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酒は百薬の長と酒好きが言えば、いやあれは悪魔の水だと酒嫌いは異論を唱える。
酒にまつわる諺は数々ある。
「酒に害はない。泥酔する人に罪がある」
「酒一杯にして人、酒を飲み
酒二杯にして酒、酒を飲み
酒三杯にして酒、人を飲む」
「酒は海よりも多くの人間を溺死させた」
「酒を飲めない人は人生の50%を無駄にしている。
酒を飲む人は人生の大半を無駄にしている」
酒好きであれば諺の持つ真理をなんとなく理解できる。
沖縄の酒飲みは当然「ヌチグスイ(命薬)」と信じて泡盛に親しんできた。
先日の毎日新聞に酒の誕生についての面白い寓話があった。
悪魔が、純朴な農民を堕落させるため、わざと穀物を余分に実らせ、酒を造らせたのだという。
酒は人を狡猾な狐に変えてだまし合いをさせ、次に怒りっぽい狼に変えて争わせ、はては水たまりをころげる豚に変えて悪魔を喜ばせた。
だが人間にもそれなりの理性と知恵を働かした。
酒は飲んでも飲まれるな、と悪魔の誘惑を抑えて酒の楽しみ方を学んだ。
ところが悪魔の方も反撃を試みた。
走る凶器といわれる車の運転と酒とを結びつけた。
それによって人間の理性と知恵を麻痺させ、人間を凶器を暴走させる理性無きものに堕落させたのだという。
◇
◆飲んだら寝るな!
飲酒天国沖縄では駐車場の無い居酒屋は経営できないと言われている。
先日運転免許の更新を終えたが、そのときの講習でも沖縄の飲酒運転検挙率はダントツ全国一と知らされた。
この事実は免許更新の度に講習で知らされるので沖縄のドライバーなら周知の事実だ。
今朝のテレビワイドショーでも沖縄の飲酒運転ダントツという不名誉な事実が全国報道されていた。
「飲んだら乗るな!」は沖縄ではもはや交通標語にならない。
沖縄では『飲んだら乗るな』に加えて,
『飲んだら寝るな』が交通標語になっている。
飲んだ後はおとなしく寝てしまったら交通事故も起きないだろうって?
ここでは寝る場所を問題にしている。
昨年のクリスマスの前、共同通信が「『飲んだら寝るな!』 路上寝に頭痛める沖縄県警」と言う記事を配信した。
沖縄県では、酒に酔って路上で寝込み、車にひかれる事故が増加しており、県警は飲酒の機会の多い年末年始、酔客の「路上寝」に頭を痛めていると言う。
◆「飲んだら寝るな!」 路上寝に頭痛める沖縄県警
飲酒運転の摘発件数が全国で最多クラスの沖縄県で、酒に酔って路上で寝込み
車にひかれる事故が増加しており、沖縄県警は飲酒の機会の多い年末年始、
酔客の「路上寝」に頭を痛めている。
県警交通企画課によると、12月に同県浦添市の路上で飲酒の上、寝ていた男性が
車にひかれ死亡した。同様に路上寝による事故が今年、11月末までに23件発生。
このうち死亡事故は5件に上り、県内交通死亡事故の約1割を占める。
同課の砂川道男管理官は「例年、酒を飲む機会の多いこの時期に路上寝の通報が増える。
『飲んだら乗るな』に加えて『飲んだら寝るな』という状況だ」と困惑顔。
(共同通信) - 12月23日16時20分更新
◆八重山商工のふるさとは「路上寝天国」
沖縄は離島であるため独特の地域的特色があると言われるが、離島の中の離島八重山・石垣市の八重山商工が離島のハンディを乗り越えて甲子園で大活躍したことは記憶に新しい。
ところが八重山は沖縄の中でも特に路上寝込みが多く、人口千人当たりの路上寝込み者が一〇・四件で沖縄一、・・・と言うことは、日本一と言う不名誉な栄冠を得た。
八重山商工の活躍を尻目に大人たちは、酒を食らって路上寝込み日本一の栄冠を得た。
大人として恥ずかしい話だ。
一方沖縄本島南部の糸満署の調査によると、糸満、東風平、具志頭の三市町村で今年一月から六月にかけて、酔いつぶれて道端に寝込んでしまった人に関し百十八件の通報があったと言う。
保護されて警察署で朝を迎えたり、寝ている間に財布を盗まれたりした人をはじめ、車にひかれて死亡したケースまであった。
通報のたびに警察官が駆けつけ、本人が目を覚ませば帰宅してもらうが、どうし
ても起きない場合は警察署で保護することもある。
翌朝、本人は酔い覚めとともに、われに返るが「なぜ自分がそこにいるのか分からない人が多い」という。
夢心地の間に財布を抜かれ、十万円を盗まれるという手痛い代償を払った人も。
糸満市では、自宅の敷地に寝ていた夫に妻が気付かず、妻の車にひかれて足首を骨折したという男性もいた。
せっかく家まで帰ったのだから庭で寝ないで家の中で寝れば良いのに・・・。
一方で、命を落としたり、大けがをしたりしたケースもあったというから、事態 は深刻だ。
東風平町内の路上では五月九日未明、路上で寝ていた男性(43)が車 にひかれて肩や脇腹の骨を折る大けが。
その約十日後には、同町内でやはり路上寝の女性(39)が乗用車にひかれて死亡した。
飲んだら家に帰って寝ろ!
家まで帰ったら庭で寝ずに、家の中で寝ろ!
◆飲酒運転と路上寝込みが結びついた惨劇
最近も沖縄の伊平屋村でも道路寝込みと飲酒運転が重なった重大事故が起きている。
飲酒運転の県立高校職員が道端で寝ていた同僚をひいて3キロ以上も道路を引きずった上死亡させたのだ。
いっしょに酒を飲んだ教員五人が同乗しており、道交法違反(酒酔い運転)ほう助の疑いで書類送検されている。
飲酒運転と路上寝込みが結びついた恐ろしい惨劇だった。
飲酒運転で同僚を3キロ引きずり死なせる
沖縄県警は1日までに、同僚の高校事務職員を車ではねて3キロ以上引きずって死なせたとして業務上過失致死の疑いで、同県嘉手納町水釜、県立浦添工業高校の実習助手友寄祐哲容疑者(46)を逮捕した。友寄容疑者は飲酒して運転しており、同乗していた高校教諭3人と、高校臨時教諭2人の計5人を道交法違反容疑(酒酔い運転ほう助)で書類送検した。
友寄容疑者は「泡盛を20~30杯飲んだ。引きずった感触はなかった」と話していたという。
調べでは、友寄容疑者は8月25日午前0時半ごろ、沖縄県伊平屋村島尻の県道で、酒に酔って寝ていた同校事務職員儀間秀之さん(28)に気付かずに車ではね、巻き込んだまま約3・4キロ引きずった疑い。
高校教諭や臨時教諭の男女5人は友寄容疑者の飲酒運転を承知の上で同乗した疑い。
友寄容疑者らは儀間さんを含めた県立高校関係者約10人とキャンプやダイビングのため伊平屋村に来ており、24日午後6時半から村の公民館でバーベキューを開始。友寄容疑者らは飲酒後、車で飲食店に向かった。
25日午前0時45分ごろ、「人が倒れている」と通報があり、警察が捜査していた。(日刊スポーツ)
[2006年9月1日21時55分]
◆親切に起こしたら殴られた
道路寝込み沖縄一の八重山も負けてはいない。
石垣市美崎町で六月三十日、路上に寝ていた男(46)を起こそうと声を掛けた男性(47)が逆に殴られ、頭などにけがをしたと言う報道もある。
これじゃ「若いお巡りさん」もやさしく、
♪ もしもし道路で寝ている 酔っ払いさん
早くお帰り 夜が明ける
野暮な説教 するんじゃないが
ここらは近頃 交通ラッシュ
夢の続きは 明日にしたら
そろそろ道路の 夜も明ける ♪
・・・なんて呑気に歌っている場合ではない。
やさしく起こして殴られるより、道路の端に交通の邪魔にならないように放り投げるより手は無いようだ。
たまりかねて、昨年五月には、八重山警察署協議会が、大浜石垣市長に対し「路上寝込み防止および禁止宣言」の採択を要請したという。
うーん、「路上寝込み禁止条例」なんて聞いたことがない。
よく地方へ行くと「核廃絶平和宣言都市」なんて大きな立て看板の目立つ自治体がある。
八重山・石垣市ではその内「路上寝込み禁止宣言都市」の立て看板が道路に目立つようになるかも知れない。
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