狼魔人日記

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長老・イノウエ上院議員立ち上がる! 「慰安婦謝罪決議案」阻止へ

2007-04-13 07:05:13 | 従軍慰安婦

慰安婦問題、イノウエ議員「終止符を」 決議案反対再び主張

 【ロサンゼルス=松尾理也】米下院に提出された慰安婦問題の対日非難決議案について不採択を求める書簡を関係先に送っていた日系米国人のダニエル・イノウエ上院議員(ハワイ州選出、民主党)が今度はシアトルのワシントン大での講演で「日本の指導者はすでに数回にわたって謝罪している。外交の観点からは、こういった問題にはいつか終止符が打たれる必要がある」と述べていたことが分かった。

 講演は今月2日、行われた。同議員が、改めて決議案反対の姿勢を明確に打ち出したことは今後、採択の行方にも影響しそうだ。

 同議員は、米国によるハワイ併合をめぐって先住民に対する謝罪決議が米議会で採択された過去にも言及し、「今日、ハワイに独立や王制復活を望む人はほとんどいない」と、歴史問題にピリオドを打つ重要性を強調した。戦後一貫して日米関係を見つめてきた同議員は「日米関係はきれいに舗装されたハイウェイのようなものだと思ってはならない」と警告。良好な関係維持のためには両国がたゆまず努力して行くことが重要だと指摘した。(産経新聞 2007/04/13 01:45)

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イノウエ議員の演説が米国下院調査会の報告書に続いて決議案廃案の追い風になることを期待したい。

ダニエル・イノウエ議員は日系初の上下議員(下院から上院に進出)で、第二次大戦中はアメリカ陸軍の日系人部隊・第442連隊戦闘団に配属されヨーロッパ前線で奮戦した事で有名。

ナチス・ドイツ軍との戦いで数々の勲章を受け、日系アメリカ人社会だけでなくアメリカ陸軍から英雄としてたたえられる。

現在も、民主党の上院議員として上院歳出委員会の防衛小委員会で上級委員を勤める他、カリフォルニア州ロサンゼルスの日本人街・リトルトーキョーにある全米日系人博物館の理事長を勤めるなど活躍を続けている。

民主党の長老格でその影響力はマイケル・ホンダ議員の比ではない。

上院議員が下院の決議案に異論を突きつけるの異例のことらしいが、イノウエ議員が下院に反対意見を送った記事は以下。

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慰安婦決議案 米上院議員が反対書簡
 

「日本との関係に悪影響」

 【ワシントン=有元隆志】米民主党の日系米国人、ダニエル・イノウエ上院議員(ハワイ州選出)が下院に提出された慰安婦問題をめぐる対日非難決議案について「不必要なだけではなく、日本との関係に悪影響を及ぼす」として採択しないよう求める書簡をトム・ラントス下院外交委員長(民主党)らに送っていたことが30日、明らかになった。

 上院議員が下院の決議案に異論を唱えるのは異例。決議案は同じく日系米国人のマイク・ホンダ議員(民主党)によって提案されているが、民主党の大ベテラン議員でもあるイノウエ議員の反対表明は、決議案の行方にも影響を与えそうだ。

 書簡は3月5日付で、ラントス委員長をはじめ、この問題に関係する議員に送られた。

 書簡の中で、イノウエ議員は「決議案によって取り上げられた事柄は日本政府にとってつらく微妙な問題だ」と指摘した上で、植民地支配や侵略でアジア諸国の人々に損害と苦痛を与えたことに「痛切な反省」を表した「村山談話」(1995年)、国会での「戦後50年決議」(95年)や「戦後60年決議」(2005年)を通じ、日本は反省の念を十分に表しているとの認識を示した。

 慰安婦問題についても、財団法人「女性のためのアジア平和国民基金(アジア女性基金)」を通じて「金銭的な償い」をしたと記している

 日米関係について「サンフランシスコ平和条約以来、日本は米国にとって強固な同盟国であり貿易相手となっている」とした上で、イラク自衛隊派遣など日本の対米協力を挙げ、決議案が日米関係に悪影響を与えるとの懸念を示した。

 イノウエ議員はかつて日米貿易摩擦などで日本を非難することもあったが、最近は日米の議員交流に力を入れている。それだけに日系米国人のホンダ議員が決議案の旗振り役になっていることを「憂慮していた」(日米関係筋)という。

 決議案は日本政府に対し、「若い女性たちを性的奴隷にしたことを公式に認め、歴史的責任を受け入れるべきだ」として首相による公式謝罪を求めている。

(産経新聞 2007/04/01 06:00)

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>・・・を通じ、日本は反省の念を十分に表しているとの認識を示した。

慰安婦問題についても、財団法人「女性のためのアジア平和国民基金(アジア女性基金)」を通じて「金銭的な償い」をしたと記している

この部分だけでイノウエ議員が「慰安婦問題」の本質をどれだけ理解しているかは、この部分を読んだだけでは良く分らないが、

少なくともホンダ議員と同じ民主党議員でありながら、

中国の言いなりで日米分断を図るホンダ議員とは日米同盟に対する考えが根本的に違う事は次のコメントで分る。

>「サンフランシスコ平和条約以来、日本は米国にとって強固な同盟国であり貿易相手となっている

 

 


「若い女性たちを性的奴隷にしたことを公式に認め、歴史的責任を受け入れるべきだ」として首相による公式謝罪・・

どう考えても「謝罪決議案」は廃案にしてもらわなければならない。

例え何の強制力も無いとは言っても。

 

 

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