狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

信念を貫いた喜納昌吉、除名覚悟で出馬

2014-10-11 07:35:39 | 県知事選

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■御知らせ■

明日(12日)に開催予定の「講演会ー沖縄がアジアの中心になる日」は台風のため下記のとおり延期となりました。 日時をお間違えの無いよう確認お願いいたします。

12日午後2時より⇒26日(日)午後6時30分より

会場は同じです(博物館・講座室)

昨日は用件が重なり朝から那覇に出張。

最後は午後6時より県庁(市役所側)のレストラン(午後9時まで開いている)で知人3人と会食した。

8時ごろ帰宅しようと官庁と那覇市役所のビルの間の路地を歩いていたら、台風19号の突風が激しいビル風となり、歩行どころか危うく吹き飛ばされる寸前。 一瞬「台風により転倒、骨折で入院」という不吉な新聞見出しが脳裏を過った。

何とか風に踏ん張っていたら、すれ違った若い女性があまりの風の強さに驚き、杖を頼りにヨチヨチ歩きの筆者を心配し、戻ってきて「大丈夫ですか」と手を貸して支えてくれた。

沖縄の若い人にも親切な人がいる。 

沖縄もまだ棄てたものではない、と彼女に感謝しつつ何とかタクシーにたどり着くことが出来た。 

           ☆

喜納昌吉氏が党本部の「除籍」という強力な圧力を跳ね返し、立候補の意志を貫いた。

「埋め立て撤回」を公約に明記せよとの喜納氏の要請を翁長氏が「にべもなく」(沖縄タイムス)拒否したからだ。

「隠れ埋め立て承認派」といわれる翁長氏が、今後も「埋め立て撤回」を公約に入れる公算はきわめて低い。

それを承知で翁長氏を支援する革新団体は堕落の極地にある。

生真面目に革新運動をしてきた「純粋革新」の方々が「堕落革新派」に付いていけるはずはない。

革新のエースといわれた伊波洋一氏や糸数慶子氏などを擁立するのには時間がないという論にも一理はある。

ならば、筋の通った革新論で「オール沖縄」と決別、男を上げた喜納昌吉氏に投票せざるを得ないだろう。 

喜納氏は敗北を覚悟で革新派の筋を通した。

次の言葉を喜納昌吉氏に捧げる。

「勝利よりも価値ある敗北というのもある」(ジョージ・エリオット)

         ☆

今朝の沖縄タイムスは二面の囲み記事でこんな見出しが。

「喜納の乱」県連分裂

そして社会面の次の見出しが目に付いた。

金城睦さん死去

弁護士 復帰運動けん引 77歳

25面には仲地博沖縄大学学長の追悼文にこんな見出しが。

革新共闘「最後の切り札」 

追悼 金城睦さん

金城睦氏(77歳)は、この世代の沖縄の弁護士としては司法試験を合格した稀有な存在(※)で沖縄の革新勢力の理論的リーダーとして活躍、「革新共闘」の支援で県知事選や参院選にも立候補し落選、「革新共闘ついに崩壊」と報じた新聞記事が正しかったことをはからずも証明してしまった。 

(※70歳前後の沖縄の弁護士は米軍の布令で資格を得た「布令弁護士」が大多数。「布令弁護士」は沖縄以外での弁護士業は認められていない。)

仲地博氏の追悼文に「来月行われる知事選・市長選に、革新共闘の姿はない。 先生の逝去は一つの時代の終わりを告げているようにおもえてならない」という一節がある。

金城氏の逝去は「革新の時代の終焉」を象徴的に物語っている。

革新共闘でも勝てなくなった革新勢力は終に「根っからの保守」を自称する翁長氏を担ぎ上げ「オール沖縄」という野合を行うほど堕落した。

金城睦弁護士がご健在なら、「オール沖縄」という野合を離脱し、革新の筋を通した喜納候補を支援したと思うが、どうだろうか。

民主党:喜納元議員を除名処分へ 沖縄知事選出馬表明で

毎日新聞 2014年10月10日 19時06分

 民主党は10日の役員会で、沖縄県知事選(11月16日投開票)に出馬表明している喜納昌吉(きな・しょうきち)元参院議員を除籍(除名)処分とする方針を決めた。出馬取りやめか離党を求める党本部の指示に反した「重大な反党行為」が理由。14日の常任幹事会で正式決定する。

 同党は自主投票の方針に反した喜納氏の県連代表辞任と出馬取りやめを求めていた。

 民主党沖縄県連は10日午前、那覇市で常任幹事会を開き、喜納氏が県連代表を辞任することを決めた。一方で、喜納氏は離党はせず、出馬を改めて明言し、知事選のための事務所開きも行った。

 このため、同党は緊急で除名方針を決めた。枝野幸男幹事長は記者団に「30日の告示を前に有権者が混乱し、党の信用が失墜する行為で、緊急性が高い」と述べた。【佐藤敬一、村尾哲】

 

QABテレビ 2014年10月10日 18時42分

喜納さん県連代表を辞め知事選出馬へ

民主党県連で代表を務めた喜納昌吉さんは県連の代表を辞め、改めて11月の知事選へ出馬することを表明しました。喜納さんは10日事務所開きをし、「埋め立て承認は撤回すべき」と改めて知事選への出馬を表明しました。

そして、党本部から出馬する場合は離党するよう指示を受けていたことについて喜納さんは「除籍の権利は党本部に残しておく」として自ら、離党はしないと述べました。党本部は報告を受けて午後、役員会を開き喜納さんを除籍処分とする方針を決めました

「隠れ埋め立て証人派」の翁長氏を支援せよと強要する民主党本部は、さらに堕落している。
 
反比例で喜納氏の正論が益々輝きを増してくる。
 

喜納氏が党本部の圧力を跳ね返し立候補に踏み切ったが、その一方で県連代表辞任の勧告にはあっさりと従がった。 

その理由を読売は喜納氏の談話として「苦渋の決断だが、県連には迷惑をかけたくないので、代表を辞めて出馬する。自ら離党はしない」と報じている。

除籍覚悟で立候補の意志を貫くが、「県連には迷惑をかけたくない」。

喜納昌吉は男でござる!

カッコいい。

 

喜納昌吉氏を激励したい方は、クリック応援と同時に下記へ応援メメッセージをどうぞ。

〒900-0015 沖縄県 那覇市久茂地3丁目13番12号 宮里ビル2F

 

電話番号 098-988-3505
メールアドレス dpjokinawa@ybb.ne.jp
ウェブサイト http://www.facebook.com/dpjokinawa

 


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28 コメント

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Unknown (東子)
2014-10-11 09:15:07
明日の狼魔人さまの講演会は、時間が変更になったのですね。
それまでに台風が去るといいですね。
返信する
Unknown (東子)
2014-10-11 09:17:09
「喜納さん県連代表を辞め知事選出馬へ 2014年10月10日」
http://www.qab.co.jp/news/2014101059116.html

>民主党県連で代表を務めた喜納昌吉さんは県連の代表を辞め、改めて11月の知事選へ出馬することを表明しました。
>党本部は報告を受けて午後、役員会を開き喜納さんを除籍処分とする方針を決めました。

民主県連が喜納昌吉氏に乗っ取られていると不満だった人には、氏の追い出し成功で、万々歳でしょう。
代表の後任には那覇市議で県連幹事長代理の花城正樹氏が就任する。
県議会議員名簿は無所属になっている代表代行の新垣安弘氏は、代表昇格じゃないのね。
那覇市議が代表へは、謎。
返信する
Unknown (東子)
2014-10-11 09:18:08
>革新のエースといわれた伊波洋一氏や糸数慶子氏などを擁立するのには時間がないという論にも一理はある。

糸数慶子氏が国会議員の立場をなげうってとは想像できないが、伊波洋一氏は脈が「あった」(過去形)と思う。
しかし、県政野党5団体でつくる知事候補者選考委員会で最後まで残ったのが、帽子を愛す高良鉄美・琉球大法科大学院教授。
なぜ、伊波洋一氏が候補に挙がらなかったのだろう?

一節に、翁長氏は知事になりたくて、競争相手になりそうな有望な若い芽をつぶしてきたと。
だから、翁長氏以外に候補にできる人が見つからなかったと。
越来のK本S子さまの痛快なコメントに、よくもまぁ沖縄は次々と役者が~と思いますが、選挙となると皆今一つなんでしょう。

(Unknown) 2014-10-10 17:59:37さまご指摘のとおり
出来る出来ないに関係なく「辺野古阻止」やる気無しの翁長氏
ならば、
いくら人材不足に陥っているにしても、
「辺野古阻止」やる気無しの翁長氏を平気で立てて
「辺野古移設」を争点にと叫ぶ革新とは、なんぞや。

辺野古移設は成る。
それを「辺野古阻止やる気無し」を隠して、国の横暴という色付けすれば、沖縄県民に不要な恨みだけ残す。
沖縄県民の誇りを傷つける。
ゆすりたかりであっても振興費で沖縄県民の心が和むなら、お金も生きよう。
それが、逆に金で沖縄をコントロールするという恨みと金に負けたという無力感だけ残すなら、死に金だ。

仲井真氏……沖縄要石論
翁長氏………沖縄捨石論
返信する
Unknown (東子)
2014-10-11 09:20:04
沖縄有権者数 98万
自民党右派  14万←仲井真支持と思われる保守
自民党左派  10万←翁長氏が頼りにしている保守
公明党     7万
共産党     5万
社民党     3万
社大党     2万

浮動票    57万

<仮定>
60%の得票率 98×0.6=58.8
政党関係の人はすべて投票し、自民党右派以外の80%が翁長氏に投票する。
 (10+7+5+3+2)×0.8=21.6 ←翁長氏票
仲井真氏に自民党右派14万が100%投票する

<予想>
浮動票 58.8-(14+10+7+5+3+2)=17.8
浮動票から翁長氏と仲井真氏の得票差を引いた過半数は
(17.8-(21.6-14))÷2=5.1
過半数に翁長氏票との差を加えた票を仲井真氏が獲得できれば、仲井真氏の勝ち
(21.6-14)+5.1=12.7
浮動票17.8万票から13万票取れれば、仲井真氏勝てる
14+13=27
仲井真氏25万票は固いという噂がある
あと2万票とれれば、勝つ!?

全浮動票の4人に1人、投票所に向かう浮動票の4人に3人を取れれば仲井真氏勝ちなんですが。
難しいでしょうかねぇ。
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訂正 (東子)
2014-10-11 09:24:44
× 浮動票 58.8-(14+10+7+5+3+2)=17.8
○ 投票所に向かう浮動票 58.8-(14+10+7+5+3+2)=17.8
返信する
訂正 (東子)
2014-10-11 09:29:48
× 一節に、
○ 一説に、
返信する
Unknown (Unknown)
2014-10-11 10:00:28
左翼が高江ヘリパッド中止も公約化をと翁長に迫ってるが全く何も分かってない。
東村長は高江ヘリパッドを容認しているので、わざわざ保守の首長に嫌われることをやるはずがない。
翁長は高江ヘリパッドも埋め立て承認撤回取り消しも絶対に公約化しない。

高江左翼は翁長ではなく喜納昌吉に高江ヘリパッド公約化を要請すべきだ。
返信する
Unknown (Unknown)
2014-10-11 10:35:19
東子さま

当日有権者数は、108万人くらいではないかと思いますよ。前回は107万人弱でしたから。3171
投票率予想は同感です。
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東子さん (脱原発)
2014-10-11 10:48:19
これで翁長に決まりましたね
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東子さん (脱原発)
2014-10-11 10:49:16
これで翁長に決まりましたね
返信する

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