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谷垣禎一政界引退危機

2017-01-21 09:06:24 | 政治経済問題
後任幹事長の二階俊博は安倍晋三と折り合いが悪い。当初は安倍を持ち上げる発言を繰り返していたが、安倍が外交失策を重ねる中、とうとう我慢しきれなくなってきており、いずれ、「反安倍」の狼煙を上げるのではないかとも囁かれている。

安倍にとってみれば、「不仲」だった石破茂が幹事長だった頃とは打って変わって、谷垣が幹事長の頃が、政権運営が「最もうまくいっていた」だけに、谷垣の「落車長期欠場」が自身にも暗い影を落とし始めている。


谷垣氏不在5カ月 「自転車を直せ」事故後最初の言葉(産経新聞) - Yahoo!ニュース

産経新聞 12/24(土) 9:00配信

 平成28年の自民党谷垣グループ(有隣会)は、リーダーの自転車事故により、まさに天国から地獄に落ちる苦難を味わった。

 8月の内閣改造・党役員人事で続投が有力視されていたグループ顧問の谷垣禎一前幹事長。悲劇は人事直前の7月16日に起きた。谷垣氏といえば、政界きっての自転車フリーク。この日、皇居周辺を自転車で走行中に転倒してしまい、「頸髄損傷」の重傷を負った。その後、手術と長期入院を余儀なくされた。

 「谷垣さんとは馬が合う」と公言するほどだった安倍晋三首相は事故後、「3カ月療養していてもいい」とメッセージを送り続投を要請したが、谷垣氏はこれを固辞。結局、二階俊博前総務会長が後任の幹事長に選任された。

 この結果、8月の人事は谷垣グループにとって悲惨なものになった。遠藤利明前五輪相と中谷元・前防衛相が交代を強いられ、2枠あった閣僚ポストは、山本公一環境相のみに減少。佐藤勉前国対委員長は衆院議院運営委員長に横滑りしたが、合計52ある副大臣・政務官のポストには、グループから1人も登用されなかった。谷垣氏側近は「一気に冬の時代が到来した。谷垣氏が幹事長を続けていたら、こうはならかったはず」と肩を落とす。

 関係者によると、谷垣氏は現在も都内の病院でハードなリハビリを継続。新聞をタブレットで読み、家族と会話もできるが、政界復帰にはまだ時間がかかるという。グループ幹部は「谷垣氏は事故以来、グループの誰とも面会に応じず電話にも出ない」と不安を募らせる。現在の症状がどの程度なのか、詳しく知るのは谷垣氏の家族のみだ。

 谷垣氏が事故後、家族に最初に発した指示は「自転車を直せ」だったという。自転車は破損部分がきれいに修復され、主の復帰を待っている。関係者は「もう1度自転車に乗りたいという強い意思がある。ケガでご迷惑をかけた方には怒られるかもしれないが、これがいいリハビリの目標になっている」と語る。

 麻生派(為公会)や山東派(番町政策研究所)では、谷垣グループとの合流を模索する動きも出ている。ただ、谷垣氏は政界を引退するつもりはなく、次期衆院選が早く行われた場合でも出馬する考えだ。グループも「谷垣氏あっての有隣会」と結束を保つ。今後はグループを派閥化し、顧問の谷垣氏を正式に会長に据える案もあるという。

 安倍首相は悲願の憲法改正をめぐり、谷垣氏と2年近く話し合いを続けてきた。改憲発議に踏み出す際には、リベラル派を代表する谷垣氏に党のまとめ役を担わせようとしていたはずだ。首相は二階氏を幹事長に選んだ後も、しばらく党の憲法調査会長ポストを空けていた。谷垣氏が就任できるか可能性を探っていたのだ。

 来年、谷垣氏が政界に復帰できた場合には、こうした役割の一翼を担う可能性もある。ただ、すべてはリハビリの成果次第。

 「これほど人騒がせで、周囲に迷惑をかける政治家はいないけど…。それを上回る能力と魅力が谷垣さんにはある」。側近は首を長くして復帰を待っている。(水内茂幸)

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