「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」よりの転載です。
TIMEが南京大虐殺、両論を併記、やや公平なポーズで報道
南京の映画六本という日中関係の異常さを主軸に分析している
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本日(3月3日)発売の週刊誌『TIME』が南京問題を扱った。
それもNYタイムズのように反日一本槍ではない。
後者は、偏向執着偏執的なオオニシ記者の反日記事オンパレードで、有識者の顰蹙を買っているが、日本政府はなぜ、この男をペルソンノングラータとして国外追放しないのか?
ともかくTIMEのはなし。
同誌3月12日号は「歴史によって追求される(真実)」と題され、米国マスコミでは珍しく南京問題を取り上げている。
例によって日本軍の残虐さを異様な執念を抱いて誇張する人達、それもアイリスチャンを神格化する反日派を多く取材しているが、出色は、日本の良識人がこれから挑むドキュメンタリー映画「南京の真実」を無視しないで、やや公平に取り上げ、しかもプロデューサの水島総氏に直接取材し、「日本の右翼」などと余計な注釈を付けながらも、一応、言い分を書いている。
「何人かは南京の写真がインチキであると主張し、また映画をつくる水島氏は『南京』なるものは中国が創作した(setup)もので、誤った歴史に基づいている」と言う」と書いている。
日本の反論は全体の五分の一ほどのスペースしかないが、真実をもとめようとする日本人の発言、および日本側の動きをこれまでまったく報じなかった欧米中国などのメディアが多い中で、やや公平なスタンスをTIMEが取った。
ただし、水島氏の発言のあとに、意図的に「日本専門家」なる人が登場して、「南京大虐殺はなかった、という異見は日本で一枚岩(monolitic」のものでない」と余計なインタビューも挿入させてはいるが。
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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成19年(2007年) 3月4日(日曜日)
通巻 第1723号 (3月3日発行)
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