル)が10日、阪神競馬場11Rで行われ、石橋脩騎手騎乗の2番人気ラッキーライラック(牝2=松永幹厩舎、父オルフェーヴル、母ライラックスアンドレース)が優勝。“オルフェ娘”が世代最初のG1馬となった。

 中団から競馬を進めたラッキーライラック。直線でスムーズに大外に持ち出されると、末脚を伸ばして一気に突き抜けた。3/4馬身差の2着は3番人気リリーノーブル、さらに半馬身差の3着には4番人気マウレアが入った。勝ちタイムは1分34秒3(良)。

 勝ったラッキーライラックはデビューから無傷の3連勝でG1初制覇。通算戦績は3戦3勝。父のオルフェーヴルは圧倒的な競走能力から怪物と呼ばれた日本を代表する名馬で、初年度からG1馬を輩出となった。

 鞍上の石橋脩は中央G1通算2勝目で今年は初勝利。管理する松永幹師は中央G1通算3勝目(障害含む)で今年は初勝利。

 今年から「ホープフルS」(28日、中山芝2000メートル)がG1に昇格。JRAで行われる2歳G1競走は「阪神JF」、「朝日杯FS」(17日、阪神芝1600メートル)、「ホープフルS」の3競走に増加した。[ 2017年12月10日 15:42 ]









11R 第69回 農林水産省賞典 阪神ジュベナイルフィリーズ(GI) 2歳オープン 1,600 (芝・外) (牝) 15時40分 本賞金:6500、2600、1600、980、650万円

1 6 11 ラッキーライラック 牝2 54.0 石橋脩 1:34.3   33.7 484 -2 松永幹夫 2
2 4 7 リリーノーブル 牝2 54.0 川田将雅 1:34.4 3/4 33.9 494 -4 藤岡健一 3
3 2 4 マウレア 牝2 54.0 戸崎圭太 1:34.5 1/2 33.9 446 -4 手塚貴久 4
4 4 8 トーセンブレス 牝2 54.0 柴田善臣 1:34.9 2 1/2 33.7 454 -8 加藤征弘 7
5 8 16 マル外モルトアレグロ 牝2 54.0 吉田隼人 1:35.0 3/4 34.1 472 +2 武井亮 10
6 1 2 ラテュロス 牝2 54.0 北村友一 1:35.2 1 1/4 35.0 430 +4 高野友和 9
7 2 3 グリエルマ 牝2 54.0 小牧太 1:35.2 ハナ 34.4 452 -10 矢作芳人 13
8 6 12 ソシアルクラブ 牝2 54.0 福永祐一 1:35.3 1/2 34.3 458 -12 池添学 5
9 8 18 ロックディスタウン 牝2 54.0 C.ルメール 1:35.4 3/4 35.3 488 -2 二ノ宮敬宇 1
10 3 6 マドモアゼル 牝2 54.0 松田大作 1:35.5 クビ 35.1 450 +10 斎藤誠 11
11 7 14 ノーブルアース 牝2 54.0 鮫島良太 1:35.5 クビ 34.3 458 -10 牧浦充徳 15
12 7 13 トーセンアンバー 牝2 54.0 横山和生 1:35.6 1/2 34.4 456 -4 菊沢隆徳 14
13 8 17 コーディエライト 牝2 54.0 和田竜二 1:35.8 1 35.8 458 +4 佐々木晶三 6
14 1 1 サヤカチャン 牝2 54.0 松岡正海 1:35.8 クビ 35.3 466 +12 田所秀孝 8
15 5 9 レグルドール 牝2 54.0 高倉稜 1:36.0 1 34.6 460 -6 杉山晴紀 18
16 5 10 ハイヒール 牝2 54.0 藤岡佑介 1:36.0 クビ 34.9 434 -4 清水久詞 17
17 3 5 マル外ラスエモーショネス 牝2 54.0 幸英明 1:36.2 1 36.3 466 +4 高橋義忠 16
18 7 15 ナディア 牝2 54.0 四位洋文 1:36.5 2 35.7 404 -2 笹田和秀 12

タイム
ハロンタイム 12.4 - 11.3 - 11.6 - 12.4 - 12.2 - 11.9 - 11.0 - 11.5
上り 4F 46.6 - 3F 34.4

コーナー通過順位
3コーナー (*5,17)(2,18)6(1,7)(4,11)(3,10,16)(8,12)15,13(9,14)
4コーナー 5,17,18,2(1,6,7)(4,11)(3,16,15)12,10(13,8,14)9

払戻金
単勝 11 410円        
複勝 11 140円 07 180円 04 240円
枠連 4-6 720円        
馬連 07-11 920円        
ワイド 07-11 390円 04-11 560円 04-07 800円
馬単 11-07 1820円        
3連複 04-07-11 2160円        
3連単 11-07-04 8560円



11 ラッキーライラック・・・同じ父親であるロックディスタウンを中団のカド位置から見る形となった。ロックが直線に入って完全に脚色がなくなったが、それと入れ替わる形でスパート。リリーノーブルの粘りに少々手こずったものの、最後はねじ伏せて勝った。これで3戦無敗。

前走のアルテミスステークスも、逃げるサヤカチャンを差して勝利しており、同世代の中では切れという点では一歩抜けている。更なるステップアップのためには、大敗したとはいえ、ロックディスタウンのような先行力を身につけることが重要となるだろう。ともあれ、早くも桜花賞の最有力候補馬となった。

7 リリーノーブル・・・直線に入って先に抜け出しラッキーライラックをなかなか抜かせなかった。これが初重賞挑戦となれば、今後のレースにも生きることだろう。

4 マウレア・・・この馬も初重賞挑戦だったが、今回の成績は上出来。直線で鋭い脚を披露しており、今後が楽しみ。

8 トーセンブレス・・・アルテミスステークスではラッキーライラックらを抑えて1番人気になった馬。上位3頭とは少々力の差を感じたが、競走センスは見せた。

16 モルトアレグロ・・・時計があまりかからないレースであれば今後も好走しそうだ。

18 ロックディスタウン・・・「デキが良すぎた」。3~4角あたりまでは、直線に入ってぶっちぎりを期待した人も少なくなかったはず。しかし、阪神外回りで、4角で先頭に立つ勢いというのは明らかに「無謀」。結局、直線に入って完全に脚色がなくなった。この辺が、オルフェーヴル産駒の「弱点」か。今後の糧にしてもらいたい。

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