公営競技はどこへ行く

元気溢れる公営競技にしていきたい、その一心で思ったことを書き綴っていきます。

やばいぞ

2009-03-09 23:00:57 | 競輪

8日閉幕した、岸和田・日本選手権競輪の総売上は190億7520万1700円。同じく8日閉幕した、尼崎・女子王座決定戦の総売上は100億4551万0200円。同じ6日間で、しかも完全に日程がバッティングしたが、結果は、女子王座の「完勝」。

というのも、日本選手権競輪の目標売り上げは215億円で、▲25億円だったのに対し、女子王座は90億円で、+10億円だったから。

確かに関西では競艇のほうが競輪よりもはるかに人気があり、加えて女子戦は相対的に売れるとはいっても、所詮女子王座は記念に毛が生えた程度のG1開催。同じG1といっても、日本選手権競輪はグランプリに次ぐ賞金額を誇るレースであり、かつ競輪選手ならば誰もが獲りたいと思っているタイトル戦。それが、実質的に女子王座に「負けた」となると、競輪もいよいよ、「やばい」という水域に入ってしまったのかも。

となると、何度も言うように、競輪は今、早急に新たなファンをいかにして拡げていくかを考える他あるまいが、それはひとえに、「競輪とケイリンは違う」といった、競輪関係者等からすれば、ケイリンを見下したかのような考え方そのものを改めるべきなのでは。

後日カルテット計画でも書こうと思っているけど、国際基準であるUCI準拠ルールが本当にギャンブルとしては成り立たないものなのか?検討すらしないまま、

「UCIルールにすると、既存の客が逃げてしまう」

という逃げの一手だけになっていないか、今一度、よーく考えてみるべきだと思うけど。

ところで、既存の客といっても、大半は「アラ後世代」だぜ。彼らはいずれ、競輪をやりたくてもやれない状況に追い込まれる。ならば彼らに頼らない施策を打ち出すべきではないか。

そうしないと、アラ後世代とともに、競輪消滅、なんてことになりかねないからね。


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4 コメント

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Unknown (小松島和平)
2009-03-10 01:23:36
かつて中央競馬が若者や女性ファンの開拓に力を入れだした時に
「購買力の無い女子供なんか増やしても無駄」
と、笑っていたのは競輪ファンと競輪マスコミ。

中央競馬や競艇やパチンコが施設をどんどん綺麗にしている時に
「鉄火場は汚いのが当たり前だ」
と、施設どころか客のマナーの悪さをずっと放置してきた施行者・ファン・マスコミ。

競技規則改訂や新種目の導入にも
「そんなもの、やる前から結果は見えてる。何が何でも反対だ」
とテストケースすらさせようとしないファン・マスコミ・選手会。

そういう人達の意見ばかり聞いていては「新規の客が増えない」のは当然の流れでしょう。

一番羽振りが良かった時に他の競技やパチンコ業界の半分でも努力していれば、今のような事態にはならなかったのに・・・。
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なにもいうことありません (Bank of Dream)
2009-03-10 02:05:44
おっしゃるとおりです。
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Unknown (ぐんま(笑))
2009-03-10 08:55:13
売り上げを左右する要因はいくつもありますからね。コンドルも指摘してた「祝日を絡ませない日程」にしたことで10億は損してるでしょうし、久々に北勢が決勝に乗ってないことで「ショボメン」と萎えた人もいます。小松島和平氏の指摘はもっともですが・・・。
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レスポンス (Bank of Dream)
2009-03-10 18:36:34
土日以外の祝日に最終日を持ってきたほうがいいとは感じますが、競輪の場合はそうした日程繰りをもってしても、前年比10億円ダウン、とかいったケースが多く、メリットはあまりないのかもしれません。

構造的な問題が大きいですね。
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