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【拡散依頼】です。 八重山教科図書協議会の玉津博克会長(市教育長)に応援・激励のメッセージを送りましょう。 石垣市教育委員会 教育部 学校指導課 Eメール⇒kirameki@city.ishigaki.okinawa.jp ☆
TEL (0980)-82-4701
FAX (0980)-82-0294
沖縄地元紙や左翼団体の圧力に負けた沖縄県までもが、八重山教科図書協議会が行おうとしている教科書採択の改革を押し潰そうとしています。
孤立無援で戦っておられる玉津会長に支援と激励のメールを送りましょう。
出来ましたらファックスの方が有効です。
以下は実際に送られた文例ですが、これを参考にして下さい。
★例文1
石垣市教育委員会 教育部 学校指導課殿
私は、○○県民です。
玉津博克教育長の教科書採択についての改革を支持します。
反対派が議論の場に子供を持ち出すのは彼らの常套手段です。
子供のためという美名のもとで、イデオロギー闘争をする手法が保護者に支持されやすいからです。
文科省検定意見では、軍の命令や強制は削除を指示しています。
「集団自決訴訟」の判決でも軍の命令は立証されていません。
県民大会に県民が集まったとか、裁判に勝ったからという理由で教科書の記述を変えるのは文明国のやることではありません。
八重山地区の元教育長たちが「住民の会」を名乗って県に圧力をかけていますが、彼らは一般の住民ではありません。
彼らは極左市長のの独裁に唯々諾々と従っていた前政権の遺物に過ぎません。
沖縄タイムスや八重山毎日など地元紙の誹謗中傷記事に負けることなく勇気を持って改革を断行して下さい。
良識ある多くの国民が応援しています。
署名
★例文2 石垣市教育委員会 教育部 学校指導課殿
私は、宮古島市出身の妻と沖縄に移住して約20年になりますが、はっきり申し上げて沖縄県の歴史教育は偏向しています。
本来、平成5年に津留健二教育長のもとで策定された「平和教育指導の手引き」に則り、平和を愛する心を養うべきものを
現状は戦争に対する憎しみを植え付けるという沖教組中央執行委員長平敷静男氏の民主教育論の通りに、戦争というより
日本軍に対する憎しみを植え付けています。
平成18年に加熱した集団自決報道にしても、県民として恥ずかしい偏向ぶりです。
大阪地裁・高裁判決は、軍の命令や強制の事実を認められていませんが、県内の教職員は「強制」の復活をしようと活発な活動をしております。
事実をもとに教育するのではなく、イデオロギーによる教育をしようとしている事は否定できません。
潜在能力の高い沖縄の子供達が、長年低学力のままであるということは、その指導者たる教員の問題であることは間違いありません。
被害者意識を煽り、憎しみを植え付ける教育とは決別すべきです。
また、政治色のつよい、全ての集会に児童生徒の動員は、禁止すべきです。
石垣市教育委員会委員の皆様、学校指導課の皆様、
一部の偏向した思想家らの圧力に屈せず、公正な教科書選定を断行下さい。
署名
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前回の続きを書き込みさせていただきます。
「卑劣なり ! 『反対派による教科書バッシング』」 つくる会、機関紙 「史」 27号 (平成13年7月) より。
7月6日、テレビ朝日 「ニュースステーション」 は教科書問題を取り上げた。
その内容は実にひどいものだった。印象映像ばかりで構成されたお粗末なこの特集は、申し訳程度に、高森事務局長のインタビューを流した他は、反対派の意見のみを一方的に取り上げ、当会の名誉を著しく傷つけた。
さらに、コメンテーターの清水建宇氏があからさまに採択を妨害する発言を行うなど、政治的中立、多角的視点を定めた放送法に違反する内容であった。
清水建宇・朝日新聞編集委員によるコメント
私は、保護者の方と先生に申し上げたいんですけど、問題になっているこの教科書 (「新しい歴史教科書」 を掲げる) 。これの特徴はね、書かれなかった部分に問題があるということなんですよね。例えば、日本はアジアの国々に対して、植民地支配をしたり侵略して、ものすごい数の人々を殺したり侵略を重ねたんですけどね、そういうことはほとんど書いていません。
日本政府は戦後五十年のときに心からのお詫びと痛切な反省というのをしたんだけれども、中国とか韓国の人たちから見ると、何だ口先だけだったのか、うそだったのかと言って怒りますよね。それから悲しむでしょうね。だから、私は中国とか韓国の人が悲しんでも怒っても構わないと、関係ないんだと、日本は正しかったんだと、中国とか韓国の人たちと友好とか絆とか、そんなものは求めないんだと考える保護者や先生は、これを選べばいいと思うんですね。
いや、それは困ると、子供たちをそんな大人にしたくないという保護者と先生たちは今立ち上がって声を上げたほうがいいです。この教科書は嫌だと。
「異常を極めた採択現場」 「史」 28号 (平成13年9月) より。
〔組織的圧力に屈した、下都賀地区の教育委員会〕
《前代未聞の再協議で選定が覆る》
平成十三年七月二十五日、栃木県の小山市・栃木市・下都賀郡の二市八町で構成する、下都賀採択地区教科用図書採択協議会は、去る七月十一日の審議で投票により選定された扶桑社を取り消し、東京書籍を選定し直した。再審議が開催された会場には、扶桑社を批判する横断幕を掲げた二十名ほどの集団が訪れ、真摯に対応する協議会担当者に向かって 「でくの坊」 と叫ぶなど、一次騒然となった。
協議会側が用意した受付簿には日教組系の栃木県教祖・共産党系の全教・自治労など組合名が書かれていた。教科書採択の権限は市町村教育委員会にあるが、この下都賀地区の様に、いくつかの教育委員会が同じ教科書を使用する共同採択地区では、通常、地区協議会を設けて審議をする。そしてそこで選定された教科書を各教育委員会で承認する形となっている。当然、十一日の協議会にて正当に選定された結果は、各教委で承認され採択されるはずであった。
しかし、後述する異常な事態により、一度選定した会社を取り消し別の会社に選定し直されるという前代未聞の結果となった。
《東京新聞が選定を報道》
ある委員の話によると、十一日審議会では、扶桑社の教科書に対する賛否両論が論じられ、最終的には無記名投票にて、過半数を占めた扶桑社が選定されたとのこと。各委員はその結果を受け入れ、異議はなかったという。また、この選定は、県教委の指導を尊重し、各教委での採択が終了し県教委へ報告するまでは、非公開とすると申し合わされた。
しかし、東京新聞が翌十二日の朝刊で扶桑社に選定されたことを報道し、他の報道機関もそれに追随した。十一日の審議会で扶桑社に反対したある委員は、「あの時は、扶桑社に反対した私も投票の結果受け入れた。他の委員も結果を受け入れたはず。また、非公開にすると約束もしたのに、マスコミに漏れたのは遺憾だ。
再審議というのは、手続き的にもおかしい」 と語っている。ある中学校の校長は、「今回の報道は、『つくる会』 に反対する人のリーク情報が基になっていると思う」 と語っている。
誰が情報を洩らしたかは不明だが、朝日新聞栃木版や同ホームページにおいて、地区内の国分寺町長(当時)若林英二氏は、「私はこの教科書にどうしても賛同できない。ー中略ーある会合で顔を合わせた教育委員は、私の手を取って言いました。『町長の発言で助かりました。よくぞ言ってくれた。下都賀全体が救われた』と。」 と述べています。また、十二日の報道後であるが、十四日には若林氏は朝日新聞に地区協議会の猛省を促すという文書を送付していた。
この一事をみても、反対派が一部報道機関と結託し、採択妨害を働いたことは明らかといえよう。
《陰湿な外部圧力》
栃木市の教育長鈴木功一氏は、「(朝日報道の翌日) 十三日には、三百件以上の電話、ファックスも電子メールも沢山来ている。九割は 『採択するな』 という抗議で、自宅にまで取材の電話が殺到。家内までノイローゼになってしまう」 と述べている。
反対派は報道直後より、文書やホームページ等で抗議を呼び掛けており、組織的な圧力攻勢を展開した。ある町の教委担当者は、「二十五日に決定が覆るまで、電話もファックスもひっきりなしという感じでしたよ。-中略ー対応するだけで手一杯。あの二週間あまりの間は、ほとんど日常の仕事が手につかないほどひっきりなしに電話とファックス攻めでした」 と語り、別の教委ではファックス用紙がなくなってしまったとのことだった。
これを妨害と呼ばずして何を採択妨害というのか。また、反対派は、単なる妨害に止まらず、脅迫にまで及んでいる。当初の協議会では扶桑社に投票した栃木市の教育委員長・小林一成氏(神社宮司) の自宅には、深夜に 「神社が燃えていないか」 「九十歳のおばあちゃん、杖をついて歩いているけど会談ら落ちなければいいね」 との電話がかかってきたという。
《公正な採択を ! 》
前代未聞の協議会再審議によって扶桑社が排除された原因は、次の発言からも推測することができる。十一日の審議会で結果に同意した国分寺町の印南英輔教育長は、先の選定を否定した町教育委員会開催後に、「騒がれている教科書を採択することは疑問視する意見があった」 「(扶桑社) いい点もあり、ユニークという意見も出た。ひとつひとつの記述に問題はないと思う」 と語っている。
これはつまり、内容に問題はないが外部圧力に影響されて結果を覆したということであり、この発言は選定を覆した地区内各教委の本音を表わしているといえよう。
このような事態となった責任の一半は、非公開の情報を報道した新聞・テレビにあると言える、朝日新聞は七月十八日付 「待ったその教科書」 という記事中で、「『つくる会』教科書の採択に反対する教師や住民らの運動は、県内ではなかった。
しかし、今回の下都賀地区の方針が明らかになると、全国から抗議のファックスが各教委に殺到した」 と正直に地元では強い反対がなく決められたが、朝日が報道したから 「全国」 から抗議が寄せられ扶桑社を排除できたと述べている。栃木県教委は公正な採択を保つために、県への報告での公表はしないように指導している。社会的影響力を強く持っている報道機関は、当然、最終報告前に公表しないという趣旨をまもるべきだ。報道機関の責任は大である。
また、反対派の行動が不当・不法なものであったことは確かだが、それに屈した教育委員会の責任も見逃せない。各教育委員会は、少数の反対派の大きな声に惑わされることなく、冷静に多数派住民の声に耳を傾けなければならない。
一連の事態の中で、扶桑社に賛成する住民は、節度を保ちつつ、圧力に負けないようにと教育委員会に要望書や電話などを寄せた。また、二十二日には、小山市内で 「不当な妨害を排除し 『新しい歴史教科書』 の採択を求める下都賀地区緊急集会」 が開催され、準備期間はわずか三日程であったにも関わらず六百名もの参加者が駆けつけている。会場に満ちた、自分達の子供に扶桑社の教科書を与えたいという住民の熱気は、凄まじいものがあった。これらの良識ある多数意見が、教育委員会に反映されなかったことは誠に遺憾である。 (基)
国立市を含む全国の教科書採択現場は、予想以上の 「非常識の限度を越えた異常で」「民主主義とは全く裏腹な」 「良識と勇気という言葉が死語となった」 現代社会の恥部を映し出すものであった。
七月二十四日(火) 教科書採択を決める国立市教育委員会が開催された。それらに先立ち左翼市民グループは連日連夜、反つくる会教科書のチラシを市民に大量配布、戦争美化の扶桑社版教科書採択反対キャンペーンを展開し、市民に当日教育委員会を ゛人間の鎖で包囲しよう ゛ という革命まがいの呼びかけを行い左翼市議一丸の街宣活動を実施した。チラシには教育委員の名前を記し、扶桑社教科書に反対する旨の抗議電話・FAX送信を誘導、全国インターネットで教育委員会への圧力を要請した。また地方公務員法違反には目を瞑り、一ツ橋大学名誉教授、市内中学教員を動員しての教育シンポジウムを開催するなど特定教科書に対するあからさまな攻撃を行った(市民グループは 「子供を主体とする学校行事を求める会」 「とめよう戦争への道 ! 百万人署名推進 三多摩協議会」 「中核派」 など多数)
当日は左翼市民グループ約二百名が市役所に参集、手に手に反つくる会教科書のプラカードを掲げ、戦争賛美の教科書反対、産経新聞報道はすべてウソ・・・という虚偽情報をマイクで垂れ流し ゛人間の鎖 ゛ をつくって教育委員に圧力をかけた( ゛人間の鎖 ゛とは国際共産主義インターナショナル組織の常套手段) 偏向歴史・公民教科書配布の行く末はこういう人たちの大量製造につながるのだ。
委員会の模様は翌朝の産経新聞地有夕刊報道の通り、教育委員長が教育長と息もぴったりに淡々と審議を進行。まず委員長が表層的理由で教育出版を推薦、教育長がそれに同意を表明、るる推薦理由を述べる。さらに委員長案に賛同する中身のない一女性委員。歴史・公民ともこれで教育出版に決定という筋書き通りの運びで、誰にも 「裏で何があったのか」 という疑念を抱かせるものであった。
かたやもう一人の女性委員は面識こそないが、終始学習指導要領の目標に照らし、常識と言う観点から扶桑社版教科書推薦の理由を理路整然と仔細に説明され、良識と勇気を備えた教育委員の真の姿を髣髴とさせて心ある人たちに感動を与えた。
しかし左翼からは心ない反応。左翼側委員は終始虐げられてきた民衆の声なき声を充分反映しているかに重点をおく説明で確信的に日本書籍を推薦。
憂慮すべきは学習指導要領を踏まえた発言は、ただの一人 ! 本来委員長が学習指導要領の目標・内容を踏まえて進行すべきだが本人は一切触れず。委員会は結果的に左翼の意見を尊重、踏襲し、教科書採択改善を願う地元民の陳情・要望はおろか東京都教育委員会教科書選定資料の改善指針をすら悉く無視したと言う点である。石原都知事の教科書改善に関わる声明も教育長の耳に届かず、いちおう聞き置いただけというだけか・・・。このような市教委にそもそも教科書採択権限の資格があるのだろうか。
不適格な教育委員が椅子を占めているという現実と併せ、不当な圧力に屈して正論を通せない現採択制度に対する基本的疑問は、採択制度の崩壊を暗示するものとして、支部関係者一同が心を痛めている。 (西東京支部)
〔一部活動家が採択をねじ曲げた ! 〕 --杉並区
七月二十四日、杉並区教育委員会で教科書採択が行われた。杉並区教育委員会の傍聴枠は二十名、それに百四十五名が殺到した。当選率は七倍以上。杉並区役所六階にある委員会議場の廊下・階段を人が埋め尽くしている。これだけで関心の高さがうかがえる。まあ、関心といっても左翼の動員がほとんどだ。会議が始まる前から、「見ろよ、委員どもを。まるで人形だぜ」 とか 「会議の運営がまるでなってないんだよ。傍聴が多いってのはわかってたろうが、無能なんだよなあ」 などとの下品な言葉が聞こえよがしに飛び交っていた。
これは本当に活動家たちだな、との感想を抱いた。「傍聴の方は静かになさったほうがいいんじゃないですか」 という声もあり、しばらく左翼たちは黙っていたが、ある委員が 「扶桑社を推したい」 と発言したら、「ええー、ちゃんと責任取れるんだろうな」 と口汚い野次が飛んだ。傍聴人に学校の先生がいたかどうかはわからなかったが、もしいたとしたら、こんな教師に習う子供たちはほんとうに 「かわいそう」 だと思った。
会議では、扶桑社を推薦する委員がやはり一番勉強しているみたいだった。べつに手前味噌というわけではなくて、扶桑社を推す委員の発言が時間にして一番長かったし、内容によく触れていた。他の委員は 「中学生には難しい」 「教師には難しい」 という理論 (?) を展開するだけだった。ところで、「教師に難しい」 っていう理論 (?) は成り立つだろうか。私には成り立たないような気がする。だってそれなら 「もっと勉強しなさい」 と教師にいえばいい。それに、私が読んでみてもそんなに難しい教科書じゃない。一般の人もそう思っているはず。中学生が自分のおこずかいで買って、一人で読破している例も少なくない。
あの程度の教科書を難しいといっているようじゃ教師失格と言われても仕方がない。それに教師用指導書という解説書がつくのだから、何も難しいことはない。難しい教材を分かりやすく生徒に説明するのか゜教師の仕事。教師が生徒に理解させ、興味もった生徒は教科書でもっと深い学習ができる。扶桑社版教科書、いい教科書だ。いずれにせよ、緊迫した異様な雰囲気の中の採択だった。区役所のまわりは奇妙な集団 (新聞報道では、中核派や共産党系団体、労働組合など区外の活動家やく三百人) に取り囲まれているし、議場では野次の嵐だし。これで公正な採択というなら、それこそ日本の良識は死んだといった感が強い。
ここで、日本を再び目覚めさせるには、強力な国民の連帯が必要だ。左翼の圧力を上回るほどの連帯が。昨今の 「つくる会」 の勢いを見ていれば、不可能ではないはず。まだまだ、これからだとの思いを強くした。 (之)
〔反対派と結託した 『毎日』 --西牟婁地区
六、七月段階で扶桑社の教科書の不採択運動が全国的に展開されたが,四、五月あるいは平成十二年の段階で扶桑社版教科書の採択運動を積極的に展開したのは、おそらく和歌山が出色していたと思う。
十一月十七日 『和歌山県教育を考える議員連盟』 発足後は議員連盟事務局を中心に四十市町村の教育長、議長、首長を訪問して教育の現状について意見交換を行った。勿論教科書問題も話題となった。我々議員連盟は 『つくる会』 ではないので、一定の節度を持って話を進めたが、田辺市議会では平成五年当時から現行の歴史教科書の問題が指摘され、九年でほぼ議論が尽くされていた。やはり話の中心は現行七社の問題点の指摘であり、またその原因追求でもあった。六月下旬頃、和歌山の教科書選定資料が出された 「学習指導要領を読み、この選定資料を読めば、新しい教科書が選ばれるのは当然だ」 選定資料を見て私達議員連盟の同志はみんなそう思った。そして採択協議会の各市町村の教育長も (左翼の) アンケートに教科書を選ぶ基準として 「学習指導要領に基づいて」 と記入した。この時点では和歌山県の何箇所か、特に田辺西牟婁採択区は扶桑社でいくという大きな流れは変っていなかつたと確信している。
しかし、 「和歌山が危ない、田辺西牟婁が危ない ! 」 という情報が左翼ネットで流れるや否や左翼マスコミの攻勢は一気にエスカレートした。毎日新聞の 「オサナイ」 という記者から電話が入った、女性である。同じく 「ヨシノ」 という記者、 「福田」 という記者、次から次へ電話がかかってくる。議員連盟の活動を根掘り葉掘り聞く。一日に何回となくかかってくる。「我々議員連盟の立場は設立趣意書、規約にもある通り教科書主体でではなくて 『教育を覆う左翼思想から子供たちを守るためにある』 だから各教育長さんと教育全般にわたる話をしたのであって、扶桑社の宣伝にいったのではない。教科書については現行七社について詳しく話しをしたが、扶桑社本を薦めにいったわけではない」 「君達マスコミは不採択を公然と主張する中央の政治家や一般質問で扶桑社を批判する共産党の地方議員を戒めるべきではないか、名前をあげて不採択を呼びかける一般質問などは明らかに公正な採択を妨げる採択妨害行為である」 と事例をあげて説明した。
しかし、わたしから言質を取れないとわかると今度は議員連盟の同志のもとに電話がかかる状態となった。七月十六日毎日新聞全国版 『つくる会教科書 議員が採択働きかけ 「独禁法違反」 公取委に申告へ』 との大見出しとなった。申告者は関西大学講師 上杉聡。私は上杉某などという人には面識もなければ話をしたこともない。議員連盟の同志も同様である。彼は何も知らないはずである。これは明らかに毎日新聞が一定の意志を持って情報を作り上げ、上杉氏にその情報を提供し七月十六日の採択協議会の真っ最中に記事にしたものである。
マスコミは自らの意見を記事として反映するのを私は否定するみのではない。しかし、一定の節度と公正さを私は期待したい。扶桑社本を不採択にしたいという運動は確かにある。その運動を記事にして宣伝するのはよいかもしれない。しかし記者3人が執拗に取材して集めた情報を個人に渡し、公取委に申告させてそれを記事にするという今回のやり方は毎日新聞の品位を汚すものであり、戦前の無責任な 「百人斬り」 の記事を思い起こさせるものである。やはり毎日新聞は変っていなかった。私は 「オサナイ」 記者に 「毎日新聞は教科書の公正な採択を望んでいるのですか ? それが問題なんです」 と何回も申し上げた。が、その期待は見事に裏切られた。
この2週間ばかりNHKの記者に追いかけられている。今月二十日二名の記者が自宅に取材に来た。田辺西牟婁地区の事実をありのままに知りたい、という。例の如く議員連盟の同志にも聞いた、各教育長にも訪問して事実を聞いて回ったという。そして八月下旬に全国ネットで流すという。私は記者さんに申し上げた。 「それが正常な採択を妨げる ゛騒動゛なんです。なぜそっとしておいてくれないんですか。」
子供のことだけを考えて教科書を選ぶ、という時代はもう終わってしまった。マスコミの動向と中国・韓国の顔色を見て、当たり障りのない教科書を選ぶ時代になってしまったのかもしれない。 (和歌山県教育を考える議員連盟事務局長 宮田正敏)