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琉球新報批判の連投である。
昨日朝のエントリーで、愚かな親のことを書くと予告した。
女子高生である自分の娘が、新聞投稿で米国留学をひけらかして「敵」を批判しているときは黙認しておいて、状況が不利になると一変、公開質問などとマスコミを扇動する愚かな父親のことである。
この父親が主張する「プライバシーの公開」で娘が傷ついたとしたら公開質問などとマスコミで騒ぎ出した父親の行動こそ娘の傷ついた心に土足で踏み込む行動ではないのか。
ところが、マスコミが横並びで「田中失言」を批判している中で、田原総一郎氏による琉球新報批判を見つけたので、「愚かな父親」については次に譲るとして、昨日は田原氏の琉球新報批判を紹介した。
ついでにググッていたら佐藤優氏の興味深いコラムを見つけたので、再度の予定変更で佐藤優氏の「田中失言」論を紹介する。
その前に確認しておきたいことは、当日記は琉球新報の第一報の翌日から終始一貫、琉球新報の報道をを暴走だとして批判してきたことである。
八重山教科書問題が完全決着するまでは、教科書問題を書き続ける予定でいるが、「田中失言」については僅かな期間に、5件もエントリーしているのには我ながら驚かされた。
それがこれ。
琉球新報の狂行!時事通信の良識、オフレコ取材、記者には道義的責任
自殺未遂!名護市辺野古区長が、琉球新報の実名糾弾で
琉球新報の人権感覚、
万犬虚に吠えた集団リンチ
ドライに語ろう沖縄問題
田原総一郎の琉球新報批判!
佐藤優といえば、沖縄紙で発言するときは地元に迎合する左翼発言をし、沖縄の講演会などでは聴衆はほとんどが左翼で、「佐藤優講演会=左翼集会」の様相を呈するが、東京に戻ると「右翼」に戻るというカメレオン的論説で知られている。
琉球独立を扇動しながら、自分は賛成ではないと平気で述べる佐藤氏のことを、極左作家の目取真俊氏は「狢のような男」と批判しているのは、いつもピント外れのヒガミ論評で知られる目取真氏にしては至言といえるだろう。
佐藤優氏は琉球新報にも毎週土曜日掲載の「コラム」を連載しているくらいだから、沖縄紙に迎合する論調は読まなくとも推して知るべしである。
佐藤氏は、今回の「田中失言」に関する沖縄2紙の「識者の見解」でも、琉球新報の「英断」を評価し、「田中失言」をお決まりの「沖縄差別発言」云々で断罪し、「万犬虚に吠える」を地でいく有様であった。
沖縄タイムスと琉球新報の地元2紙に掲載された佐藤氏の「迎合評論」は引用してあるが、それは後のお楽しみにして、取りあえず次のコラムを読んでいただきたい。
【佐藤優の眼光紙背】田中聡前沖縄防衛局長は報道被害者なのだろうか?
佐藤優の眼光紙背:第123回
筆者は外務官僚の頃、オフレコ懇談を何度も行ったことがある。オフレコ懇談は、一杯引っかけて行う放談会ではない。報道されないという前提で、外交交渉や情勢分析に関する踏み込んだ情報を提供し、政府の政策を円滑に進める環境を整備するための公務だ。マスメディアの仕事は、国民の知る権利に奉仕することだ。オフレコを破り報道することで毀損される情報源並びに情報源が所属する組織との関係悪化と報道する価値を比較考量し、後者の方が圧倒的に重ければ、報道することがマスメディアの職業的良心である。それだから、官僚にとってオフレコは真剣勝負の場だ。万一、記者がオフレコを破って報道することになった場合、どのようなことになるかを常に頭の片隅に置きながらオフレコ懇談を行う。オフレコ懇談でもさまざまな形態がある。現在、問題になっている11月28日夜、那覇で田中聡前沖縄防衛局長が行ったオフレコ懇談は、約10社が参加する定期的に行われているものだ。この種の懇談は、冒頭で官僚が「完オフ(完全オフレコ)です」と宣言したとしても、参加した記者がメモを作成し、会社に報告する。業界常識では縛りの緩いオフレコ懇談だ。この種のオフレコ懇談メモが政治家や週刊誌記者に流出することもよくある。内容が非公式に政治家に伝わることを織り込んで、官僚はオフレコ懇談を行うというのが業界常識だ。オフレコ懇談は、官僚によるマスメディアに対するサービスではない。政府の政策を円滑に進めるために行う業務の一環としてオフレコ懇談は行われるのだ。繰り返すが、オフレコ懇談は「何でも話していい」という仲間内の私的な飲み会ではなく、官僚にとっても記者にとっても仕事の場だ。この緊張感が欠けている官僚にオフレコ懇談を行う資格はない。
さて、11月28日夜、那覇で行われたオフレコ懇談の席上、田中聡沖縄防衛局長(当時)が米海兵隊普天間飛行場移設先の環境影響評価書の提出時期を明らかにしないことに関し、「これから犯す前に、犯しますよと言いますか」という発言をしたことを、翌29日の琉球新報が報じたため、大問題になった。同日、田中氏は東京の防衛省に呼び寄せられ、事情聴取を受けた。その結果を踏まえ、一川保夫防衛相は、田中氏を沖縄防衛局長から更迭し、防衛大臣官房付にした。防衛省はこの日、田中氏から聴取した結果について発表した。
田中聡沖縄防衛局長の不適切発言を巡る、防衛省の聴取結果は以下の通り。 居酒屋での記者との懇談において、評価書の準備状況、提出時期等が話題になり、私から、「『やる』前に『やる』とか、いつ頃『やる』とかということは言えない」「いきなり『やる』というのは乱暴だし、丁寧にやっていく必要がある。乱暴にすれば、男女関係で言えば、犯罪になりますから」といった趣旨の発言をした記憶がある。 自分としては、ここで言った「やる」とは評価書を提出することを言ったつもりであり、少なくとも、「犯す」というような言葉を使った記憶はない。 しかしながら、今にして思えば、そのように解釈されかねない状況・雰囲気だったと思う。 私としては、女性を冒とくする考えは全く持ち合わせていないが、今回の件で女性や沖縄の方を傷つけ、不愉快な思いをさせたことを誠に申し訳なく思い、おわび申し上げたい。(2011年11月29日読売新聞電子版)
この防衛省が発表した内容が事実だとするならば、田中氏は報道被害を受けていることになる。なぜなら、田中氏は、「『犯す』というような言葉を使った記憶はない」と明確に述べているからだ。田中氏は、国家公務員試験に合格して防衛官僚になった。この試験は記憶力がよくなければ合格しない。筆者も元官僚だった。前日の懇談の内容を覚えていないほど記憶力の弱い官僚がいるとは思えない。田中氏は「犯す」という言葉は使っていないと弁解しているのだ。
ここで田中氏が「犯す」という言葉を使っていないということが事実とする。それならば、11月29日付琉球新報が<沖縄防衛局の田中聡局長は28日夜、報道陣との非公式の懇談会の席で、米軍普天間飛行場代替施設建設の環境影響評価(アセスメント)の「評価書」の年内提出について、一川保夫防衛相が「年内に提出できる準備をしている」との表現にとどめ、年内提出実施の明言を避けていることはなぜか、と問われたことに対し「これから犯しますよと言いますか」と述べ、年内提出の方針はあるものの、沖縄側の感情に配慮しているとの考えを示した。>と報じたのは、深刻な誤報である。使ってもいない「犯す」という言葉を言ったというねつ造記事で、田中氏の人権が傷つけられたことになる。田中氏と防衛省は、琉球新報に対して、「『犯す』という言葉は使っていない。報道は誤りなので、撤回、謝罪と再発防止措置を要求する」と厳しく申し入れるべきだ。もっともこの懇談に記者が同席した読売新聞、日本経済新聞、時事通信も田中氏が「犯す」という言葉を言ったと報じている。このことをどう考えればよいのだろうか。
仮に、田中氏が「犯す」という言葉を用いたにもかかわらず、「『犯す』というような言葉を使った記憶はない」という虚偽の報告をし、それを防衛省が首相官邸に報告し、国民に発表したとするならば、これはこれまでと位相を異にする深刻なスキャンダルだ。
田中氏の「ここで言った『やる』とは評価書を提出することを言ったつもりであり」、「女性を冒とくする考えは全く持ち合わせていない」という認識が真実であると防衛省が認定したならば、田中氏を懲戒処分してはならない。間違えた受け止めをするマスメディアの方が悪いので、田中氏は報道被害者になるからだ。
12月9日に参議院で野党は一川防衛相に対する問責決議を提出するという。ただし、その前にやらなくてはならないことがある。いったい田中氏が11月28日に公務として行ったオフレコ懇談の席で、どのような発言を行ったかという事実関係の確定だ。防衛省の聴取結果に記された内容が真実なのか。真実とすれば田中氏は報道被害者ということになるが、その点について防衛省がどう考えるかを明らかにするべきだ。いずれにせよ、首相官邸、一川防衛相らには、政治主導で真相を究明に、国民に発表する義務がある。責任追及は、事実関係が解明された後で行うのが筋だ。(2011年12月6日脱稿)
☆
佐藤優氏の発言を沖縄紙で既に読んだ読者なら、執筆者が違うのではないかと思うほどの違和感を感じるだろう。
筆者はこれまで、何度もこの佐藤氏の沖縄評論のいい加減さを批判してきた。
だが、一週間も経たない内にここまで真逆のことを平気で書く恥知らずとは知らなかった。
人間誰しも間違いはある。
ただ間違いを正すときは、間違っていた前の自論について触れそれを正してから、自論を展開するのが恥を知る人間の行うことだ。
佐藤氏は一週間前に沖縄2紙に発表した自論とは全く逆のことをネットでは発表しているのだ。
沖縄県民はネット情報を読まないとでも思っているのだろうか。
こんなに沖縄2紙の読者を愚弄した話しはない。
で、 お待ちかね沖縄タイムスと琉球新報に掲載された佐藤優氏の「カメレオン論議」を紹介しよう。
■沖縄タイムス
「沖縄通」という病理 佐藤優・元外務省主任分析官
11月29日に更迭された田中聡沖縄防衛局長の暴言の根は深い。この背景を究明するためには、更迭の原因となった「犯す前に犯しますと言いますか」という発言以外に同月28日夜の懇談会で田中氏が述べた事柄にも目を向けなくてはならない。
1995年の米兵暴行事件で当時のリチャード・マッキー米太平洋軍司令官の「犯行に使用した車を借りる金があれば女を買えた」との発言について、田中氏は「その通りだと思う」と答えた。また田中氏は、「(400年前に)薩摩に侵攻されたときは(琉球に)軍隊がいなかったから攻められた。基地のない平和な島はあり得ない」との認識を示した。
これらの暴言を田中氏の個人的資質に還元してはならない。防衛省という組織に沖縄に対する差別意識が構造として染みついていると見るべきだ。
田中氏は若いころに防衛施設局職員として沖縄で働いたことがある。沖縄における米軍の性犯罪についても熟知している。それなのに「犯す」という言葉をどうして用いたのだろうか。それは田中氏が被害者側になることは絶対ないという認識を無意識のうちに持っているからだ。
また琉球・沖縄史に関しても、田中氏は一定の知識を持っている。しかし、その知識は沖縄に対する理解にはつながらず、沖縄の米軍基地過重負担の正当化にその知識を用いる。
戦前、戦中の日本軍に「支那通」と呼ばれる人々がいた。中国語を巧みに操り、中国の歴史や政治情勢に関する知識もある。この人々は中国を植民地支配の対象とみなし傀儡政権樹立やアヘン販売などの謀略活動に従事した。「支那通」は日本軍の利益に反する中国人を躊躇なく暗殺した。
田中氏の沖縄に対する視座は旧陸軍の「支那通」に通じる。県民を同朋と考えるならば、オフレコ懇談でこのような暴言を吐くことはできないはずだ。田中氏のように沖縄を支配の対象と見なす「沖縄通」という病理を抱えた防衛官僚が何人いても、東京の中央政府と沖縄の関係は改善しない。
「沖縄通」の論理は、防衛事務次官を務めた守屋武昌氏の回想録『「普天間」交渉秘録』(新潮社)に端的に示されている。守屋氏は、「協力するから国も譲ってほしいというのは、沖縄の常套の戦法です。これまで何度政府はこれに引っ張られてきたか。国の担当者は2年ごとに代わるので沖縄のこの手法に気がつかないのです。妥協すればこれで終わらなくなる。次から次へと後退を余儀なくされます」と主張する。沖縄に妥協せず辺野古移設を強行すべきとの信念を守屋氏は持っていた。
「沖縄通」の守屋氏は収賄罪で2年6カ月の懲役が確定し社会から隔離されているが、構造的差別のイデオロギーである守屋主義は田中氏をはじめとする防衛省の「沖縄通」に継承されている。
田中暴言事件を契機に防衛省が取り組まなくてはならないのは、組織に染みついた沖縄に対する差別意識を脱構築することだ。
(沖縄タイムス12/1、「連鎖する差別・田中発言の裏側 -1-」より)
■琉球新報
琉球新報 2011年11月30日
構造的差別の表れ/佐藤優氏
とんでもない発言だ。偶発的ではなく、県民への構造的差別の氷山の一角にすぎない。オフレコであるからこそより問題で、これは本音だ。田中聡沖縄防衛局長の暴言には力で(県民を)押さえ付けるという防衛省の構造的差別が表れている。守屋武昌元防衛事務次官による構造的差別のイデオロギーは省内に残り、その発想で沖縄と対峙(たいじ)するから何もうまくいかない。
防衛官僚に沖縄の歴史を学ばせるなど再発防止策を取るべきだ。基地の過重負担について県民の視点から勉強させなければならない。官邸の対応が早いのは官邸内に沖縄のことを本気で考えている人もいるということで評価していい。
防衛省が年内に環境影響評価書を県に提出するのは無理だ。沖縄と東京の官僚、国会議員の間に不信がある。アセス以前の問題だ。辺野古移設という実現不能で、不毛で、非常に差別的な計画にどう歯止めをかけるのかが課題だ。
今回の発言はオフレコの場だったとしても公共性、公益性があるという判断で報道された。オフレコという約束事と国民、県民の知る権利をてんびんに掛け、知る権利を重視した結果の報道だ。(作家・元外務省主任分析官)
☆
読み比べて、到底同じ人物が一週間も間を置かずに書いた文章だとは信じられないだろう。
佐藤氏の正体はカメレオンか狢かはさておいて、田原総一郎氏、佐藤優氏という新旧の「マスコミ迎合評論家」が沖縄という腫れ物の代表的新聞を真っ向から批判したことが筆者の興味を引くのである。
琉球新報は係争中の「パンドラの箱掲載拒否訴訟」の例でも明白の通り、たとえ自社紙に連載中の記事でも、自社の意見と異なっら場合は臆面もなく掲載拒否をして言論封殺をする恥知らずな新聞である。
佐藤優氏も琉球新報に連載記事を書いているが、上原正稔さんと同じように連載記事を掲載拒否されるのだろうか。
いやいや、佐藤優氏ほどの知名度のある人物を言論封殺したら全国に知れ渡り、物笑いになるのは必定なので、琉球新報がそんな愚かなことをするはずはない。
お得意の黙殺でやり過ごすだろう。
それに佐藤優氏は「言論封殺魔」の異名を持つ人物なので、「言論封殺魔」が言論封殺されたらシャレにもならないだろう。
佐藤氏の琉球新報批判に加えて、さらに興味深いのは沖縄に関しては常に沖縄2紙を暖かく支援してきたあの朝日新聞の那覇総局長が、12月3日朝日新聞朝刊に掲載したコラムである。
まずこのコラムを引用しておく。
〈 朝日新聞朝刊〈記者有論〉防衛局長発言 問題なのは言葉だけか
■谷津憲郎(那覇総局長)
あの夜、1時間ほど遅れて居酒屋につくと、目当ての人は奥のテーブルでにぎやかにグラスを交わしていた。田中聡・沖縄防衛局長(当時)と、それを囲む報道各社。男ばかりが約10人。3千円の会費を払い、私は隣のテーブルで報道室長と話し始めた。
犯す前にこれから犯すと言いますか---。沖縄県名護市辺野古への米軍普天間飛行場の移設に向けた環境影響評価(アセスメント)の評価書の提出について、田中局長がそういう発言をしたのは、この店でのことだった。「率直な意見交換を」と局長の発案で開かれた懇談会。「評価書の提出は12月のいつごろ?」「越年する可能性は?」。公式の会見ではおざなりな答えしか返ってこない。質問を重ねる中だった。
なんとも間抜けだが、私は例の発言を聞いていない。では、もし聞いていたら記事にしたか。参加したのが自分ではなく同僚で、そう報告を受けたら「書け」と指示したか。いまこう書くのは大変気が重いが、たぶん記事にしなかったのではないかと告白せざるを得ない。酒の席で基地問題を男女関係に例え、政府が意のままに出来るかのように表現するケースは、防衛局に限らず、時々聞いたことがあるからだ。
1995年の少女暴行事件に限らず、沖縄では戦後、米軍による性暴力の被害を数々受けてきた。発言が不適切だという指摘は、その通りだ。だが、根っこにある問題も見過ごしてはいけないと思う。
国は辺野古で、まさに発言通りの行為をやろうとしてきた。県内移設を拒む沖縄県民の意思に反し、「理解を得て」と言いながら是非を許さず、金を出すからとなだめ、最後は力ずくで計画を進める。下劣な例えだが、もっと下劣なのは現実の方だ。
私にとって不快なのは、発言した田中局長よりも、発言の後でも評価書の年内提出を言いのける野田政権の方だ。「事実だったら言語道断」「心よりおわび申し上げる」とトップが言いながら、1日の審議官級協議で米国に約束履行を表明する外務・防衛省の方だ。私に言わせれば、彼らは酔ってもいないのに「それでも犯し続ける」と言っているのに等しい。
騒ぎの末に政府が謝ったのは、自分たちの行為ではなく、言葉の使い方だけだ。本質は変わっていない。本当に沖縄を愚弄(ぐろう)しているのは誰か。本土に目を向けてほしいのは、むしろそちらの方だ。 〉(12月3日、朝日新聞デジタル)
朝日新聞那覇支局長の谷津氏は、批判する相手は田中氏ではなく野田政権だとかクドクド弁解しているが、自分だったら「記事にしなかった」と、暗に琉球新報の暴走を批判した形になっている。
何時もは地元2紙に迎合した」(佐野眞一氏の言う)「大文字言葉」でしか記事を書かないあの朝日の那覇支局長が、本音では琉球新報を批判していることに大きな意味がある。
マスコミも政府も「腫れ物・沖縄」に関しては一切本音が言えない状況になっているのに・・・。
マスコミ各紙は、内心では琉球新報の暴走を批判しながらも、紙面では「沖縄差別」などの「沖縄の声」を報じて田中前防衛局長を糾弾せざるを得ないのではないか。
哀れなのは「沖縄」「政府」「マスコミ」の犠牲になっった田中前防衛局長である。
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先ず報道で騒がれている城所望さん御本人が、このような個人ブログに投稿下さった勇気に敬意とともに感謝申し上げます。
当初お嬢様が八重山毎日に投稿したとき、新聞報道は正しいと考える年頃のお嬢様が偏向した地元紙の情報を根拠に、「政治問題」に関わってくることの危うさを感じました。
玉津教育の教育改革に法的瑕疵ははない、という立場の私はお嬢様の投稿内容には同意できず、むしろ竹富町こそお嬢様が批判すべき相手だと考えましたが、正面から反論することは避けて、次のようなコメントを記しました。
http://202.217.72.80/taezaki160925/d/20110906
周囲の左翼教師に洗脳された25年前の読谷高校の女子生徒による日の丸引き下ろし事件を思い出したからです。
玉津氏が質問に対し「ノーコメント」を繰り返しているとのことですが、琉球新報、沖縄タイムス、八重山毎日の偏った報道を見る限り、私でも「ノーコメント」と言うでしょう。 これらの地元紙は都合の悪い部分は報道せずに、事実でないこと(例えば玉津氏が「教科書は見ないでよい」と言った)は誇大に報道して、間違いとわかっても訂正もしないからです。
玉津氏も早い時期には説明会にも積極的に参加して説明責任を果たそうとしていたが、そのような場合欠席するのは「反対派」でした。
例えばベタ記事でしたがこんなこともありました。
≪■沖縄タイムス記事
市民目線の採択を要望
八重山JC
【八重山】八重山地区の教科書選定問題で、八重山青年会議所(JC)は20日、教科用図書八重山地区協議会の玉津博克会長・石垣市教育長らを招き、市内で教育問題についての座談会を開いた。JC側は「採択に向けた一連の動きや論議が市民の目線からかけ離れ、子どもや保護者の存在が置き去りにされていないか」などと協議会や報道のあり方に疑問を示し、「市民からわかる仕組みで採択して欲しい」と要望を示した。 座談会では、教員ら調査員による推薦の「順位付け」廃止や委員構成の入れ替えの理由、経緯について玉津会長が説明。JCによると、歴代市教育長も招いたが参加はなかった。 黒島栄作同JC理事長は「親や子にしてみれば社会一般で通じるような共通の知識を得られる教育をメーンに考える。多くの報道があるが、市民目線では何がどうなっているか分からない。中立の立場で意見を交換し、市民に知ってもらいかった」と語った。≫
☆
「反対派」は冷静な議論の場では欠席し、徒党を組んだ罵声が飛び交う場面に限って、「説明責任」を要求し、そこで何か説明すると歪曲報道される・・・これが地元3紙の報道姿勢なら、「ノーコメント」もやむ得ないでしょう。
情報公開を求めていますが、既に公開された「9・8全教委協」の協議の詳細を八重山日報以外の3紙が報道しないのはおかしいと思いませんか。
さらに11月27日、県教委で行われた4教育長の「意見交換」についても協議の詳細は八重山日報以外の3紙が報道しないのをおかしいと思いませんか。
報道すると県教委の違法な主張が県民の目に晒されるからです。
お嬢さんはこのように地元3紙の偏向した報道を根拠に「敵」(玉津氏)の教育改革は民主主義的手法では行われてはいない、と断じているのですよ。
個人攻撃ではないと言っても、結果的には玉津氏が民主的手法を踏みにじったと批判していることになるではないですか。
なお「愚かな親」と書いたのは私自身娘を持つ親の身として、子どものこととなると「親ばか」になりがちな自分を含めての世間の親を意識して書いたつもりですが、この言葉が気に触るようでしたら、お詫びして撤回いたします。
人それぞれ、様々な考えがあるのですから、ルールに乗っての発言であれば「言論の自由」として認められるべきだと認識しています。ただし、その発言が誤りであるならば、謝罪・訂正するべきで、自分の発言に対する「説明責任」を果たすべきだと思います。
私は、好んで記者会見・公開質問状をしたわけではありません。娘も受験を控えた大事な時です。雑音は聞かせたくはありません。私は、話し合って、誤りを認め訂正していただくことを願って玉津教育長に何度も何度もお願いしましたが「ノーコメント」「私の口からは言えない」の一点張りでした。約10枚に及ぶ手紙に対する、玉津教育長の回答はわずか4行の誠意のないものでした。それで納得できるわけはなく、面談を求めると今度は面談を拒否されました。高橋教授からは2度手紙で返事をいただきましたが、やはり、回答を避けられており、3通目の心を込めた手紙には返事すらいただけませんでした。 狼魔人様、教えて下さい。①間違った事実を紙媒体で報じられた ②その事実に対する説明を求め、面談し、手紙を出したが回答が得られなかった。③さらに話し合いを求めたが面談を拒否された ④間違った情報の情報源が不明で今後も誤情報を流し続けられるリスクがある。 このような状況で、私は、記者会見・公開質問することにより世間に誤情報であったことを伝え、誤解を払拭する方法以外に思いつきませんでした。そのほかにどのような選択があるのでしょうか?
狼魔人様も娘さんがいらっしゃるとのことで私の気持ちを察していただければ嬉しいのですが、娘に関して誤った情報(特に「学校に迷惑をかけた」「渡米費用に苦心惨憺していただいた」)をされ親として黙っていられなかったのです。それは「愚かな親」なのでしょうか?
「賢い親」ならどのようにされるのでしょうか?
玉津氏も高橋氏もあなたの娘がうんぬんとは言ってないんじゃないんですか?
これでどう名誉毀損が成立するんですか?
あなたの娘が受験を前にどれくらい心を痛めてるのかは存じ上げませんが、勘違いされておられるから玉津氏はコメントしないんじゃないですか?
心を痛めてるのが真実だとして裁判沙汰まで起こし、メディアにまで取り上げられたらますます心を痛めるんじゃないですか?
私には様々な疑問が城所望様にございますが、心どころか琉球新報に言論封殺された上原正稔様や琉球新報・沖縄タイムスの押し紙に経営を圧迫され訴訟をされておられる販売店の店主様、正式に公開されていなかった8.23の採択協議会が何故かメディアに漏れ、これは石垣市の公務員の犯罪の可能性が非常に高いことから有志の石垣市議が守秘義務違反で告発するように要請したことなどを全く報じないQABが何故城所望様の個人間の訴訟を報じたのか全然わかりません。
何か特殊なコネがあるなら教えていただけませんでしょうか、当狼魔人日記に集う読者の方々は国民の知る権利を侵害されて大変困っております。
私は公開質問をいたしましたが、訴訟を起こしているわけではありませんし、司法の場以外で、真実を明らかにしていただくことを願っているということをお伝えします。
「不法行為としての名誉毀損」は、「人が、品性、徳行、名声、信用その他の人格的価値について社会から受ける客観的評価(社会的評価)を低下させる行為」を指します。 全額自費で留学したのに「玉津氏が渡米費用などで苦心惨憺した」と高橋氏が書かれたり、何も世話をされていないのに「いろいろ世話をした」と玉津氏が発言されることにより、「玉津氏に留学費用を工面したもらった」と世間で誤解されているということは、私たちの客観的評価を低下させる精神的に苦痛を与える行為です。また、高橋氏等に「留学先を変えることは学校として非常に困る」という間違った情報(一切迷惑をかけていないと確認済み)を流されるのも、客観的評価を下げる名誉棄損に当たる行為だと考えています。「勘違いされておられるから玉津氏はコメントしないんじゃないですか?」という考えは的外れでしょう。「いろいろ世話をした具体例を挙げてください」「守秘義務違反になるのではないですか?」などの質問に対して「ノーコメント」と答えるのは、「勘違い」では説明ができないことです。 今回の報道に対してコネなどは使っていません。記者クラブに連絡しただけです。 さて、今回、○○○様の質問にお答えしましたが、私は、匿名で人を批判したり指名質問するのはフェアではないと考えます。匿名ですと、自分の発言に責任を持つことができないからです。ですから、今後、質問を指名されても、匿名の方にはお答えしかねます。堂々と名前を名乗って質問していただきたいと思います。
狼魔人様が、終始一貫教科書採択問題を議論しているのに対し、城所様は娘さんのプライベートのこと、つまり留学に際し玉津氏には一切お世話になっていないのに、迷惑を掛けたように言われることが心外だと仰っています。
論点が違うのでこれ以上の議論は無駄だと思います。
これはあくまで私個人の感想です。
議論する土俵が違います。
おっしゃる通りかと思います。
私は、高橋氏とも玉津氏とも一度も教科書採択問題の議論はしておりません。 誤った報道をされたことを訂正して欲しい。誤った情報を流した情報源を明らかにし謝罪してほしい。これ以上誤情報を流さないでほしいという願いを持って質問を繰り返してきました。 それに対し、誠実な回答がなされず、面談を拒否される言動に困惑し、公開質問に踏み切ったということです。教科書採択問題とは切り離した議論だと認識ていただきたいと思います。確かに議論する土俵が違うのかもしれません。
訴訟うんぬんの件は事実関係をよく確認せず書き込みしなかったことについては謹んでお詫び申し上げます。
ではなおさら何故QABが報道したのかわかりませんね、一般論として訴訟という形がないと社会問題として扱われないのではないでしょうか。
匿名うんぬんの件ですが、そもそもこちらは個人のブログをお借りしてつたない意見を書かせてもらっている立場の身分ですし、名乗るほどでもない戯言を書いているのは城所望様にご指摘されなくても充分わかっております、名前を売るつもりもありませんし。(城所望様が売名行為をしているなどとは露程も思っておりません、誤解なきよう)
と、言えば聞こえはいいですが、八重山日報の報道でも明らかなように「教科書を見なくても見たと言えばいい」とは玉津氏は一言も言っておられないどころか東京書籍版を推す委員が教科書全部なんて読めないと子供のようにダダをこねているのを玉津氏が説得すると正式公開された協議会の議事録で明らかになっているにも関わらず、議事録の公開をあれだけ求めていたQABをはじめとする沖縄マスメディアでは全く報じておられない現実を鑑みると情けない話ですが、実名で出る勇気は私にはありません。その点城所望様は訴訟もしないのにQABに報じてもらい大変羨ましい限りです。
城所様は、教科書問題とは関係ないと仰いますが、正論では勝てない左翼勢力がこの問題を教科書問題に絡めて、玉津氏非難の材料にするんでしょうね。すでに一部の左翼系ブログでは取り上げています。
オトシタレさんのブログにも抗議されておられたようですね。
タイトルとURLだけ貼っておきますので興味がありましたら読んで見るのもいいかもしれません。
「12月議会の前にトラブル作れ!」 「ハイ(^∀^)」
http://blog.livedoor.jp/otositare/archives/4953475.html