今年の日本ダービーで騎乗馬がない恐れがあった武豊騎手だが、京都新聞杯を勝ったタスカータソルテに決まる。
一方、皐月賞で騎乗していたアドマイヤオーラには岩田康誠騎手が乗ることになった。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070516-00000001-kiba-horse
スポニチアネックスの記事によると、松田博資調教師が、「まだ、分からんな」というコメントを残していたことから、武豊を既に降ろす腹積もりだったことが表面化(馬主サイドの意向があったとか)。現在、JRAリーディングでは8位(37勝)でしかない武豊よりも、トップである岩田(63勝)に接触していたことが分かる。
http://www.sponichi.co.jp/gamble/news/2007/05/16/10.html
それにしても、武豊が「降ろされる」なんてこれまでほとんど前例がない。逆にタスカータソルテはもともと岩田が騎乗していた馬。
果たして、ダービーの結末は如何に。
確かに皐月賞は消極的なレース運びにも見えましたが、現時点では武豊以上の騎手はいないのに…。
こんな事がニュースになるのも、武豊騎手自身が今年あまり乗れていない(=結果を残せていない)から故ですね。
武豊も勝利数は少ないけど
連対率はそれほど悪くないはず。
切るのがちょっと早すぎると思うんだけどね。
豊と近藤さんって、こんなに仲悪かったっけ?
15日に近藤オーナーから、「岩田に替えるから」という話があったみたいで、丁度岩田が騎乗していたタスカータソルテが空いたので、それで騎乗の運びとなったようです(武豊日記より)。
http://take.nifty.com/diary/main.html
確かに、重賞戦績を見ると地方も合わせて9勝を挙げているし、JRAでの1・2着率も3割3分3厘ですから、決して悪くない数字ではあるんですが、桜花賞を皮切りとする春のJRA・G1戦線で7・4・6・7着。
しかもオーラ、キッスに騎乗しながらも、3着までさえ入れなかった成績がひょっとしたら近藤オーナーにとってみれば不満だったのかもしれません。
まぁ近藤オーナーの意向やとは思いますが、この選択が良いとはとても思えません。
まぁ溜めたがりの岩田ですから、安勝マークに徹して終わりそうな予感はプンプンしてますが。
それにしてもダービーはホンマ混戦になってきました…。
さらにいえば、武豊はこれまで馬に恵まれすぎていたという見方もできなくはないので、ここで結果を残せば、
「やはり、武豊はすごいジョッキーなんだ」
と再認識させることができます。
ところで、元祖・天才と言われた福永洋一は現在のG1級レースでは逆に1番人気で勝ったケースが少なく、そればかりか、トウショウボーイやハードバージ、カツラノハイセイコといった騎乗馬を他に譲ってさえいます。
したがっていまだに洋一を武豊は超えられていないという見方さえあります。
武豊にしてももうじき40の大台を迎えることですし、円熟味を増すためには逆にいいことなのかもしれません。