画像ソースは田中龍作ジャーナル
「2017年2月24日・近畿財務局と森友学園の交渉記録は契約成立とともに「廃棄」していた! 『池田統括官の身辺が心配だ。』」を改題。
佐川国税庁長官が辞任へ 森友疑惑でキーマン自殺「数日前に姿見たのに…」近畿財務局激震 安倍政権崩壊も〈週刊朝日〉 赤かぶ
AERA dot. 3/9(金) 16:25配信 週刊朝日オンライン限定記事
安倍政権を昨年から揺るがしてきた森友学園疑惑で、ついに犠牲者が出てしまった。
森友学園との国有地売却交渉に関わっていた財務省近畿財務局の男性職員Aさんが、神戸市の自宅で自殺していたことが9日にわかった。亡くなったAさんは、学園側との交渉に当たっていた現場責任者の同省統括国有財産管理官(当時)の直属の部下だった。
事件の真相を知るキーマンの自殺に、永田町や財務省では衝撃が走っている。
自民党国対関係者はこう話す。
「森友問題に関係していた近畿財務局職員が自殺したという話で朝から野党が騒いで大混乱だ。森友絡みで昨年秋から仕事は休職していたようだ。えらいことになったな」
財務省関係者も動揺を隠せなかった。
「Aさんの休職は昨年の秋くらいからです。(昨年2月に)森友問題が発覚してからは、ずっと帰宅が深夜で、朝も早くから役所に来ていました。休職前もつらそうな顔で歩いていたので『大変ですね』と声をかけると、小声で『ええ』と返事が返ってきただけでした。正月明けに新年のあいさつで顔を出したそうですが……。大阪地検特捜部から事情を聞かれていたようで、その確認の意味もあって役所に来たようです」
Aさんは、今月2日に朝日新聞の報道で公文書"改ざん"疑惑が浮上した後、再び職場に顔を出したという。その時、「かなり体調がよくなってきました」と関係各所にあいさつしたが、2時間程度で帰ったという。
「朝日新聞の記事のように、もしウチ(近畿財務局)が改ざんに関わっていたなら、当然、国有財産管理官の部下であるAさんの名前は思い浮かびます。長期間休んでいることもあって、役所内では『隠蔽のようなことをやらされて、病気になってしまったのか』と噂話になっていました。自殺の連絡は昨夜、役所にあったそうです」(同)
Aさんの上司である統括国有財産管理官は、国有地売買の価格交渉を担う責任者とされる。2016年5月に行われた森友学園側との交渉の場では、「われわれの見込んでいる金額よりも、(撤去費が)少なくても、われわれは何も言わない」と述べていたことが、音声データにも残されていた。これは、国会で「価格交渉はしたことはない」と答弁した同省の佐川宣寿・前財務省理財局長(現国税庁長官)の説明と真っ向から対立するもので、野党から繰り返し追及を受けていた。
そもそも、森友学園側と近畿財務局の交渉は2015年半ばまで暗礁に乗り上げていた。財務省が今年2月に公開した資料によると、2015年4月には、学園側が軟弱な地盤を理由に貸付料の減額を求めてきたことに対し、省内で「『無理に本地を借りていただかなくてもよい』と投げかけることも考えている」と、学園との賃貸契約の破棄も検討していた。
ところが、安倍昭恵首相夫人が同年9月に小学校の名誉校長に就任したころから風向きが変わり始める。同年11月には、昭恵夫人付の政府職員が同省に「問い合わせ」のFAXを送付。その頃から交渉内容が一変した。
賃貸契約の破棄を検討していたはずが、同年12月には「国有地の売買価格の交渉」に変化。さらには、省内で法律関係の相談をした時は、方針が「売買価格を学校法人に提示して買い受けの可否を判断させるなどの調整が必要」となった。
同省は2016年6月に学園との売買契約を結んだが、朝日新聞(9日付)の報道では、売却契約の際の決裁文書には、事案の概要などを8項目で記した「調書」があったという。
だが、国会議員に公開された文書では「4.貸付契約までの経緯」が項目ごとなくなっていたという。契約当時の調書には、この項目で学園から「借り受けて、その後に購入したい」との要望があり、近畿財務局が「本省理財局に相談した」と記載してあったという。そして「学園の要請に応じざるを得ないとの結論」とも記載されていたが、国会議員に公表された文書にはこれらの文言はなくなっていた。
朝日新聞報道やAさんの自殺報道を受け、野党は9日、国会に同省理財局次長の富山一成氏ら幹部を呼んで野党合同ヒアリングを実施。
野党議員が「自殺したとされるAさんは家族に遺書を残していたというが、財務省が公開するなと圧力をかけたという話もある。本当なのか」と問い詰めたが、同省の幹部は「調査中なのでお答えできません」の一点ばりだった。
問題当時の近畿財務局長だった武内良樹氏が昨夜、官邸を訪問。安倍首相、麻生財務相と対応を話し合ったとみられる。森友学園への国有地売却交渉の経緯を国会で説明していた佐川国税庁長官は9日、辞任の意向を固めた。森友疑惑の真相は今後、明らかになるのか。(週刊朝日取材班、西岡千史)
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これは組織ぐるみの隠ぺい工作としか思えないね。
売却国有地の土壌改良費用 国と森友学園が交渉/宮本岳議員が暴露・追及/衆院予算委 財務省「記録廃棄した」赤旗 2017年2月25日(土)
財務省近畿財務局が大阪市内の学校法人「森友学園」(籠池泰典理事長)に豊中市内の国有地を異常な安値で売却した問題で、同財務局、国土交通省大阪航空局が森友学園側と、土壌改良工事価格をめぐり直接に交渉を行っていたことが明らかになりました。日本共産党の宮本岳志議員が24日の衆院予算委員会で暴露しました。
問題の国有地は2016年6月に森友学園に売却されました。そのさい、不動産鑑定士が鑑定した時価9億5600万円から、地下に埋設されたゴミの処理費用名目で8億1900万円などが差し引かれ、1億3400万円という格安の価格がつけられました。
この値引きは、森友学園側が「想定以上のゴミが埋まっていた」と近畿財務局に申し立て、土地を管理していた大阪航空局が算定したゴミ撤去費用を、同財務局が土地価格からそのまま差し引く形で行われました。宮本氏は「このような奇怪なことは政治家の関与なしには起こりえない」と強調しました。
さらに宮本氏は2015年9月4日午前10時から正午までの間、近畿財務局9階会議室で、森友学園の小学校建設工事を請け負った設計会社所長、建設会社所長が近畿財務局の統括管理官、大阪航空局調査係と会合を持っていた事実を指摘。埋設物の処理内容や費用についてつめた議論をし、業者側が高額な処理費用を提示するなどしていたことを独自の調査で明らかにしました。
宮本氏が、森友学園側との交渉の一切の記録を提出するよう求めたのにたいし、財務省の佐川宣寿理財局長は「記録は残っていない。財務省の行政文書管理規則にもとづき廃棄した」と答弁。委員会室からは「隠ぺいだ」という怒りの声があがりました。
宮本氏の求めに会計検査院の河戸光彦院長は「この国有地売却について検査を実施したい」とのべました。
麻生太郎財務相は「適正な価格で処分を行っている」と答弁。宮本氏は「不可解な大安売りで『適正』でもなんでもない」と反論しました。
証人喚問求める
宮本氏は、森友学園との交渉の経過を明らかにするため当時の近畿財務局、大阪航空局の職員3人を証人として委員会に喚問するよう要求しました。
<森友学園>財務省、土地交渉「記録を廃棄」(毎日新聞) - Yahoo!ニュース
毎日新聞 2/24(金) 21:15配信
大阪市の学校法人「森友学園」が小学校用地として大阪府豊中市の国有地を鑑定額より大幅に安く取得した問題を巡り、民進党の玉木雄一郎氏は24日の衆院予算委員会で、土木業者の証言を基に、建設現場から掘り出したごみの一部が敷地内に埋め戻されたのではないかと改めて追及した。財務省の佐川宣寿理財局長は「契約上、確認する義務はない」と答弁した。一方、国有財産を管理する財務省近畿財務局が学園側との交渉記録を既に廃棄したことも明らかになった。
玉木氏によると、業者は昨年11月から12月まで約2週間、建設現場で作業。掘り出した約2000立方メートルの汚染土のうち半分程度しか敷地外に搬出せず、残りは運動場予定地に埋め戻したという。
この業者は毎日新聞の取材に対し、建設現場には生活ごみなどが交じった土が山積みになっていたと語り、「発注元の指示で敷地内に穴を掘り、その土を埋めた」と証言した。ごみは空になったしょうゆやマヨネーズの容器、靴、衣類などだった。土はアンモニアのような異臭を放ち、食事はのどを通らなかったとも説明した。
大阪府の松井一郎知事は24日、こうした処理が適正だったかどうか、調査権限のある豊中市に事実確認を求める考えを示した。
また共産党の宮本岳志氏は24日の衆院予算委で、2015年9月4日午前10時から正午にかけて近畿財務局9階の会議室で、同局幹部が森友学園と撤去費用などを具体的に議論したという独自の調査結果を示した。
佐川氏は「一般的に随意契約をする場合にはいろいろな会議を開く」と会合があったかどうかを明言せず、「近畿財務局と森友学園の交渉記録はなかった」と答弁した。
財務省の行政文書管理規則によると、面会などの記録の保存期間は1年未満で、事案の終了時に廃棄するという。佐川氏は「16年6月の売買契約締結で事案は終了したので、記録は残っていない」と説明した。菅義偉官房長官は記者会見で「著しい弊害があれば見直す必要があるが、そこについてはなかった」と述べ、近畿財務局の対応に問題はないとの見解を示した。【光田宗義、藤顕一郎、津久井達】
<アベ小学校疑惑>森友学園側と価格交渉した役人は額に脂汗を浮かべていた(田中龍作ジャーナル) 赤かぶ
2017年2月24日 18:30 田中龍作ジャーナル
安倍晋三記念小学校への国有地叩き売り疑惑で名前が飛び出した、近畿財務局の池田統括管理官は額に脂汗をびっしりと浮かべていた。
池田統括官は2015年9月4日、午前10時から12時の間、近畿財務局9階の会議室で森友学園側と土地の売買価格の交渉をしたというのである ― きょう開かれた衆院予算委員会で宮本岳志議員(共産)が追及した。
民進党調査団が大阪で近畿財務局と大阪航空局からヒアリングした21日。
福島のぶゆき議員らが「政治家からの働き掛けはありませんでしたか? 秘書から(の働き掛け)もありませんでしたか?」と迫ると、池田統括官は目を下に落とし真っ暗な表情になった。
ヒアリングの後、記者団は財務局と航空局の囲み取材をした。池田統括官はその中にはいなかった。記者からではなく同僚の役人に囲い込まれていたのだ。「勧進帳」よろしく義経を隠す山伏たちのようだった。
池田統括官は地下埋設物が見つかったとされる現場写真を撮影したことにされていた。あまりに不自然なため田中は池田氏に話を聴こうとした。
同僚役人たちのガードを潜り抜け池田氏のそばまで行った。気の毒になるほど驚いた。
氏は額に玉のような脂汗をびっしりと浮かべていたのである。目は虚ろだ。田中が話しかけても答えるのは同僚だった。
建設業者が役人、それも財務局の役人と価格交渉をする。政治家(秘書)の口利きなしでできることではない。
宮本議員の追及を境に疑惑は核心部分に入った。池田統括官の身辺が心配だ。
これまでの「汚職事件」は決まって役人の調整役が知らぬ間に消えていたのは事実だからね。
身柄を確保しておく必要性はあるが、その術は果たして?
<隠蔽か?>近畿財務局と森友学園の交渉記録は契約成立とともに「廃棄」とのこと。 売買契約締結と共に速やかに破棄した… 赤かぶ
共産党宮本議員が爆弾質問。議場が静まり、自民議員も固唾を飲んで見守る。近畿財務局九階会議室で2015年9月、問題の小学校土壌改良工事の価格をめぐり、工事業者と近畿財務局・大阪航空局の担当者が会合していた。佐川理財局長は、面会記録は廃棄されたと、驚くべき答弁だ。隠蔽を許すな。(津) pic.twitter.com/wEWCGMIbXi
— 赤旗政治記者 (@akahataseiji) 2017年2月24日
共産・宮本議員が入手した資料によると2015年9月4日に近畿財務局9F会議室で近畿財務局統括管理官・大阪航空局調整係・森友学園側の木原設計所長・中道組所長が売買価格交渉。佐川理財局長は面会記録・打ち合わせ記録は2016年6月20日の売買契約締結と共に速やかに破棄したと答弁。
— TAZ (@taz_tokyo) 2017年2月24日
衝撃の事実発覚!⇩宮本議員「契約前に森友学園側と交渉した事実はないか」佐川理財局長「ない」宮本「2015年9月4日近畿財務局9階会議室で日原設計所長、中道組所長、近畿財務局池田統括管理官、大阪航空局高見調整係が撤去費の交渉」https://t.co/zv0vpPJuZ6
— 中山幹夫 庶民の生活が第一 (@nakayamamikio) 2017年2月24日
この問題は「まだまだ」引っ張れそう。
しかしながら、「証拠書類」至上主義の役所が、契約成立後、即座に破棄だなんて、「やばい事業」だとしてもおよそ考えられない話だと思う。
多分、どこかに「隠してある」はずだ。
おい!特捜!今こそ動きをかけるときだぞ。近畿財務局に「ガサ入れ」しろ!
ここで動かずしていつ動く?