狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

「集団自決」 大阪地裁の証人尋問

2007-07-29 06:06:54 | ★集団自決

体験者の娘「集団自決は軍が命令」 「沖縄ノート」訴訟  2007年07月27日22時32分

 太平洋戦争末期の沖縄戦で住民に「集団自決」を命令したように書かれて名誉を傷つけられたとして、元軍人らが岩波新書「沖縄ノート」著者の大江健三郎さんと出版元の岩波書店に出版差し止めなどを求めた訴訟の初の証人尋問が27日、大阪地裁であった。集団自決が起きた沖縄・座間味島で聞き取り調査を続ける沖縄の女性史研究家、宮城晴美さん(57)が出廷し、「自決用の手投げ弾を与えられた住民もおり軍の命令はあった」と述べた。座間味の東の渡嘉敷島にいた元将校2人は自決命令はなかったという立場から証言した。

 訴えているのは、座間味に駐留していた海上挺進戦隊の元戦隊長、梅沢裕さん(90)と、渡嘉敷の元戦隊長だった赤松嘉次さん(故人)の弟秀一さん(74)。記録などによると、座間味で約130人、渡嘉敷で300人以上の住民が集団自決したとされる。

 宮城さんは「島の中で住民と日本軍は濃密な関係にあった。軍は、米軍に投降すると、女性は強姦(ごうかん)されて殺される。男は八つ裂きにされるといった情報で住民に恐怖心を植え付けた」と説明。軍人から自決用の手投げ弾を渡された住民もいたとし、「自決には軍命令があった」と指摘した。

 母の故・初枝さんは当時、座間味にいて手投げ弾で死のうとしたが不発で生き残った。初枝さんの手記をもとに00年に出版した著作「母の遺したもの」で、村幹部らが自決用の弾薬を求めた際に原告の梅沢さんが「今晩は一応お帰りください」と答えたと書いた。

 原告側は、この記述を命令がなかった根拠の一つにしているが、宮城さんはこの日、「隊長は部隊の最高責任者。隊長が『投降しなさい』と言っていれば集団自決は止められた」と述べた。

 一方、原告側証人として証言した渡嘉敷の戦隊の元中隊長、皆本義博さん(85)は、隊長の自決命令を「まったく聞いてない」と述べた。集団自決への責任については「指揮官個人ではなく、帝国陸海軍が背負ってきた責任があると思う」と述べた。戦隊の元幹部、知念朝睦さん(84)も「隊長の命令はなかった」と述べた。

 11月9日には、同地裁で大江さん本人に対する尋問が行われる。 (朝日新聞)

                    ◇

沖縄タイムスは取っていないので派手な見出しを見ていないが、ウェブ・サイト記事を見るだけでも27日の大阪地裁の証人尋問に異常な熱意を持っていることが伺える。

だが、証言のポイントは極めて単純で、殆どが事前に予想できるものばかりなのにも関らず、

安仁屋、高嶋両サヨク教授を引っ張りだして、陳腐な感情論で膨大な記事を埋めている。

沖縄タイムス7月28日朝刊の記事。

命令主体は戦隊長」/裁判の核心著作 宮城さん証言

体験者の無念 代弁/隊長側、重ねて否定

記事は宮城晴美氏の証言を中心に記されているが、これについては稿を改めて触れて見たい。

                     ◇

手元の琉球新報のド派手な見出しを見る限り、まるで「裁判」は被告勝訴の印象を読者に与える。

一面トップは、

「集団自決」直前に軍命

<岩波訴訟・大阪地裁>

当時の村職員新証言

宮城さん「助役命令説」を否定

社会面トップ

「著書悪用された」

軍責任幾度も口に

宮城さん「意図せず」悔しげ

 

裁判の傍聴記を記事にするなら,もう少し冷静且つ論理的な記事を書くべきだと思うのだが、琉球新報は既に新聞としての誇りをかなぐり捨てており、ヒステリックな被告応援団のプロパガンダを垂れ流している。

沖縄タイムスとの共同自爆死を覚悟しているようにさえ思える。

(軍命令があったという)「新証言」は出ていないのに、

「梅沢隊長が村幹部らに『自決』を止めたという事実はない」と言う言いがかりとも取れる宮城氏の発言を「新証言」としている。

さらに宮城氏が「決定的証言」とする宮平春子さんの証言は7月24日の沖縄タイムス朝刊で「誤報だった」と訂正されている。

仮に宮平さんの証言の一部でも認めたとしても、宮平さんは座間味村助役だった宮里盛秀さんの実の妹であり、「自決の指揮をしたとされる」兄・宮里盛秀さんに不利な証言をする可能性は少ない。

宮平さんがウソをついたとは言わないまでも、「親族のアリバイ証言は信憑性がない」ということは事実であろう。

                    *

ところで、大阪地裁の「集団自決裁判」について、本土新聞のウェブサイトを調べて見たら、係争中のための遠慮か殆どがスルーしている。

僅かにスポーツ紙が次の法廷で大江健三郎氏が証人尋問で出廷すると伝えた以外は冒頭に引用の朝日新聞だけが裁判の内容を伝えていた。

何しろ問題の発端となった『鉄の暴風』の初版は朝日新聞社が出版しており、沖縄タイムスとの関係もあり係争中とは言え他人事ではおれないのだろう。

朝日記事は「集団自決」に関しては既に逃げの態度であり、その結果意外と冷静な記事となっている。

地元二紙のような感情的記述を避けて、宮城氏の証言を次の二つに絞っている。

宮城氏はこの二つを論拠に、「軍の命令があった」と証言したのだ。

①「島の中で住民と日本軍は濃密な関係にあった。軍は、米軍に投降すると、女性は強姦(ごうかん)されて殺される。男は八つ裂きにされるといった情報で住民に恐怖心を植え付けた」

②「隊長は部隊の最高責任者。隊長が『投降しなさい』と言っていれば集団自決は止められた」

①は特別に渡嘉敷、座間味両島に』限ったことではなく、当時の日本全国で流布されていた話。 今から考えたらバカバカしいが、敵の上陸に際して捕らえられて強姦されるよりは、竹やりを持ってでも戦うと、婦人団体が「竹やり訓練」をしていたくらいだ。

この論法で、島の若い守備隊長に「集団自決」の責任者と決め付けるには誰が聞いても無理がある。

②当時の座間味島は島を取り囲んだ米戦艦の艦砲射撃で混乱しており、「隊長が『投降しなさい』と言っていれば集団自決は止められた」と言う宮城氏の証言は、当時の時代背景を考えたら守備隊長が「投降しなさい」と言う可能性は少ない。

その殆どあり得ない可能性を実行しなかったからと言って、これを「軍の命令があった」とする根拠にするのは、

もはや「言いがかり」としかいえないだろう。

なお、宮城氏が「軍命令があった」と確信をしたのは、二ケ月前の県議団の調査で出てきた宮平さんの「決定的証言」を聞いた後からだと言うから、あいた口がふさがらない。

 

◆朝日新聞が比較的冷静なのは、既に敗北を予知しているから。

琉球新報のように沖縄タイムスと共に「集団自決」で自爆して果てるには、少しは残っている全国紙としての面子が邪魔するからでしょう。

朝日の敵前逃亡 沖縄の「集団自決」 

 

 

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