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中国が軍事転用可能な物資をロシアに提供 → 「ニトロセルロース」という物資のロシアへの輸出が、ウクライナ侵攻が始まった2022年以降、急増

2024-05-17 03:09:04 | ウクライナ紛争
ロシアのプーチン大統領は、日本時間の16日午後、北京の人民大会堂で、習近平国家主席と首脳会談を行いました。



【随時更新】ロシア ウクライナに軍事侵攻(5月16日の動き) NHK 2024年5月16日 20時07分

アメリカ “中国が軍事転用可能な物資をロシアに提供”
通算5期目に入ったロシアのプーチン大統領は、日本時間の16日午後、北京の人民大会堂で、習近平国家主席と首脳会談を行いました。

こうした中、アメリカは、中国が軍事転用可能な物資をロシアに提供しているとして懸念を強めています。
その1つで、弾薬の製造にも使われる「ニトロセルロース」という物資のロシアへの輸出が、ウクライナ侵攻が始まったおととし以降、急増していたことが、中国当局の公表データの分析で明らかになりました。
専門家は、ロシアに対する軍事支援と考えられるとしています。

「ニトロセルロース」は、塗料やインクなど民生用として使われる一方、激しく燃焼する性質から弾薬の材料にもなり、軍事転用が可能な物資の1つです。

「ニトロセルロース」について、中国の税関当局が公表しているデータをNHKが分析したところ、ロシアへの輸出は、公表されているデータのうち最も古い2015年から2021年まではほとんどありませんでしたが、ロシアがウクライナ侵攻を始めて3か月後のおととし5月以降、急増していることが分かりました。

年間の輸出量は、
▼おととしは700トンあまり、
▼去年は、その2倍近い1300トンあまりとなっていて、
▼ことしも3月までにおよそ110トンが輸出されています。

「ニトロセルロース」について、中国は、これまでアメリカやフランスなど欧米を含め各国に輸出してきましたが、アメリカのブリンケン国務長官は4月に中国を訪れた際、習近平国家主席らに対し、軍事転用可能な物資だとしてロシアへの輸出に強い懸念を示していました。

これに対し、中国外務省の汪文斌報道官は、16日の記者会見で、「中国は軍事転用可能な物資について厳格に輸出管理を行っている。アメリカが中国側に責任をなすりつけようとすることは受け入れられない」と反発しました。

中国の軍事に詳しい笹川平和財団の山本勝也特任グループ長は、「ウクライナ戦争に使用する弾薬を増産するためにロシアが輸入していると考えるのが自然だ。侵攻が始まってから輸出が格段に増えているということは、明らかに中国のロシアに対する軍事支援と考えられる」と話しています。

“ロシア国防相に経済閣僚経験者は長期戦に備えるため” 米高官
アメリカ国防総省で兵器の調達などを担当するラプランテ国防次官は15日、議会上院の公聴会に出席しました。

この中で、ラプランテ次官は、ウクライナへの軍事侵攻を続けるロシアが戦場に多くの弾薬を供給し続けていることについて「彼らの軍事費はGDP=国内総生産の7%を占めると推定される」と述べ、ロシア政府が国内の軍事産業への支出を高い水準で維持しているためだと強調しました。

その上で、ロシアのプーチン政権が国防相に経済閣僚を務めたベロウソフ氏を起用したことについて「われわれの多くは、彼らが短期ではなく、長期を見据えていると考えている。彼らの目標は戦時下の足場を固めることだ」と述べ、軍事産業を活性化させ、長期戦に備えるためだとの見方を示しました。

一方、ラプランテ次官は、日本との間で極超音速ミサイルを迎撃できる新型ミサイルの共同開発に乗り出したことを例に挙げ、「同盟国などとの間での共同生産や共同開発、共同の戦力維持はさらに増えるだろう」と述べ、日本をはじめとする同盟国との防衛産業どうしの協力を強化したい考えを示しました。


プーチン大統領 新国防相らと会議
ロシアのプーチン大統領は15日、新たに国防相に任命したベロウソフ氏や軍の幹部などとの会議を開き、ウクライナへの軍事侵攻について「われわれの軍はあらゆる方面で日々、状況が良くなっている」と述べ、攻勢を強めるロシア軍が主導権を握っていると誇示しました。

そのうえでプーチン大統領は経済政策の専門家だったベロウソフ氏を国防相に起用した理由は、ロシアの国防費が増加しているからだと指摘し「われわれは非常に注意深くかつ効率的に使う義務がある」と述べました。

またプーチン大統領は会議で、これまで国防相を務めたショイグ氏に謝意を示すと共に「参謀本部の陣容を変更する計画はない」と述べ、国防相が交代してもウクライナ侵攻の総司令官を務めるゲラシモフ参謀総長の指揮のもとで軍事侵攻を続ける考えを示しました。

ゼレンスキー大統領 予定していた外国訪問を延期
ウクライナ大統領府はSNSでゼレンスキー大統領が予定していたすべての外国訪問を延期したと明らかにし、ハルキウ州などでのロシア軍の攻勢による厳しい戦況を受けて対応に追われているものとみられます。

ウクライナ 東部ハルキウ州 軍の一部の部隊が事実上撤退か
ウクライナ東部ハルキウ州ではロシア軍の部隊が国境を越えて侵入して激しい衝突が続いていて、ウクライナ軍の参謀本部は14日、ボフチャンシクなど2か所で「部隊をより有利な場所に移動させた」と発表し、事実上、部隊を撤退させたとみられます。

ロシア国防省も15日、ハルキウ州で2つの集落を掌握したと発表し、攻勢を強めています。

さらに、ロシア国防省はウクライナの南部ザポリージャ州でも集落のロボティネを掌握したと発表しました。

ロボティネは去年行われたウクライナ軍による大規模な反転攻勢で、ウクライナ側が奪還に成功した拠点の1つで、ウクライナ軍はロボティネから交通の要衝トクマクへの進軍を目指していましたが、その後、反転攻勢が失速し、周辺では激しい戦闘が伝えられていました。

ロボティネを掌握したとするロシア側の発表に対し、ウクライナ軍は否定し、徹底抗戦が続いていると強調しています。
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