公営競技はどこへ行く

元気溢れる公営競技にしていきたい、その一心で思ったことを書き綴っていきます。

SKSついに廃止

2006-02-19 05:26:26 | 競艇

尼崎競艇場で導入されていたフライング警報装置・SKSだが、3月24日の開催を最後に姿を消す。

設備再投資額が高額なことなどが理由だが、結果的にフライング抑止効果はあまりなかったといえる。やはり100分の1秒の争いとなるスタートタイミングというのは、機械の手では防ぎようがないものなのだ。

SKSとは、住之江で導入されていたFKSとほとんど同様のもので、要はフライングになりそうだと思われる瞬間にセンサーが働いて「ピーッ」という警報を鳴らして選手にフライングとなるよ、という知らせをする装置だ。

しかし2003年9月には、後に総理大臣杯を制する笠原亮もいたが、なんと全艇フライングというアクシデントがあった。さらに2005年1月の周年優勝戦では、SKSを装着した選手がフライング、してなかった選手が優勝という本末転倒な出来事があった。

これでは何のためにSKSという装置があるのかが分からない。それに不可解な減速と見られるケースも少なくなく、レースの醍醐味を失わせたことも。

フライング防止装置であるはずが、逆にフライングを誘発しているケースも少なくなかったわけで、こんな紛らわしい代物とも3月一杯で「おさらば」ということはむしろ喜ばしいことなのでは。

むしろフライングすれすれの線でスタートを切ることこそ競艇の醍醐味なはず。SKSやFKSといったものはそうした微妙なスタートタイミング感覚をも狂わせていたことになる。

ま、この間、熱海に行ったときに、競艇の各組合長からも、

「競艇はここのところ目先の売り上げを上げようとするあまり変なものばかり取り入れては失敗を繰返している。」

と嘆き声が聞かれたが、結局、元のままが一番いいんだろうね。

今度は「スタート展示」も廃止かい??


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